オレだ。
英語多読を教えている受講生さんから、
「勉強を継続するためのモチベーションアップを教えて下さい」
と言われることがある。
その気持ちはわかる。
やる気を維持したまま、ゴールまで突っ走りたいと思うよな?
けど、個人的に英語は「やる気」ではなく
「必要性」を作ってもらいたいと思っているんだ。
時間が経つとやる気はきれいに消えてなくなるけど、
必要性を作れれば、やる気に関係なく継続せざるを得ない。
必要だからゴリ押しで努力を続けることができて、英語力も伸びるって話なんだ。
グダグダめんどい前置きなしで、ズバリ結論を言う。
↓
英語の勉強は「やる気」ではなく「必要性」で取り組めば成功する。
・英語を使う勤務先へいく
・クラウドで英語の仕事をする
・海外投資をするこの3つは、純ジャパが日本国内で英語の必要性を作ることができる手段。
「最強の必要性」とは、お金を稼ぐに直結させること。これで二度と挫折しない。
— 黒坂 岳央@英語多読講師・経営者・作家 (@takeokurosaka) May 5, 2021
オレは英語を多読することで、独学で英語力を身に着けた。
TOEIC985点、英検1級を取得。
米国の大学に会計学専攻で留学し、複数の外資系企業で英語を使って働いていた。
今も英語教育ビジネス、英語ビジネスジャーナリストという仕事をしている。
オレは外資系企業で働いたり、海外の企業で
クラウドソーシングの仕事をこなし、海外投資をしてきた。
テキトーにググって出てきた情報の寄せ集めではなく、
自分自身の体験談も交えてガッツリ解説するぜ。
目次
英語を使う勤務先へいく
「英語を使う」で一番いいのは、
英語を使う勤務先へいくことなんだ。
オレがこう言うと、秒速で次のような反応を見せる人がいる。
「せやかて、その環境にいくための英語力が足りないんですやんw」
まあ分かる。そう思うよな?
高い英語力を求める企業ばかりを見てしまうと、確かにそう考えるのも無理はないだろう。
「まず高い英語力を身につける→英語を使う職場へいく」
というのが多くの人が考えるセオリーだ。
これに対してオレは違う提案をしたい。つまり、
「最低限読み書きレベルを整える→英語を使う職場へいく→お金をもらいながら英語を磨く」
これだ。これでいこう。
世の中には色んな会社があることを忘れないでくれ。
人材募集をする会社の中には
「とりあえず、最低限読み書きできたらウチで働いてくれ」
「TOEICとか英検は持っていなくていい」
「業界未経験でもおk。とりま、働きながら伸ばしてくれればいい」
ってマザーテレサ並に寛大な愛情を持った会社も少なくないんだ。
オレが一方的に話をしても信じてもらえないと思うので、
実際に求人検索サイトを見てくれ。そうすれば真実が見えてくる。
ためしにdodaって転職サイトで
「英語力を活かす」
「職種未経験歓迎」
にチェックを入れて検索をしてくれ。
そうすれば、次のような企業求人がワンサカ出てくる。
・【年齢・学歴不問】■英語スキル(英訳・文章作成・簡単な通訳)
・【学歴不問/未経験歓迎】日常レベルの英語力をお持ちの方
こんな感じ。
「実際にどのくらいの英語力が求められるか?」
ってのは会社ごとに違うけど、
概ね英検2級、TOEIC600点以上持っていればエントリーしてもいいと思う。
年齢やポテンシャル次第では、「入社後に頑張って」って会社もある。
さらに正社員じゃなくて、派遣社員ならもっとハードルが低くなる傾向だな。
入社後に働きながら、英語力をブラッシュアップすれば
「お金をもらいながら英語力を高められる」という夢のハッピータイムが楽しめるぜ?
