【終わりを決めろ】ゼロから上級者まで英文法の独学勉強法とロードマップ完全解説(40代/50代/初心者/レベル)

ハイライト:最初に結論から言う。英文法の勉強はこの4レベルを目指してくれ。逆に言うといつまでも英文法にかじりついて、永遠に問題を解き続けるのは寿命のムダになる。このレベルまで到達したらさっさと英語を実践で使うアウトプットフェーズに入ってくれ。

 

「英文法はどこまで仕上げたら終わりにしたらいい?」

40代、50代からの英語やり直し組にとって、英文法は最難関の壁と言える。何から始めてそしてどこまで仕上げたら終わりにするのか?このタイミングを測るのに苦労している英語学習初心者も多いと思う。仕上げるタイミングをミスって損をしている学習者も多い。そこでこの動画では現在、もしくはこれから英文法を勉強する初心者が「英文法はどこからどこまでやればいい?」「英文法をレベル分けするとどんな感じになる?」「英文法で目指すべきレベルはどのくらい?」という疑問をすべて解消するために解説していく。あなたがこの動画を見ていただくことで、英文法を無駄なく最低限必須の範囲が全部わかる。またそれだけでなく、いつまでもダラダラ問題を解き続けるムダをしないために、ここまでいったら終わりにしようというゴールも明確に示すことで結果としてあなたの貴重な寿命を節約することに役立つのでぜひ最後まで見てくれ。

今回の動画は次の内容でお届けしていく。

1章・英文法の7段階レベル別ステージ
2章・英文法の独学勉強法

ではいく。

 

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1章・英文法の7段階レベル別ステージ

さて、英文法を仕上げようと一口に言っても、人によって想像するレベルはバラバラだ。中学2年生と聞くと、部活と遊びに明け暮れた青春を連想する人、ひたすら勉強漬けだった人、黒魔術にハマって魔界の黒い火炎を呼び出す練習をしていた人にわかれるよな?まあ最後は自分なんだけど。なので、認識を統一させるためにもまずは独断と偏見で作成した英文法のレベル別の図を見せたい。これを見てくれ。

最初に結論から言う。英文法の勉強はこの4レベルを目指してくれ。逆に言うといつまでも英文法にかじりついて、永遠に問題を解き続けるのは寿命のムダでしかない。このレベルまで到達したらさっさと英語を実践で使うアウトプットフェーズに入ってくれ。では見ていこう。

 

レベル1.ガチ初心者レベル

まずはレベル1、ほぼ知識ゼロで英文法のテキストや問題集の例文を見ても、「先生、英文法以前にそもそも単語がわかりまへんねん」ってレベル。He play the piano.は三単現のSがついていないから間違いで、正しくはHe plays the piano.だよと言われても「おいこらS、なんやねんお前ついたり消えたり鬱陶しいねんピカチュウかお前は。つくか消えるかハッキリせんかい」とテキストに向かって一人でブチ切れてしまうくらいのレベルだと思ってくれ。

 

レベル2.英文法テキストを読んで分かる

次はレベル2、これはエバーグリーンなどの英文法テキストを一通り読んで、「とりあえずわかった」という状態だ。当然だけど、読んでわかっただけでは問題を解いたり英文を正確に読むことはまだまだできない。テキストを読めば分かるけど、使える状態にはなっていない感じ。車の運転で例えると教習所で運転マナーとか、自動車の動く仕組み、レバーやサイドブレーキなんかを学んだくらいの段階。レベル2に到達した人はブラック企業系不動産会社の朝礼でよく唱和してる「コッカラっす」の精神でテキストを反復読みをして理解度を高めていこう。

 

レベル3.英文法問題を解ける

次のレベル3は英文法の問題を解ける段階だ。エバーグリーン準拠問題集とか、頻出問題語法問題1000といった有名どころの問題集をバンバン解いているくらいの段階。レベル2の「知っている」という知識を問題を解く過程で「理解できる」にアップグレードしていく感じ。教習所で座学で運転の知識を入れた後に、S字クランクとか、縦列駐車を1つずつ練習するイメージ。レベル3はとにかく繰り返し問題を解いて解説を読み、また問題を解くことを繰り返していくことで、徐々に理解度を高めていこう。

