オレだ。今回は全世界で3000万部も売れ、20世紀に最も影響を与えたビジネス書の第1位に輝いた「7つの習慣」について英語学習に関連する部分だけを取り上げて解説する。
「習慣が人生を作る。習慣がクソだと人生もクソになるし、逆に成功する習慣を送れば人生も成功する」なんて言われるよな？「オイオイ、またなんか胡散臭い自己啓発セミナーでありがちな話をするんじゃねえだろうな？」確かにそんな印象を持ったかもしれない。けどそういう巷の怪しい話とは違って、著者のスティーブンコヴィー博士はアメリカ・タイム誌が選ぶ世界で最も影響のあるアメリカ人25人の1人に選ばれている。ハーバードでMBA取得、ブリガムヤング大学で博士号取得している科学者であって、意識高い系（笑）の講演家じゃないんだ。
この本の内容を一言でいうと、「成功に必要な人格者になるための方法論」を教えてくれるんだ。あれ？よく聞く、「成功者の習慣を紹介」とかじゃないの？ぜんぜん違う。巷の怪しげな本は「朝一番にコーヒーにバター入れて飲んだら年収一億円」みたいなアホ丸出しのテイストで書かれているわけだけど、この本はむしろ近年の自己啓発をしっかり否定していて「小手先のテクニックを実践してもカスほど無意味。必要なのは成功者にふさわしい人格を作ること。そうすれば結果は自然についてくる」という主張をされているんだ。つまり、お金持ちのフリして背伸びして高級ブランド時計つけても、ごっそり貯金が減るだけでむしろ貧乏になるけど、お金持ちにふさわしい人格者になれば自然に結果もついてくるってのと同じだ。あれ？胡散臭いと思ったら、意外とめちゃめちゃまともなこといってない？ああ、この本は結構エグい。この本がクソッタレな中身スカスカ本だったら、間違っても38もの言語に翻訳されて世界的ベストセラーにはならんて。
あなたがこの動画を見るメリットは、成功する英語学習者になるためには、小手先のテクニックではなく成功者にふさわしい人格者になることが必要だと骨の髄まで理解できる。なぜそうなのかという理由だけでなく、具体的にどのように人格を作っていくかについてもわかりやすく解説するのでぜひ最後まで見ていってくれ。しっかり理解すれば、あなたは英語学習を途中でへこたれない人格を手に入れられるし、すでに高い英語力を収めている人にも多くの学びがある内容にした。「なるほど、これまであれこれ有益そうな動画を見まくって来た自分が成功できなかったのは、成功にふさわしい人格でなかったからなのか」そう言わせて見せるぜ。
この動画は次の内容でお届けする。
成功に真の必要なことは？
習慣1・主体的であれ
習慣2・終わりから考える
習慣3・最優先事項を優先せよ
習慣4・人間関係はWin-Win
習慣5・理解に徹すればあなたは理解される
習慣6・シナジーを意識せよ
習慣7・刃を研ぎなさい
ではいく。
目次
![](https://takeokurosaka.com/english/wp-content/uploads/2020/03/33.gif")
「私はいつになったら英語ができるようになるの？」
「こんなに頑張っているのに、まだできないなんて…」
そう嘆いているあなたの気持ちはハゲるほど分かる。
オレもそうだった。
あなたを英語ペラペラにするのは、語学留学や英会話スクールではなく、
「英語多読」だ。
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成功に真の必要なことは？
いきなり具体的な習慣について話し出しても「人格で人生変わるとか、キレイゴト＆子供のおままごとセットで草ァｗｗ」みたいな反応になるのは目に見ているので、まずは本書の重要ポイントをコンパクトにまとめて、全572ページの中で一番大事な話をするので集中して聞いてくれ。
