オレだ。
英語学習に励む日本人の中には
「英語ができるネイティブの友だちが欲しい!」と思っている人がいる。
…ああ、その気持ちはよく分かるつもりだ。
日本人とおしゃべりしても英語力は伸びないけど、
同じ楽しくおしゃべりするのでも、外国人が相手だと自然に英語力が伸びるし、
国際的な感覚も身に尽くしでいいことづく目だろう。
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「英語ネイティブの友達を作るには、やっぱり発音をきれいにしないと!」
「文法的なミスがない、完璧な英語力!」
みたいに思いがち。でもこれ間違いなんだなほんと。
オレからこの記事で伝えたい結論を受け取ってくれ。
↓
英語で顔出し発信中の海外向けYouTubeチャンネル。チャンネル登録者少ないけど、なかなかレベル高いコメントが来る。毎回、返事を返すの楽しいw
結論、100%正確な英文法、発音の美しさ、ネイティブしか知らないフレーズなんて外国人は1ミリも求めてない。話の中身が聞く価値あるか?これが10割。 pic.twitter.com/oWi6N4FpMW
— 黒坂 岳央@英語多読講師・経営者・作家 (@takeokurosaka) October 8, 2021
オレは英語を多読することで、独学で英語力を身に着けた。
TOEIC985点、英検1級を取得。
米国の大学に会計学専攻で留学し、複数の外資系企業で英語を使って働いていた。
今も英語教育ビジネス、英語ビジネスジャーナリストという仕事をしている。
オレは英語圏の視聴者向けにオールイングリッシュでYouTube動画をあげているんだけど、
毎回、動画にコメントを付けてくれたり、
高評価を押してくれるファンがいる(まだまだ数は少ないけど)。
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この記事では、
・ネイティブの友達ができる英語力ってどのくらい必要?
・どうすれば友達ができる?
こうしたことをすべて語っていく。
この記事はネットでテキトーにググって出てきた情報を寄せ集めたのではなく、
オレ自身が現役英語ユーザーとして
体験談やデータを交えた一次情報なので割と有益だと思うよ。
※この記事を書いている時点では、まだ試作中なので
オレの海外向けYouTubeチャンネルは非公開とさせてもらう。サーセン。
その内メルマガ会員には教える予定。
※前置きは不要で、具体的な英語力の作り方だけ知りたい方は「こちら」へジャンプしてくれ。
目次
ネイティブの友達ができるメリット
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まず、ネイティブの友達ができるメリットを語っておく。
「オイ待てよ、テメエにネイティブの友達なんてホントにいんの?プゲラww」
と反応が来そうなので、一応晒しておく。
オレは米国大学留学中にアメリカ人その他、英語圏の友達ができて
今もネットで交流しているし、たまに来日した時に食事や観光に行っている。
また、最近は海外向けのYouTube動画を発信していて、
視聴者で熱心にコメントをくれる人が出てきた。
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向こうはどう思っているかは知らないけど、
オレが意見を出すと毎回、熱くコメントをくれる。
これは無反応よりはるかに嬉しいし、
オレは勝手に友達みたいなものだと思っているよw
オッサンの一方的な痛い勘違いになっていたらサーセンw
ネイティブの友達ができる具体的なメリットとしては2つある。
1つは英語力アップ、それからもう1つは視野が広がるってことなんだ。
1.英語力アップ
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まずはこれ。英語圏の人と英語でコミュニケーションを取ることで、
確実に英語力はアップするだろう。
あなたは日本人だけど、会社で働くまでは正しい敬語を使えなかったはずだ。
「なるほどですね。弊社の田中部長さんもそうおっしゃられてました!」
みたいなイカれた敬語を使っていた人もいるはず。
けど、会社内で敬語でビシビシコミュニケーションをした結果、
正しい敬語が使えるようになっていったはずだ。
オレもコールセンターのスタッフで働きはじめた頃は
スーパーバイザーの社員を「お母さん」って間違って呼んでしまったことがあるぜw
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英語も同じで、英語圏のネイティブとコミュニケーションを取るたびに、
「なるほど、ここはinじゃなくてonなのね」
「相手に質問をする時は、こういう言い方だと失礼に聞こえないんだな」
とかたくさんの気づきを得ることができるだろう。
2.視野が広がる
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そして英語力以上に価値が高いのは、グローバルの視点を得られるってこと。
日本人には当然のように通じる話も、ネイティブにはまったく理解されなかったり、
日本人には当たり前のことでも、ネイティブにはすごく新鮮に映ったりするんだ。
たとえば、日本の労働問題やノーベル賞受賞者について、
日本人としての視点で意見を出したところ、かなり熱心に話を聞いてもらえた。
YouTube動画のデータ上でも、視聴維持率は他の動画に比べて高めなんだ(62.9%)。
↓
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その一方で、全然見てもらえない動画もあるw
コレを見てくれ。視聴維持率は一桁台で全然伸びないw 完全なる失敗やw
内容は「日中関係」をテーマにした話で、
割と渾身の力を込めて作った動画だけど、
視聴されても秒速で閉じられてしまうんだw オレアホスw
英語圏の人からすると、中国や日本自体に興味はあっても、
「日本と中国、両国間の関係」は割とどうでもいいと思っているのかもしれないw
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また、コメント欄に来る意見を見て、
「マジか、その発想はなかったわw」
みたいになる場合も少なくない。
具体例をあげるとこのコメント。
↓
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かなり長いし、内容は割とむずいのでピックアップすると、
「コロナで日本人が勉強しなくなったってお前は言ってるけど、
ネットに没頭するようになっていい点もあるよ?