 

レベル4.多読多聴できる

次のレベル4は多読リーディング、多聴リスニングに取り掛かる段階だ。といっても、リーディングとリスニングを比較すると同じ内容なら自分でスピードのコントロールができないリスニングの方が難しいので、まずはリーディングをゆっくりでも正確に読める状態を作っていこう。レベル3が終わったらまずやることは精読リーディング、とにかく正確に読む。文法的に不明点があったら調べて知識の穴を塞ぎながら進めていく。そうすると徐々にスピードアップして精読が速読になり、いろんな分野をたくさん多読することで多読になる。ちなみに今の話は過去動画で詳しく解説してるのでこちらもぜひ見ておいてくれ。

初心者から上級者に!英語の爆速リーディング勉強法のすべて|精読・多読・速読

英文を正確に速く読む下地ができたら、その後にリスニングをすると速いトークでもいちいち日本語を介さずにリアルタイムに英語のまま理解できる回路を育てていける。レベル4を終わることには一通り、インプットする上での英文法で困ることはなくなる。

 

レベル5.アウトプットできる

レベル5は英作文、英会話で英文法を文法的なミスがあまりなく使える状態だ。といってもまだまだネイティブに比べると完璧とは程遠く、文章や会話は稚拙でところどころ不自然だったり、丁寧さが欠けていたり、文法的なミスや同じ表現の繰り返しといった課題は残る。でも最低限、自分が伝えたいニュアンスはすべてしっかり伝えられるのがこのレベルだ。

具体例をあげる。ビジネスで取引先などにお願いごとをする時は~して頂けますか?~していただけると助かるのですが?みたいな言い回しが理想的なんだ。I was wondering ifとかIt would be appreciated ifみたいなフレーズがベストだけど、レベル5だと

 

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みたいにとりあえずpleaseつけときゃええやろがい精神になりがち。言い方や使用する文脈によっては「丁寧な命令口調」に受け取られてしまうリスクもあるんだけどな。英検の英作文は突破できるけど、ビジネス現場ではもう少しレベルアップが必要、ってイメージだ。

 

レベル6.ビジネスレベル

次のレベル6はビジネス英語レベルだ。仕事を通じて日々、英語を使いまくっていれば自然に英語表現は洗練されていって、ドンドン流暢に、自然になっていく。たとえば相手にお願いごとをする時にレベル5では

 

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といっていた人も、次のような表現が使えるようになる。

 

I was wondering if you could send me the presentation materials for the meeting tomorrow.(明日の会議のプレゼンテーション資料をお送り頂けますでしょうか?)

It would be appreciated if you could provide me with that information before the meeting.(もしも会議の前に情報をいただけると大変幸甚に存じます)

 

こうなれば英文法的な問題、課題はほぼゼロ。黒坂が外資系で仕事をしていた時は、社内のミーティング、プレゼン、Eメールなどのコミュニケーションの場で使えそうなフレーズは片っ端からメモして、いや自分最初から全部使いこなしてますけど?みたいな顔しててパクっては使い倒していた。なので特に文法のお勉強、なんてしなくても、仕事を通じて英語の表現力はドンドンレベルアップしていく感じ。

でも100%完璧ではなく、ネイティブが見ればたまに違和感を覚える瞬間がある。日本語がすごく上手で日本のテレビ番組に出演してる外国人コメンテーターとか、コメディアンを想像してもらえばいい。ほぼ完璧で気になるレベルではないけど、目を閉じて聞いたらちょっとした表現に違和感や使い方のミスがあってネイティブの日本人じゃないってバレるけど全然気にならない、そんな感じ。レベル6は専門分野のビジネスコミュニケーションはほぼ問題はないけど、ネイティブ同士のプライベートな会話とかになると難しかったりする場面は残る。でも気にする必要はなくて、一生海外で暮らしていくとかでない限りは、できないことはほぼなし。このレベル6でやりたいことの99.9%はできる。プロの通訳、翻訳もこのレベル。