コヴィ博士が過去200年分のアメリカ建国書籍の内容を分析したんだ。そうすると、直近の50年間で書かれていたことはモチベーションアップなど、表面的な知識やテクニック、つまりは個性にフォーカスして書かれていたんだ。ところが最初の150年間「誠意・謙虚・忍耐・勤勉」など、人の内面、つまりは人格部分にフォーカスして書かれていた。成功に大事なのは人格主義、つまり近年の結論、この本では「どんな分野でも成功したければインサイド・アウトの考え方を持て」といっているんだ。ここがこの本で最重要だと思う。「オイジジイ！だから難しい言葉を使うんじゃねえよバカ！インサイドアウト？サッカーの話は要らねえんだよ、いつものように早く英語の話しろよゴルァ」いやいやサッカーはインサイドじゃなくてオフサイドでしょｗ 簡単な言葉で言えば「原因や課題は内側から改善すれば外側も変わる。つまり小手先のテクニックではなく、人間の内面である人格を改善することに集中しなさい」といっているんだ。なるほど。英語学習でいえば、ヤマザキ春のパンまつりでもらえる薄いお皿みたいなモチベーションアップ話を追い求めるだけではいつまでも成功できない、と。そうではなく、内面の人格を成功者にふさわしいものに改善する、たとえば強い忍耐力を備えた人格を持つことができれば、もはやしょうもない自己啓発話なんて要らねえという強い人間になれ、外側のモチベーションアップという問題も自然に解決するとそういう話だな。
ここまでの話を聞いて、英語学習をする上で小手先のテクニックはフンコロガシが集めたフンレベルに役に立たないことが分かってもらえたと思う。たとえ表面的なキレイゴトを聞いて、瞬間的に線香花火みたいに燃え上がるモチベーションアップは出来ても、翌日には空気が抜けた風船みたいにやる気ぺしゃんこになってしまえば、到底英語ができるゴールまで走りきれないということだ。次の章からは7つの習慣について具体的に語っていくので、人格を改善するという意識をしながら話を聞いていってくれ。
「私はいつになったら英語ができるようになるの？」
「こんなに頑張っているのに、まだできないなんて…」
そう嘆いているあなたの気持ちはハゲるほど分かる。
オレもそうだった。
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習慣1・主体的であれ
最初にして、最も大事なのが「常に主体的であれ」ということだ。ハッキリと厳しい話をすると、成功しない英語学習者はみんな主体的とは真逆で、受け身の姿勢で思考停止な指示待ちといえる。でもその逆に成功する英語学習者はその全員が間違いなく主体的に取り組んで言る。もうこの第一発目で運命が2つにわかれるんだ。
主体的を別の言葉でいうと、自責思考でその逆が他責思考だ。ぶっちゃけ、世の中の大半が他責思考で生きてる。電車通勤で遅刻したら「駅員が電車の発進を遅らせたから」「雨が降ってきたせいだ」みたいにとりあえず、世の中ありとあらゆる不幸は他人や社会が作り出して、自分は常にその被害者、みたいな幼稚園児以下の甘えた思考だ。でも、冷静に考えるとおかしくないか？だって電車が遅延するのはほとんどが不可抗力で、雨の降る、降らないは自分では一切コントロールできないよな？自分では変えようがないことに愚痴、不満を言うことは時間とエネルギーのムダというだけなく、自分の周囲に集まってくる人間も愚痴不満ばかりいうネガティブな人ばかりになる。何もいいことはない。やめよう。論理的にデメリットしかないことは止めた方がいい。その逆に自責思考の人が電車通勤で遅刻したら、原因はすべて自分のせいだと考え、そして改善しようと思考する。「雨の日は電車が遅れがちだから早めに家を出るようにしよう」「この路線は特に月曜日に遅延が多いから、意識的に早起きしよう」このように行動、習慣を改善してしまうことで二度と電車に遅刻するという嫌な思いをしなくて済む。人生は「自分と未来」しか変えられず、「過去と他人」は変えられない。変えられないことに時間とエネルギーを注ぎ込むのはバカのやることなので、常に変えられることだけにフォーカスする、そういう人格になりましょうという話だ。
英語学習もうまくいかない時に、他責思考の人は「ノウハウが悪い」「テキストが悪い」「教師が悪い」ととにかく人のせいにしがち。でも、同じ教師、同じテキスト、同じノウハウで成功している人がたくさんいるなら、間違っているのはどちら？というのは状況証拠から明らかにできるはず。だから英語の勉強をする上では、たくさんの流派があるけど「自分はこの学習法でやるぞ！」と決めたら、過去の成功者を見よう。そして過去の成功者がたくさんいるなら、人のせいにするのではなく自責思考で取り組もう。うまくいかないことがあれば、「自分”が”本筋の学習ノウハウから外れている可能性がある」とか「自分”が”努力の基準値が低いので改善しないとダメなんじゃないか」と「自分が」を主語にして、知識や技術を疑うようにしよう。間違っても変えようがない語学の才能とか、年齢を疑うのではなく、常に知識、技術の間違いを疑いそして間違いがあれば都度冷静に改善していこう。
