オレだ。
「英語を勉強するからには、仕事で使えるようにしたい!」
「英語は自己投資だから、仕事で稼いで投資額を回収したい!」
そう思う人も少なくないはず。
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「英語力を活かして稼ぐ!」と言われても、
必要な英語力ってどのくらい?
具体的にどんな仕事があって、自分にできる?できない?
ぶっちゃけ、どのくらい稼げる?
本業と副業どちらで英語を使えばいい?
てな具合に、マリアナ海溝の深海に潜むサメレベルに
謎と神秘に包まれているんだ。
安心しろ。オレがこの記事で謎のヴェールをすべて剥ぎ取る。
オレからこの記事で伝えたい結論を受け取ってくれ。
↓
稼ぎながら英語力を伸ばせる仕事をまとめると、ざっくり次の通り。
・訪日外国人への接客スタッフ
・英語講師
・翻訳者、通訳者
・英語ビジネスジャーナリスト
・専門スキル ✕ 英語力仕事内容によって想定年収や必要な英語力は異なる。どの仕事も英語の使用経験を貯められるのでオススメ!
— 黒坂 岳央@本業:主夫|趣味:仕事とゲーム (@takeokurosaka) July 21, 2021
オレは英語を多読することで、独学で英語力を身に着けた。
TOEIC985点、英検1級を取得。
米国の大学に会計学専攻で留学し、複数の外資系企業で英語を使って働いていた。
今も英語教育ビジネス、英語ビジネスジャーナリストという仕事をしている。
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英語力を活かして、本業、副業と様々な経験を持ち、
今も現在進行系で英語を使っているので、
他の英語講師ができない話が聞けるはず。
あなたがこの記事を最後まで読むメリットは次の通り。
・英語力を活かしてどのくらい稼げるか分かる。
・具体的に必要な英語力や稼げる収入が分かる。
・英語の仕事内容が一次情報で理解できる。
この辺り。割と有益なんで最後まで読んでくれ。
※今回の記事は「オレがよく知っている英語力を活かせる仕事内容」
だけを取り上げた。
たとえばNASAで宇宙飛行士をする仕事は、
間違いなく英語力を活かせるけど詳細はよく知らんから載せてない。
目次
訪日外国人への接客スタッフ
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初心者英語レベルでも務まる仕事、
それが「訪日外国人への接客スタッフ」なんだ。
・国内ツアーコンダクター
・飲食店やテーマパークスタッフ
(英語力:TOEIC400点・英検3級程度)
(想定年収:300-400万円)
このあたりだ。
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「ええっ!? いきなりこんなハイレベルくさいのが初心者レベル!?」
あなたはそう感じて、「ママー!」と叫んで腰を抜かしそうになったかもしれない。
接客スタッフは、ホンマモンの外国人と英会話コミュニケーションが求められるので、
読んで働く光景を想像するだけで、ガクブルして膝から崩れ落ちた人もいるはず。
確かに外国人との英会話はする。
でもビビるな、安心しろ。
これらの仕事はほぼ決まったフレーズを使う仕事だから、
後ろ二重X跳びほどの難易度はないんだ。
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たとえばテーマパークのスタッフだと、
How many?
(何人ですか?)
Be careful not to hit the person in front of you.
(前方の人にぶつからないよう、注意して下さい)
をを一日で何百回も言うくらいだと、やったことがある人は言ってたなw
また、国内のツアーコンダクターも、
英語の国際会議ほどの
セリフのバリエーションや
臨機応変さは求められないんだ。
観光地の案内をする上での英語のセリフもはじめから決まっている。
即戦力を求められるツアーコンダクターの派遣会社で求める英語力は、
英検2級合格、TOEIC550点と言われている(正社員などはもっと下でもおk)。
こうした仕事は「仕事をしながら、英語力をバコバコ伸ばす」ということは難しいだろう。
けど、外国人に英会話の経験の場数は
ものすごくつくので、英語を話す度胸は間違いなくブチ上がるだろう。
英語講師
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これはオレが絶賛やっている仕事。
英語講師は働きながら英語力を伸ばせる。
けど、英語講師と一口に言っても、教える内容は様々なんだ。
・英会話講師
・TOEIC講師
・英検講師
(英語力:TOEIC700点・英検準1級程度)
(想定年収:300万円~)
こんな感じで、分野によって教える内容は分かれる。
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教える相手がビジネス英語力を求める上級者なのか、
幼児なのかによっても、必要な英語力や想定年収は大きく変わるだろう。
ひたすら中1相手に「This is a pen.」ばかり教える講師だと、
仕事を通じて英語力を伸ばすのはムズいかもな。
ドラクエで序盤のスライムを倒すだけで、
レベル99に上げてメラゾーマ覚えるのはムズいのと同じノリだ。
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ちなみにオレは英会話だけでなく、
英検1級やTOEIC900点オーバーを目指す人や、
外資系転職希望者を教える立場だから、