 

レベル7.ネイティブレベル

このレベルはネイティブが聞いても気づかれないくらい上手。自分が知ってる範囲だと、純日本人でこのレベルに到達する人は今のところ見たことがない。親が外国人の人くらい。でも一口にネイティブレベルといっても、人によって言語能力には差がありすぎる。アメリカ人でも中卒と言語学専攻の大学院生とか、プロレベルのトークができるタレントだと全然違う。日本人の日本語力も人によって天地ほど差がある。日本語を勉強した外国人で日本語を正確に読み書きできる人もいるし、日本生まれ日本育ちの日本人でも書いてある日本語を正確に読んだり聞いたりできず、思い込みと偏見で事実を捻じ曲げて解釈する人はごまんといる。

 

どこまで仕上げればいい?

結論的には、英文法のお勉強はレベル4まででOK。それ以降は文法書が手元になくても多読多聴を経て、アウトプット訓練を経て、ビジネス現場で英語の使用経験を積めばドンドンレベルアップしていける。こうなるともう「お勉強」という感じではなく、入社したばかりの新卒が働く中で自然に敬語とかビジネスコミュニケーション力アップしていくのと同じ状態でやればやるほど伸びていく。

 

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2章・英文法の独学勉強法

さて、ここからはいよいよこの動画の本題、独学で英文法の勉強をする方法論を解説していく。結論、次の3ステップで解説していく。

1.英文法の勉強前の準備
2.英文法の具体的な勉強法
3.英文法の勉強の終わり方

ではいく。

 

1.英文法の勉強前の準備

まずは英文法の勉強「前」にしておく準備だ。何事も準備は大事だ。オッサンが婚活パーティーに行く前は、全力で鼻毛出したままドラえもんのTシャツ着て行くと無事死亡する。この場合はゴッソで鼻毛をきれいにして、大人っぽいジェケットに着替えていけば成功率アップ!って話と同じだ。まあ自分は婚活したことないのでよく知らんけど。話戻すけど、知識ゼロでいきなり英文法の勉強をしてはいけない。その前に必要な英語力を解説する。結論、基礎レベルの英単語、英熟語なんだ。なぜか?それは英文法を勉強するには単語や熟語が必要になるからなんだ。英文法の勉強ってどんなテキストでも、必ず英語の例文があって日本語で解説がされているよな?

 

問題: 以下の文の空欄に適切な時制を入れてください。

I ___ (go) to a movie theater last night.(昨晩、映画館に行きました)

答え:wentが正解、last night昨晩とあるので過去時制を使う必要があります。

 

この時にgoやwentは行く、movie theaterが映画館、last nightが昨晩と理解しておく必要がある。だから英単語、英熟語力がゼロだと英文法の勉強はできない。「せやかて黒坂さん、ワテは英単語も英熟語も知識ゼロでんねんどないしたらええですのん?」そういう人はこちらの過去動画を参考にしてくれ。語彙力ゼロから1万語まで暗記する勉強法を解説してる。

【英単語帳】英単語1万語を暗記する独学法・完全攻略(速読英単語必修編・速読英熟語・英検文単・パス単)

 

2.英文法の具体的な勉強法

さて、英文法の勉強法については、過去動画でおすすめの使うべきテキスト選びから具体的な勉強法まですべてを丁寧に解説しているので、それを見てもらえばOKなんだけど、今回はサラッと過去動画の復習がてら重要ポイントをおさらいしていこう。

【初心者レベルに最強】英文法書のEvergreenエバーグリーンの効果的な使い方と勉強法完全解説(社会人/準拠問題集)

使うテキストはエバーグリーンとエバーグリーン準拠問題集。勉強は次の3ステップで取り組んでもらいたい。

 

