「こんにちは!黒坂岳央(くろさか たけを)です。
■Twitterアカウントはこちら→@takeokurosaka
先日、次のようなことをTwitterでつぶやきました。
↓
海外に短期滞在した人は「海外アゲ、日本サゲ」だが、長期滞在者はその逆だ。理由として、短期滞在者はあくまでお客様として海外に行っているからだ。お金を払って住まわせてもらうからリアルな姿が見えていない。その国の真髄に触れると、日本の良さが本当によく分かるものだ。
— 黒坂 岳央社長@起業家・作家・講演家・投資家 (@takeokurosaka) June 2, 2019
このブログは英語学習者の
勇気、やる気、そして希望
につながることを書いています!
「オイラもみんなのやる気を出すおw みんなのアイドルやる夫ちゃんだおww」
「確かに反面教師としては、これ以上ないほど仕事してる感あるなw」
そのための学習ノウハウ、
気持ちをアゲアゲにする心がけ、
そして英語力を身に着けた後の活用法なんかもお話をしてきました!
今回は英語力を身に着けた後、
海外へ長期滞在した人だけが
分かる3つのことをお話します。
注目してもらいたいキーワードは、「長期滞在」ってことです。
なぜなら短期滞在しただけじゃ、
その国の良し悪しなんて全然分からないんですよね!
それから「英語がある程度使える状態で」という点にも留意して下さい。
英語がチンプンカンプンで留学や海外生活をしても、
現地の人との交流がありませんので、やっぱりその国の真髄は見えてきません。
私は過去にアメリカの大学へ会計学を学びに留学した経験があります。
その経験を踏まえて、飾りっ気なしのリアルなお話をします!
クレームが来ても知らんw とりま全部語っていくw
クレーム来ることばかりを気にしてたらハゲちまうし、
何より読者に正しい情報を伝えたいから、ウソを言わずに本音全開でいくぜいw
目次
その1.競争社会を実感する
過去の記事でも何度かお伝えしてきましたが、
私やあなたが生きている
この世の中は資本主義社会です。
資本主義社会とは、簡単にいえば
「限られた資源を分配し合うことが前提で、
より多くの感謝、価値を
提供した人がお金という報酬を得る」
という社会です。
これだけ聞くと、
「なんだおw 良い子ちゃんな回答をしちゃってるおw きれいごとだおw」
みたいに聞こえる人もいるでしょう。
でもね、
限られた資源を分配し合う
って部分をしっかり理解すると、
資本主義社会とはそう甘い世界ではないことが分かります。
地球全体で考えると、世界には200カ国もあり、中でも先進国はごく少数です。
きれいな水が蛇口から出てきて、ネットが高速回線で、
言論や思想の自由があり、
夜外出しても後ろからナイフで刺されたり、
バッグを奪われたりする可能性がほとんどない国は豊かな国です。
我が国はそのような便利で快適な国の仲間入りをしたのは、
限られた資源を分配しあう競争の勝者になることができたからです。
海外に長期滞在をして、
「英語を使って学業を修める」
「仕事をしてお金を稼ぐ」
を経験すると、この競争を肌身で実感することになります。
でも海外に行くと体感すると言っても、
ワーキングホリデー、語学留学ではこの実感をすることはほとんどありません。
なぜだか分かりますか?
別にワーホリや、語学留学をディスったり、下に見ているわけじゃなくて、
これらはお金を払って滞在させてもらう、
「お客様」としての立場だからです。
お客様として行くなら、他の誰かと競争する必要はありませんからねw
しかし、たとえば大学で現地の
アメリカ人と競争して良い成績を取るなら、
クラスメイトは競争相手です。
私は留学中、かなり苦しい思いをしましたがすべての授業で「優」を取得しました。
心理学の講義では、神が憑依して中間のペーパー試験で1番の成績を取ったこともあります。
でも、それをするためには努力をして、
他のクラスメイトよりよい成績を取る必要があったのです。
講義の中で先生が、
先生「このテーマについてどう思う? どのような意見がある? 誰か答えろ3秒以内にw」
と問いかければ、我先に手を上げて答えを奪いあいます。
私は質問を聞いた瞬間は妙案が浮かばなくても、
とりあえず手を上げ、当てられ、先生から答えを言うように促されるまでの短い時間に、
頭の中で素早く答えを考えていました。
そこまでして誰よりも答えようとしていたのは、
他者を出し抜いて良い成績を得るためです。
他のクラスメイトも猛烈に勉強をしており、
図書館は夜中でも空いていて、たくさんの生徒が勉強をしていました。
努力をして他者を出し抜かなければ、
アメリカの大学で良い成績を残すことはできないのです。
また、海外ではありませんが、
私は東京の外資系企業で「フロアの半分以上が外国人」