英語のビジネス使用経験や資格は持ってるぜ。
さらに講師の教えるスタイルとして、
・(本業)中学、高校、大学など学校での講師
・(本業)予備校や英会話スクールでの講師
・(副業)個人運営のリアルの教室で英語スクール講師
・(副業)個人運営のオンラインで英語スクール講師
こんな感じで教え方は千差万別。
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オレは頑張る人を応援するのは好きで、
家から出ずに仕事をしたいという価値観があるんだ。
だからオンラインの英語多読講師をやっている。
英語講師のメリットは、なんといっても
「副業で自宅ででき、差別化しやすい」
ということだな。
オンラインで英語の英検合格を目指す人を応援するなら、
会社から返ってきて生徒さんが作った英作文の添削をしたり、
英語面接のアドバイスをすればいい。
また、自宅でできるから教室を借りて家賃を支払い続けるコストもいらない。
教える講師に人的な魅力があったり、教える流派(黒坂の場合は英語多読)で
他の講師と差別化しやすいから、
学習者の心をつかめばお客さんに困ることはないだろう。
英語講師は相手から直接感謝され、
教えるのが好きな人には天職だろう。
翻訳者、通訳者
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この仕事は昔、オレが会社員時代に経験がある。
この仕事は「英語→日本語」、
もしくは「日本語→英語」に変換して
コミュニケーションの橋渡し役なんだ。
一口に翻訳、通訳と言っても料理店のメニューを翻訳する簡単なものから、
金融や特許、化学などの専門性の高い翻訳もある。
また、通訳も技術者、専門家同士のやり取りを訳す仕事もあるんだ。
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雇用形態や、翻訳や通訳する分野で細かいことは違ってくるけど、
ざっくり次のような条件になるだろう。
翻訳者、通訳者全体
(英語力:TOEIC800点・英検準1級以上)
(想定年収:400万円~600万円)
翻訳や通訳をする上では、純粋な「英語力」というより、
技術的な側面がかなり強くなる。
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「技術職」とはどういうことかというと、翻訳や通訳の仕事をするには
TOEICや英検の勉強をガリガリやるだけでは
実力がアップするわけじゃないってこと(知識だけで勝負するのは、知識ゲー)。
通訳者、翻訳者は
「どれだけたくさん場数を踏んだか?」
ということが重要なんだ。
だからTOEICや英検がものすごく得意な人がいたとしても、
いきなり翻訳や通訳の仕事はできない。
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たとえば格闘ゲームのプロゲーマーは、どれだけ知識があるかでは強くならない。
そうではなく、強い対戦者とのガチクソ対戦プレーの経験値とか、
相手に有利になる強いプレーの型にハマることで決まるんだ。
「ソニックブーム!」
「ソニックブーム!」
たまらず相手がジャンプ…
「サマソッ!」
一言で言えばこういうこと。
翻訳や通訳は技術職、英語力だけでなく短く、伝わりやすい日本語に訳したり、
その逆ができなければ務まらないんだ。
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「翻訳とか通訳面白そう!…けど、今後、AIの機能向上でオワコン化待ったなし」
みたいに金曜ロードショーでターミネーター2を見すぎて不安になっている人が、
日本全国津々浦々に大量発生しているというニュースも取り上げられている。
結論、これについては
脅威論に過剰反応って話なんで、
安心してくれ。オワコン化はしない。
確かに一部の翻訳や通訳業務はAIが代替するけど、専門性の高いものは今後も残る。
占いについていえば、ネットで無料の占いサービスが溢れているけど、
中には占いババにお願いする人もいるよな? それと同じだ。
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翻訳や通訳が完全に消えない理由としては、
ミスが絶対に許されないような専門性の高い業務は、
最後は人の目のチェックが必須だからなんだ。
これはAIのテクノロジーの問題と言うより、日本語と英語の言語構造上の事情。
今後はまずざっとAIで翻訳にかけ、
その上で人の手でチェックをして仕上げる
「post edit」が主流になるとオレは思ってる。
<参考>AIの翻訳、通訳の脅威については、過去記事でWikipediaレベルに詳しく書いた。
↓
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さらに洋書小説などの翻訳については、
その国の文化や歴史などの背景を意識した翻訳が必要。
なので必ず最後は人がやることになるんだ。
<参考>洋書についてはこちらの過去記事でハゲるほど詳細を述べた。
↓
こんな感じで将来性は悪くないと思う。
けど、求められるスキルは確実に底上げされるので、
この業界を目指すなら専門性を
高める努力が確実に必要になる。
AIレベルの横並びになった瞬間、オワコン化待ったなしだからなw
英語ビジネスジャーナリスト
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英語ニュースを読み込んで、
日本語のビジネス記事を書く仕事。
現在進行系でオレがやっているよん。
月に何本記事を書くか?