1.まずは繰り返し何度も読む

2.対応する章の準拠問題集を解く

3.またエバーグリーン読み問題解く

 

最初にまず繰り返し何度もエバーグリーンを読む。でも一言一句読むと昭和の努力気合根性話でほぼ全員が脱落するので、読み方を工夫してくれ。初回は図解とか見出し、タイトルだけ拾い読みしてサーチサイトをあてるように素早くさらさらっと読む。2回目はサーチライトの光の範囲を狭めて、レーザー光線のようにスピーディーに読む。こんな感じで脳内に英文法書の知識の地図を作るように徐々に読む深さを広げながら繰り返す。そうすると無理なく、スピーディーに繰り返し読むから自然に頭に入りやすくなる。

次にエバーグリーン準拠問題集を使って、エバーグリーンで読んだ章に対応するパートの問題を解こう。たとえばテキストで時制の章を読んだら、問題集で時制の章を解くというイメージ。最後に問題を解いた章の部分をまたテキストを読む。1.テキストを読む。2.その章の問題を解く。3.またその章のテキストを読む。知識→問題→知識とサンドイッチにしながらこれを繰り返していく。自分がしる限りこれが一番挫折しづらくて、無理なく継続しやすく、効率的で着実に力がつく英文法の勉強法だと思ってる。

今回はあくまで表面的な解説でしかないので、もっときっちり深く手順を学びたい人とか、なぜエバーグリーンを使うの?他の文法書はダメなの?逆にこのテキストの欠点は?こうしたこともすべて解説してるのでぜひ過去動画もあわせてみておいてほしい。

 

3.英文法の勉強の終わり方

最後に英文法の勉強の終わり方を解説する。英文法のお勉強に特化する期間は、エバーグリーン、エバーグリーン準拠問題集をやって最後の仕上げに頻出語法問題1000をやって7-8割取れるまでだ。逆にそこまでやった後は、英検準1級の対策を始めたり英字新聞を定期購読したりと本格的に多読リーディングをしてその過程で不明点を調べながら1つずつ潰して進めていくんだ。

すでに話した通り、多読リーディングをする過程で「精読→速読→多読」というステップを刻んで上達していく。その中で最初の精読過程で英文を正確に読めない箇所があれば、都度英文法テキストを辞書代わりに読んで知識の穴埋めをすることを繰り返そう。そうすればいつしか英文法を辞書代わりにする回数がドンドン減っていき、気がつけば正確に速く読める状態を作ることができる。そうなれば英文法は無事終了。リーディングができるようになったらリスニングで耳から英語を理解できる状態を作る。そしたら今度はアウトプット訓練で英作文、英会話を鍛える。その次にビジネス現場で実際に英語を使う経験を積めば英文法どころか英語学習そのものも終わり。後は英語を使って仕事をするなり、日本に住みつつ英語漬けの脳内留学をしたり、英会話のレベルアップをしていけばいい。

【何年かかる?】英語力ゼロからペラペラ英会話を独学で作る勉強法のロードマップ完全解説(40代/50代/初心者/留学なし純ジャパ/かっこいい)

【40代/50代】英語は10000時間でモノになる|日本人英語学習者のブレイクスルーやっぱり英語多読は最強だった 著:橋本 大也さん

 

以上だ。今回紹介したように、英文法は最初から終わりが決まっていて、どのテキストをどう独学していくか?についても全部答えは出てる。この動画で紹介する通りに徹底的に完全コピーしてもらえば、英文法は誰でも学習者を卒業できるんだ。英文法は他の英会話とか英作文、英単語の勉強と違うのは終わりが明確に決まってる、って点なんだよな。おすすめのテキストは英語講師によっても意見が分かれるけど、理論書であるテキストを読んで問題を解く、この流れはおそらく誰でも同じ結論だと思う。だからもうこれ以上英文法で悩むな。結論はすでに出てる。後はあなたがやるか?やらないか?これだけだ。もちろん、やるでしょ?今すぐに。ということで最後までご視聴アザス。

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「英語多読」だ。

 

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