そして面白いのは「刺激と反応の間のスペースに注目しろ」というんだ。どういうこと？人間は刺激を受けると反応をするよな？ジューシーな肉汁したたるステーキの映像を見たら、よだれが出てくる。流暢で華麗な英会話を見ると、うっとりかっこいいなあと思う。こういう感じだ。主体的でない人は常に「刺激→反応」と昆虫みたいな人格なので、最短最速！楽して成功！みたいな釣りタイトルとか煽りサムネイルにまんまと誘導されて騙され続ける。その一方で主体的な人格者になれば「刺激→選択→反応」とワンステップを挟むことができるんだ。たとえば「嫌なニュースを見聞きする→1.冷静さを維持する。2.感情的に怒りを見せる。3.それ以上見ないで無視する」みたいに複数の選択肢の中から、自分の意識で適切な回答を選ぶみたいな感じだ。間違っても「嫌なニュースを見聞きする→腹立つので誹謗中傷する→ランボー怒りの名誉毀損請求祭り」みたいにバッタみたいなことはやらない方がいい。
「私はいつになったら英語ができるようになるの？」
「こんなに頑張っているのに、まだできないなんて…」
そう嘆いているあなたの気持ちはハゲるほど分かる。
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習慣2・終わりから考える
次は終わりから考える、という話だ。といっても「お葬式に供える花は百合の花ではなく、菊を頼む」みたいな話じゃない。難しい言葉でいうと、ゴールからの逆算思考をしろということなんだ。
たとえばあなたが人生最大のお買い物、マイホームを建てるとする。夢のマイホームで夢は広がり、甘美なイメージが思い浮かぶだろう。最終形や設計図を持たず、「トイレは男女別に作って、3階建てにして屋上にはお花を植えて」みたいに思いつきを形にしようとすると、迷路みたいな複雑怪奇な家ができあがる上にとんでもない建設コストになる。これは結婚式のプランニングも同じ。思い描いた夢をすべて実現しようとすると、とんでもない費用になるしゲストへの気遣いナッシングのハイパー自己満足なイベントになってしまう。
英語学習も終わりから考えることで、今やるべきことが明確になるんだ。これはつまり、英語で何をやりたいか？という最終目標だ。「転職市場で無双できるよう、キャリアアップ、スキルアップでビジネス英語を身に着けたい」という人と、「大好きな国に永住して一生住みたい」という人とでは勉強のメソッドも、学習の優先順位も、どこまでやり込むかも全然違ってくる。黒坂がいつもいっているのは「英語学習初心者はとにかくビジネス英語の入り口までを目標に頑張れ。具体的には英検準1級合格、TOEIC800点前後を目指せ。ここまでいけば、仕事で英語を使っていく入り口に立てたり、自分の意見を英語で英作文、英会話を実践訓練する土台になる。後は自分が必要な英語力に応じて、英語学習者ではなく日々英語を使う生活をする英語ユーザーになるだけで英語力は雪だるま式に、勉強という感覚抜きで英語力を高めていける」と伝えている（今の話は過去記事参照）。
【40代/50代】英語は10000時間でモノになる｜日本人英語学習者のブレイクスルーやっぱり英語多読は最強だった 著：橋本 大也さん
終わりをミスると最初の初動も間違える。マイホームを建てる上で最初の釘一本打ち込んだ時には最終の設計図はある状態でなければいけない。英語学習も最初にテキストを買う時には、すでに目指すべきゴールが見えているイメージだ。
「私はいつになったら英語ができるようになるの？」
「こんなに頑張っているのに、まだできないなんて…」
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習慣3・最優先事項を優先せよ
次は最優先事項を優先せよという話だ。
多くの人が侵している過ちは「緊急と重要」をごっちゃにしてしまっていることなんだ。たとえば大事な取引先の社長からのクレームが来たとする。「オイ、この間お宅から納品されたプリンター！印刷をかけたら赤色が金色になるぞ！早くなんとかしろよ！明日には100部印刷しないとやべえんだよ！間に合わなかったら責任取れよゴルァ！」ま、赤色が金色になるバグってなかなかないと思うんだけどなｗ これは明らかに緊急かつ重要な案件だよな。だって取引先の社長ブチキレさせたら、今後はもう取引をしてくれなくなってしまって売上がクソ下がるリスクもある。さらに早く対応しないと損失の責任を取らされる可能性もある。だからこういう時は最優先で対応しないといけない。