という環境で働いた経験があります。
会議や打ち合わせで、
メンバーに一人でも外国人がいると日本語ではなく英語となります。
そんな状況下で働いたことでわかったのは、
みんな熾烈に実績のPR合戦をしていたということです。
フロアマネージャーや上司にPRが上手な人は、本当に出世していきます。
逆に、目立たずコツコツ働くタイプは長い間働いていても、
重要なプロジェクトの責任者に抜擢されることなどはありませんでした。
海外で学業、仕事をガチでやると
「ああ、この世の中は競争社会なんだ」
ということがガッツリ認識できるでしょう。
これは和を尊び、協調性を重要視する日本ではあまりない感覚です。
その2.日本人ではなく、個人の力が問われる
短期留学に参加した人ほど、
海外かぶれをこじらせるケースはよく見られます。
↓(分かるわーw って思った人だけこの過去記事を見ておいてくれw ムカついたらサーセンw)
なぜかというと、
海外へ行くと、最初は日本人
ということでチヤホヤされるからです。
私はこれを何度も経験しました。
私がいった国はアメリカでしたが、アニメーションのクラスを履修すると、
何人ものクラスメイトから、
「ジブリは素晴らしい!」
「ドラゴンボール、ナルトはオレの人生だ!」
「いつか日本に行ってみたい!」
と声をかけられ、ほんのちょっぴりだけ自分が日本人である事に優越感を覚えましたw
「なんだお! やる夫はハーバードでハーバー丼を食べながら頑張っていたのに、黒坂はガッツリ楽しみやがってだお!」
「いや、もうそのネタウソってバレてるからな…。ハーバー丼なんてものはねーんだよw」
「ハーバー丼のつゆだく、ねぎだくは最高だおw」
「ま、妄想は自由だからなw」
ですが、長期滞在となると最初は
「おおっw日本人かよ。友達になってーw」
と言ってくれた人たちも徐々になれてきます。
最初は日本人であることが有利に働いても、
それだけでかけがえのない友人ができるわけではありません。
重要なのは、そして真に問われるのは中身です。
どれだけ人間的魅力があるのか?
面白い話が出来るのか?
相手から尊敬を獲得できるか?
それなのに、スーパーで激安で売られている中身スッカスカの豆腐みたいなアイデンティティだと
「うわ、こいつくっそツマンネw」
と立ち去っていくことを、長期滞在をすると実感するでしょう。
いやあ、日本人だと上手にフェードアウトするんだけど、
アメリカ人だと露骨に「うわっこいつツマンネ」って態度出されるよのねw
国際的に信用力のある日本人というのは、
海外での人との出会いの入口では確かに有利です。
ノリでミサイルいぶっ放すあのカリアゲが仕切っている
国の出身であるよりは間違いなく有利になるでしょう。
「トランプからはロケットマンって言われてるんだよw」
日本人であることのアイデンティティはプラスに働く、
ですがそれはあくまで人付き合いの入り口に過ぎません。
仲良くなった後、歯ごたえのあるトークができなければ、
「日本出身のつまらない人」認定され、さっさと去っていくでしょう。
よく、
「海外だと自分を分かってくれる。日本人に自分の魅力は分からないんだわ…。」
と嘆く人がいます。
でも、そういう人の話をよく聞いてみると、
彼ら・彼女らは短期滞在をしていて、
日本人であることのアイデンティティを認めてもらって、
いい気分になった経験からそう言っていることが少なくありません。
どの世界でも、個人の魅力を磨いて勝負するしかありません。
それは日本でも海外でも全く同じことなのです。
その3.日本がものすごく好きになる!
短期滞在をした人ほど日本をディスり、海外アゲをし、
長期滞在をした人ほど日本が好きだという傾向がありますよね?
…っていちおー、断っておきますがあくまで傾向だよ傾向w
「フザケンナテメー! 短期留学者を下に見やがってくぁwせdrftgyふじこp!!」
ってクソコメ送らないでねw
まあどうしても送りたくなったら別に送ってもいいけどw
…で、海外にある程度長い間住むとその国のいいところ、
悪いところが見えてくるもんです。
私はアメリカに長期滞在をしたことで、
次のような日本の良い点を再認識しました。
・外食が安くて超おいしい!
・夜、治安を気にせずに出歩ける。
・楽しいエンタメで溢れている。
・優しい人、おだやかな人が多い。
・生きていくのにイージーモードすぎる。
他にもたくさんありますが、こうしたメリットが見えてきたのは
憧れていたアメリカに住んだ経験からのものです。
外食が安くて超おいしい!
よく、「自分なんてお金がないから牛丼しか食べられない」
みたいに言う人いますよね?
でも、あんなにおいしい牛丼が清潔で安全なお店で
たったの300円代で食べられるなんて、
マジでミラクルだと思うんですよね!