1記事あたりの原稿料は?
ということによってもばらつきはあるけど、
ざっくり次の規模感だと思ってくれ。
(英語力:TOEIC700点・英検準1級以上)
(想定年収:60万円~240万円)
少ないと思ったかもしれないけど、この仕事の真の価値は原稿料じゃないんだ。
そうじゃなくて、記事を書いたあとの副産物なんだよな。
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▲ビジネス記事を書くと、テレビ出演やらのお声がかかる(テレビ出演料ももらえる)
参考までに、これまでビジネス記事を書いたことで
次のようなチャンスが舞い込んできた。
・テレビ出演(たけしのTVタックル、テレビ東京モーニングサテライト 他)
・ラジオ出演(FM東京、FMヨコハマ 他)
・書籍出版(2021年時点で3冊)
・ビジネス講演依頼(国立研究開発法人、農林水産省、公益社団法人 他)
この他、記事を書いて知名度が高まることで
英語多読のオンラインスクールの
受講生が増えたり、
会社経営しているフルーツギフトの
売上げアップにつながったりした。
<参考>過去にビジネス記事を書いて得られた成果物。
↓
一番活用できるのは、ビジネス雑誌や
ネットニュースメディアへの寄稿。
海外ニュースを引用することで、大量の英文をリーディングすることになる。
また、時には外国人ビジネスマン同士の、英語インタビューを聞いて書くこともある。
必要な英語力は、リーディングと
リスニングを活用することになるな。
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この仕事をするメリットはイチから執筆の企画を立てる必要がなく、
話題になっている海外ニュースを使える点。
「ライターの仕事なんて主婦のお小遣い稼ぎでしょw」
みたいに勘違くんが日本だけでもざっくり3億人くらい大量に湧いている。
![](https://takeokurosaka.com/english/wp-content/uploads/2021/06/a-11.jpg)
確かにライターの仕事は1記事500円のもある。
その一方で1記事55,000円もあるんだ。
その気になれば、ライティングだけで生活できるし、
上で述べた通り原稿料じゃなくて、副産物の方が価値が高い。
検討する価値は大いにあるだろう。
<参考>うわ、この仕事クッソ興味湧いたって人だけでいいから見ておいて。
↓
専門スキル ✕ 英語力
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正直、これが最強だと思う。
オレが全力であなたに推したいのがこの仕事だ。
(英語力:TOEIC700点・英検準1級程度)
(想定年収:500万円~)
IT、会計、法務、マーケティングなど、
特定分野の専門知識を英語で運用するんだ。
職場は外資系企業や、日系グローバル企業、または海外就職という感じだな。
<参考>こちらの過去記事でより詳しく深堀りしたよ。
↓
![](https://takeokurosaka.com/english/wp-content/uploads/2020/07/438723_s-1.jpg)
オレは外資系企業で
米国会計の専門家として働いていた。
米国本社に決算結果の分析をして、英語でレポーティングをしたり、
フロアの半分以上が外国人のいる国際経営企画の部署で働いた経験があるんだ。
<参考>オレがやっていた仕事の詳細はこちら。
↓
https://youtu.be/5_IIyb0kO9w
担当者レベルの年収で言えば、
年収相場の+200万円くらいは余裕。
実際、オレは転職の際に
「会計スキル ✕ 英語力」
で外資系転職で年収200万円アップした。
課長、部長クラスになるともっと多くて、+400万円とかはザラ。
役員は年収1500万とか2000万とかもワラワラいる。
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これの何が素晴らしいかというと、専門スキル ✕ 英語力だと、
専門分野だけの人より、多少スキルが低くても許される点なんだ。
たとえば、労働市場には会計の専門家は三毛猫くらいたくさんいるけど、
けど、英語が使える会計の専門家はイリオモテヤマネコという話になる。
そして英語が使える会計の専門家は、
そうでない専門家より知識や経験が不足気味でも
希少性のメカニズムで採用されやすいし、年収も高くなる。
これがもしも、高い会計スキルを持っていて、
尚且つ英語力も持っている人材となるとヤバい。
ドラクエでたとえるとメラゾーマとベホマも連発できる
「魔法が使える格闘家」みたいな扱いを受ける。
つまり、労働市場を無双できるってこと。
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ざっくりいえば、
会計スキル:レベル10
より
会計スキル:レベル6
+
英語力:レベル6
の人材の方が高待遇になるということ。
オレはまさしく、会計スキルはレベル6しかなかったけど、
英語力があったので高待遇で転職が出来たんだ。
以上だ。
見てもらってざっくり、必要な英語力や期待できる年収の参考になれば幸い。
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