じゃあこの場合はどうだろうか？違う部署のオッサンが「今夜どう？」とクイッとして飲み会に誘ってきた。緊急性はある。だって誘われているのは今夜だからすぐ返事を出さないといけない。でも重要性はない。別に他部署のオッサンに付き合いが悪いと思われてもあんまりダメージはない。だからこういう時は「先約があるので」とキッパリお断りしてしまう勇気も必要になる。で、一番問題で最も多くの人が失敗しているのが「重要だが緊急ではない事項への対応」なんだ。コレなんだろう？それこそが英語学習なんだ。
英語力はあなたの人生にものすごくでかいインパクトがある。今のあなたにもしも英語力が手に入ったら、人生はむちゃくちゃ変わる、すぐに輝き始める。すごい！重要性は高い！これは今すぐ身につけるしかない！そうなる。だけど問題は英語学習は重要性はあっても、緊急性はないということなんだ。社長からこんなお達しがあった。「諸君、明日から我が社はアメリカのGoogleに吸収され、社内公用語が英語になる。1年以内にTOEIC800点以下の社員は全員クビだ」いや、こういうディープインパクトがあれば話は別だけど、99%そんなことはないよな？ 明日もあさっても、おそらく一年後もあなたは英語ができなくてもとりあえず飯が食えないという状況にはならない可能性は高い。だから常に先送りしてしまうんだ。
英語を制するには、今すぐなくても困らないけど重要というこのミッションに対して、いかに今すぐ手に入れるための行動をするか？という技術が必要になる。今すぐ動く技術についてはこちらが参考になるので良かったら見ておいてくれ。
「私はいつになったら英語ができるようになるの？」
「こんなに頑張っているのに、まだできないなんて…」
そう嘆いているあなたの気持ちはハゲるほど分かる。
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習慣4・人間関係はWin-Win
次は人間関係はWin-Winを目指せという話だ。
英語学習関係ある？と思ったかもしれないけどオオアリだ。転職やクラウドソーシングで英語力をビジネスで活用していくには人間関係は切っても切り離せないし、ほとんどの人がこれができていない。過去に話をしたことがあるけど、世の中は「Win-Lose」の構図ばかりだ。飛び込み営業マンやダイレクトメールは「弊社にはこんな商品、サービスがあります。御社のお力になりましょう」と一見、協力的な顔をしているけど実際には自分の懐に売上を増やしたいという下心以外何もない。クラウドソーシングで仕事を募集すると、「自分のスキルはあなたの募集するその仕事でこんなふうに役に立てます」と相手の立場で考える代わりに「金くれ」の4文字ばかりコピペで送ってくる人が多すぎる。たとえ高い英語力を身に着けることができても、人間関係でWin-Winを目指すことができなければ、仕事にありつくのは間違いなく苦戦する。転職や就職も難易度はナイトメアモードになる。
このYouTubeチャンネルも実はWin-Winの関係で成り立っている。黒坂は時間とコストをかけてできるだけ視聴者にメリットのある動画を制作することで、視聴者はその動画から英語力アップになる情報や技術を受け取ることができる。黒坂側のメリットとしては動画の広告収入や一部の視聴者が黒坂から直接英語を学びたいと思ってスクールに入会してくれる。また自分の意見や主義主張を聞いてくれて、高評価をつけてもらったり、コメントを寄せてくれるのはとても嬉しい楽しい。もしも黒坂が「今日は一時間の動画を出します。映像は制作が楽になるように黒い画像だけを流し続けます。音声はひたすら日本昔ばなしのEDの人間っていいなとアンパンマンマーチを歌うのでぜひ聞いてください。広告料で稼ぎまくりたいので3分ごとに広告が流れます。」こんなWin-Loseにしかならな動画を出し続けたら間違いなく視聴者は誰もいなくなる。
「私はいつになったら英語ができるようになるの？」
「こんなに頑張っているのに、まだできないなんて…」
そう嘆いているあなたの気持ちはハゲるほど分かる。
オレもそうだった。
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「英語多読」だ。