あと、日高屋のチゲ味噌ラーメンなw
煮卵が入るとマジで神ってるw
↓(一応画像貼っておくw 関東に住んでいない人は一度食べたほうが良いぞw)
画像引用元:日高屋
東京の外食激戦区へいけば、フレンチやイタリアンのコースも2,000円代で食べられる店もありますよね?
でもアメリカやヨーロッパでおいしい外食をしようと思ったら、
2,000円じゃまずムリで、5,000円、7,000円…いやもっと出す必要があります。
私はパリ、マドリード、バルセロナ、シカゴ、ロサンゼルスでそれなりのディナーを食べた時に、
「日本っておいしい外食がめちゃめちゃ安く食べられる国なんだな…。」
ということを痛感したものです。
夜、治安を気にせずに出歩ける日本ヤバイ!
そして、治安の良さはものすごいメリットです。
私はシカゴのDivision stationというデンジャラスなエリアに
あろうことか、真夜中に降り立った事があります。
駅を出た時にヤバイ雰囲気がプンプンしており、
今にもポケットからナイフ取り出して
「Give us your fucking money! Yellow monkey?
(オイ、テメーの金よこして失せろや、イエローモンキーw)」
と言い出してもおかしくない感じでした。
駅を降りた後の雰囲気がヤバすぎたので、
降りた後は、目的地までダッシュです。
立ち止まったらやべーことになると、
私の本能がガンガン警鐘を鳴らしているのが分かりました。
人生をそれなりに長く生きて、あんなに怖い思いをしたのは他にはなかなかありませんw
でも、日本にそんなヤバイエリアはありませんよね? よね?
私は新宿・歌舞伎町界隈のホテルに何度も宿泊しましたが、
歌舞伎町でも身の危険を感じたことは一度もありません。
日本は生きていくのにイージーモードすぎるぜw
そして最後の「イージーモード」ってのはいかにも
ムカついてクレームが来そうな主張ですよねw
でも、ワシは気にせず語っていくぜw
ブチ切れたやつからメッセージが来ても知らんw
国によっては不利な立場で生まれてしまうと、
その後人生を逆転、挽回するのは容易ではありません。
先進国の一つであるイギリス、フランスといった国も例外ではありません。
イギリスは今の時代においても、根強く階級意識は残っています。
お金持ちはお金持ちエリアから出ず、
お金持ちとだけ付き合って一生を終えます。
エリートになるには多額の費用が必要で、
たとえば大学進学に必要なコストは、EU圏内でも屈指の高さです。
また、フランスは日本の比ではない学歴社会です。
どこのグロンゼコール(名門校)出身か?
で大体職業のレールが決まるとされています。
貧しい出身だけど、起業に成功して一発逆転!みたいなドリームはあまり見られません。
先進国でもそうなのですから、新興国だとはるかに難しいでしょう。
インドでは未だにカースト制度が意識的に根強く、
一般的なレストランでは女性の給仕の姿を見ることがほとんどないのです。
じゃあ日本はどうでしょうか?
お金がなくて公立中学、高校にしか行けなかったが、
努力をして学費の安い一流国立大に行く人なんていくらでもいます。
私の知人の投資家はまさにそのパターンで、
公立中学・公立高校を経て東京大学入学、
アメリカのアイビーリーグでMBAを取得しています。
私も自分で言うのもなんですが、出身はそれほどよくなく、
そこそこのナイトメアモード…いやノーホープモードからのスタートでしたが、
がむしゃらに走り続けた結果、今は人生の難易度がかなり下がったと感じています。
でも、私が他の国で頑張ってもこうはならなかったかもしれません。
まとめ…ユートピアで理想郷なんて国はないんだぜ
なんだか海外のマイナス面もいっぱいお話をしてしまいましたねw
でも、留学エージェントのサイトなんかを見ると、
「やあ! 留学に興味ない?
留学で探していた自分が見つかる!留学で人生が変わる!海外で出会いがある!
狭くて将来性のない日本なんて飛び出しちゃおう!
さあ!次はあなたが留学で人生を変えようよ!
今日申し込みをするとナント1万円キャッシュバックだ!(ドン!24回ローン払い対応w)」
みたいな感じで嫌だったんですよね。
ですので、今回は良いことも悪いことも含めて、
リアルで生々しくて飾りっ気ゼロで語ってみました。
ま、それでも私は長い人生、
一度は海外に滞在してみるのは悪いことではないと思います。
今回話した内容を実体験レベルで理解できるというのは、
間違いなく大きな価値になると言えるでしょう。
「海外がすべて!日本はクソw 南フランスの青い空がアタシにおかえりなさいって言ってくれるw」
みたいなお花畑で勘違いミーハーにならないよう、
正しい認識をしましょう!
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