実際、オレが昔働いていた外資系では、
同じフロアに鬼のように英語力の高いスタッフと、
勉強しながら必死に食らいついているスタッフが混在していたよ。
「英語を活かして働く」
っていうと、みんな「エントリー時に高い英語力が必須」って思い込んでいる。
だけど、それは単なるリサーチ不足でイメージに過ぎないんだ。
オレとしては最低限読み書きできたら、
後は入社して伸ばすぞって発想を持ってほしいと思ってる。
クラウドで英語の仕事をする
転職は結構ハードルが高いと感じる人もいるので、
他の選択肢を示しておく。ズバリ、
「クラウドで英語の仕事をする」
ってのもアリだろう。
クラウドで募集されている仕事には、
・翻訳
・通訳
・字幕入れ
・ライター
などがあるんだ。
中には空き時間で取り組めたり、
店舗の料理メニューを翻訳する程度の簡単な仕事もあるぜ。
クラウドで英語の仕事をこなして、経験と実績づくりができれば
その経験や実績が次の仕事を運んできてくれる。
オレのケースで言えば、海外ニュースを日本語で解説する仕事をしているんだけど、
その記事を見たメディア会社から
「よかったらウチでも仕事してくれ」
って声がかかるのは日常茶飯事。
現時点で勤務先がある方は転職するのはハードルが高いって人もいるだろうから、
そんな人は自分にできそうな仕事をクラウドで探すのもアリだろう。
海外投資をする
米国株を買ったり、仮想通貨や海外不動産への投資をすることも、
英語をバリバリ使いまくることにつながる。
オレはこの全部をやっている。
毎日自分が投資している銘柄に影響を受けそうな海外情報を
英語で読みまくっているよw
たとえば、株や仮想通貨は、アメリカの長期金利や
ナスダックやNYダウの指数にダイレクトに影響を受けるんだ。
こうした指数を調べるくらいなら、日本語でも情報が入ってくるだろ?だけど、
「長期金利が上がったことで、自分の投資先の価格がどう影響を受けるのか?」
といった見通しについて「専門家の意見」を調べたいと思っても、
それは日本語ではほとんど情報が手に入らないんだ。
たとえばこの記事を書いている時点で、ビットコインが世界に広がりつつある。
けど、日本国内ではビットコインについて、明るいニュースはほとんど出てこない。
「詐欺」
「電子ゴミ」
「誰も決済に使わない」
「近々、規制されてオワコン化する」
など散々な言われようだよな?
まあこれはビットコインに限らず、昔から日本ではこういう反応は珍しくない。
新しいものには否定的に捉える人は多いから、
日本語だけで新しい情報やテクノロジーを検索しても、
ポジティブな意見は見えづらいって現実がある。
その一方で、海外ではかなりポジティブな姿勢も少なくないんだ
(もちろん、国や人によってはネガティブな見方をする人もいるけど)
Bitcoin is coming to hundreds of U.S. banks this year, says crypto custody firm NYDIG https://t.co/bwzsRBY8c1
— CNBC (@CNBC) May 5, 2021
▲「今年、ビットコインは数百の米国の銀行で買えるようになる」と米仮想通貨の投資・カストディ企業NYDIGは言った。
日本ではビットコイン否定派は山ほどいるし、ビジネスでの活用例を見つけるのは難しいけど、
海外では国家が法を改正してまで、ビットコインを受け入れようとしていたり、
大企業や大富豪がこぞって買っていたり、かなり違った姿勢なんだ。
もちろん、海外情報を読んで、日本語で意見を出している日本人の専門家もいなくはない。
けど、英語圏の情報の量と質は圧倒的に少ないと言わざるを得ない。
ぶっちゃけ、海外投資をしているガチ勢は
オレを含めて英語原文で情報収集をして、投資判断をしているんだ。
英語のWeb情報は日本語の10倍以上ある。
情報の量が多いということは、
それだけ質も高いことを意味する。
情報力が大きく有利に働く投資の世界では、
否が応でも英語力をゴリゴリ活用せざるを得ないんだ。
そして海外投資といっても、ビビる必要はないw
月1,000円とかから投資できるので、
ビビらず軽い気持ちでやってみるといいよ。
0円と1,000円には大きな違いがある。
少額でも投資をすれば、自分の投資先が
気になるので損をしたくなくて一生懸命調べる。
結果、英語を使いまくるってことに繋がるんだ。
以上だ。
「英語の必要性=海外に移住して英会話する」
ってのはネットのない昭和時代の発想だとオレは思う。
実際の話、オレは人里離れた熊本県の山奥に住んでいるけど
毎日英語使いまくってマネタイズできてる。
ぶっちゃけ、必要なのは高い英語力より、「英語の必要性を作るぞ」って意欲なんだよな。
参考になれば幸い。
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