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習慣5・理解に徹すればあなたは理解される
次は「まずはあなたが相手を理解することで相手から理解される」という話だ。「バカかよそんな幼稚園児でも知ってる話をするんじゃねえ」と思ったかもしれない。否、現実問題非常に多くの人はこれが出来ていない。コヴィ博士によると、相手の話を聞く時、うんうんと頷いて聞いているフリはしていても、ほとんどの場合は相手の話はほとんど聞けておらず、次に自分がどんな話をしようかなと右から左に流しているだけだというんだ。わかるわー。「え？今話全然聞いてくれてなかったの？」って思うのはあるあるだよな。そいてコヴィ博士は話を聞くレベルを5つの段階にわけている。
レベル1.話を聞かない
レベル2.聞くフリだけで聞き流す
レベル3.聞きたいことだけ選択して聞く
レベル4.注意深く集中して聞く
レベル5.共感を示しながら傾聴する
結論、この5つの段階があるというんだ。本書でこのことを示す面白いエピソードがあるんだ。聞いてくれ。ある時、こういう相談者が来た。「自分には妻がいるのですが、昔のように愛せません。どうしたらいいでしょうか？」それを聞いてコヴィ博士は「奥さんを愛しなさい」と答えた。「はぁ？いやだから、愛せなくて困ってるんだよ。オレはテメエと一休さんをやりたくて来てるんじゃねえんだよ」と男は怒り出す。するとコヴィ博士はこう答えた「愛というのは、愛する行動の結果なのだよ」と。うおおお、めちゃめちゃ深い話だな。つまり、愛情をそそぐ具体的なアクションを取ることで、奥さんも喜んだり、相手を愛する反応を見せる。それによって二人の間に愛という結果ができるとこういう話だ。これは人間関係何でも言える。あなたが興味を持つ人は、あなたに興味を持ったり気持ちを理解してくれる人、そうじゃないか？あなたが話を聞いてあげたいと思う相手は、あなたの話をいつも真剣に聞いてくれる人だよな？だからこそ、理解しようという姿勢をあなたが持てば、あなたは理解されるということなんだ。「あれ？もしかして英語の話と関係ない？」と思ったかもしれない。いやいや、オオアリなんだ。どうかここからの話も集中して聞いてくれｗ
英語学習では、具体的な英語力云々以前に「学びを得たいと思う相手を理解しよう」という姿勢が重要なんだ。具体例を話そう。黒坂はYouTube動画を通じて英語の学習法を発信しているけど、視聴者と直接コミュニケーションを取った時にこの5つのレベルを実感することがある。たとえば「英語多読はこういうメリットが有るよ。英語4技能全部鍛えられるよ。ただし、反復回数は必要で2-3回見ただけで全部覚えられるような、お気楽で短期間で結果を出す学習法ではないよ。忍耐力、努力が必要だよ」といいことも悪いことも含めて説明しているけど、人によってはメリットの部分しか耳に入っていなくて「1回読んだのに、2回目読む時には内容がぜんぜん頭に残ってないんですけど！」と怒り出す人とか、黒坂が説明しているやり方と全然違う自己流でいきなり走り出す人もいる。その一方で、動画で紹介する勉強法をしっかり聞いて理解し、参考にしたことで独学で英検準1級、1級に合格、TOEIC900点を超えましたと合格証書やスコアの証明書付きで連絡をくれる人もいる。うまくいく人、いかない人の差は生まれつきの知能の差ではなく「相手の話を集中して聞いて、しっかり理解しよう」という姿勢があるかないかなんだ。
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習慣6・シナジーを意識せよ
次はシナジーを意識しようという話だ。おおー！あの眠気覚ましにめちゃめちゃ効くあれ？いやいや、それはモンスターエナジーでしょｗ シナジーだ。シナジーを簡単にいうと、単純な足し算以上の力になるってことだ。1+1=2が普通だけど、1+1=3とか4になるという話。
英語学習でいえば、英語多読がものすごくシナジー効果が期待できる勉強法といえる。英語多読するとリーディング力がアップするだけに留まらない。語彙力、英文法力、リーディング、リスニング、ライティング、スピーキング、表現力、論理的思考その他、ありとあらゆる英語力アップにつながる。多読の潜在的な効果を理解しているからこそ、できるビジネスマンは母国語、外国語関わらずたくさんのテキストを読む習慣を持っているといえる。その逆にまったくシナジー効果がない勉強法もある。たとえば、Apple=りんご、みたいな地獄の無味乾燥な単純暗記を頑張るとか、流れてくる英語の内容をまったく理解できないまま、退屈に耐えて聞き流しリスニングをするとかだ。
過去に何度もいっているけど、英語の勉強は効率よりも効果の方が大事だ。効果がない勉強法を効率的にやっても時間を溝に捨て続けることになる。やるべきは高い効果が期待できる勉強を効率的にやることだ。
「私はいつになったら英語ができるようになるの？」
「こんなに頑張っているのに、まだできないなんて…」
そう嘆いているあなたの気持ちはハゲるほど分かる。
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習慣7・刃を研ぎなさい
最後に刃を研ぎなさいという話だ。といってもミリタリーショップに入ってコンバットナイフを買って、砥石で鋭利にするとかそういう話じゃない。コヴィ博士のいう4つの刃とは「肉体」、「情緒」、「知性」、「精神」だ。このどれか1つでもかけると英語学習では絶対に成功できない。
1つ目の肉体は適度な運動や栄養の高い食事をすることで、健康的で体力のある肉体で勉強しましょうということだ。毎日主食がポテチでおひさまを何年も浴びていなくて、糖尿病と歯周病に苦しんでいるけど、今日も頑張って7時間勉強するぞー！とはならないよな。
2つ目は情緒、勤務先で良質な人間関係を維持している。家族はお互いにリスペクトし、愛情深く一つ屋根の下で暮らしている。こういう状況ではじめて英語の勉強に精を出すことができるだろう。逆に職場の人間関係はぎくしゃく「オイ、あの部署の田中、スキルアップとかいってこっそり英会話スクール通ってるらしいぜ？転職企ててるんじゃね？社長に密告して困らせてやろう」こんな疑心暗鬼の職場ってヘトヘトで勉強どころじゃないよな？まっとうな社会的関係性があってはじめて挑戦できるってこと。
3つ目は知性、簡単にいえば勉強しろってこと。この動画のメインテーマなのでコレ以上は説明不要だなｗ
最後、4つ目は精神、精神が健全でいることではじめて勉強に専念できる。朝起きたらまず痛ましい事件のプロファイリングから一日がスタート、通勤中は18禁グロ動画を見て、帰宅後は悲観的な先行き不安全開の愚痴不満の投稿を読み漁って「あーあ、早く人生終わらねえかな」と自分の人生のリセットボタン探す。こんな精神状態ではまともに英語をやろうなんて思わない。だって、英語の勉強というのは自分の力で人生を大改造して、ひっくり返してやる！というポジティブな思考から生まれる挑戦だから。それを成し遂げるためには、ポジティブな精神状態を作る必要があるってこと。
7つの習慣は自分が会社員の頃に読んで衝撃を受けた一冊だった。衝撃の度合いで言えば「思考は現実化する」と同じレベルかもしれない。冒頭に取り上げたけど、一流や成功者になりたければ、表面を真似するのではなく一流や成功者にふさわしい人格になれという部分だと思う。コレものすごくよく分かるんだよ。今ビジネスとかスポーツのアスリートで成功している人って、揃いも揃ってみんな成功する以前からすでに成功者の人格を持っていたんだな。だから先に人格で成功し、時間の経過とともに実績が追いついてきて本当に一流、成功者になるというもの。お金持ちの真似して高級時計とか、背伸びしてプラチナのクレカ持ってもお金を失うだけでムダなんだけど、思考や人格を真似すれば本当に実績もついてくると思う。難しいのは、その実績が現れるまでにかなりタイムラグが有るってことなんだよな。黒坂は自分が成功者とは思わないけど、起業を本気で決意したのはこの動画を撮っている10年前で、その時は自分が今やっていることができるなんて夢にも思わなかった。だけど、起業を頑張る中で思考や人格についての勉強をして、必死に取り入れてきたことで少しずつ結果がついてきているのかもしれない。あなたが成功者と同じ思考、人格で英語学習を頑張っているなら喜んでほしい。なぜならあなたの成功は後は時間の問題だから。結果はいつも遅れてついてくる。問題は遅れてやってくる結果を待ちきれず、先に勉強を放り出してしまうことなんだ。この動画でそれを理解し、グッと耐える忍耐の人格を身に着けてもらえば嬉しい。最後まで見てくれてありがとう。ほなまた。
名前は黒坂岳央（くろさかたけを）だ。
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