日本人がVtuberにハマって外国人と英語でやり取りするようになり、
英語の必要性を実感できたんじゃねえの?」
という意見をくれた。正直、オレにはこの発想はなかった。
どうでもいいけど、この視聴者の方、毎回動画に2000-3000語でコメントくれるので、
「あなたはもはやブログ書いた方がよくね?」
って思ってしまうw
こんな感じでイエローモンキーである日本人のオレたちには
どう逆立ちしても出てこない発想を英語圏の人達はホイホイ出してくるので割と楽しい。
いい意味で、それまで常識だと思っていたことをぶっ壊してくれる。
オレなんかは「コロナで日本人勉強しなくなったのは、どう考えてもヤベえだろ」としか思っていなかったからなw
ネイティブが日本人に求めていること
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「オイ、ネイティブの友達ができると、なかなか良さげなライフを送れそうやんけ。
はよやり方教えろやカス」
と思った人もでてきた人もいるはずだ。
すまん、またせたな、ここからはネイティブが日本人に求める要素をぶちまけていこう。
最初にいっておくと、世間的に言われる
「ペラペラ英会話」
「間違いがない完璧な英文法」
「ネイティブしか知らないフレーズ」
とかそういうのはじゃない。むしろ、そんなクソッタレなお花畑はネイティブは一切求めてない。
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重要なのは話の中身。
「こいつの話は聞く価値がある」
と思ってもらえれば、多少文法が間違っていても、発音がきれいでなくても、
最後まで身を乗り出して話を聞き、コメントを投げてくる。
けど、どれだけ発音がきれいで文法的に正しく、
ネイティブしか知らないフレーズのオンパレードをかましても
「こいつの話は校長先生の話レベルにツマラン」
と感じさせたら秒速で動画を閉じられる。
つまり、英語は話の中身が10割ってこと。
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ネイティブはあなたにきれいな発音とか1ミクロンも求めてない。
YouTubeの視聴維持率のデータはウソをつかない。
発音とか、英単語のレベルが高いってだけで、動画が最後まで見てもらえるほど甘くないっつー話。
逆に考えてくれ。あなたも日本人と聞き間違えるほど流暢な日本語を話す外国人相手でも、
話がクッソつまらなかったら時間を使ってまでそいつの話を聞くだろうか? そゆこと。
1.日本人ならではの視点
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まずはこれ。ズバリ、日本人にしか提供できない視点を出すことが重要。
逆の立場だと分かるはず。
日本人とまったく同じ視点しか持たないアメリカ人がいても、あんまり面白くはないはずだ。
「この抹茶、おいしいね」というアメリカ人より、
「抹茶って歯磨き粉の味がしてオレは食えねえんだわ」って言うアメリカ人の方が
「へぇ、抹茶が苦手な人はそういう感じ方するんだな」って新鮮に感じるだろ?
オレは動画の中でアメリカの諸問題についても、ガンガン意見をいっているけど、
反論じゃなくて「日本人は文化的にそういうものの見方をするんだな、面白い」と肯定的な反応が来る。
2.最低限わかりやすい英語
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オレは「ネイティブはあなたに高すぎる英語力なんて求めてない」と伝えた。
実際、オレも英語でミスは犯すし、発音も多分間違っている箇所もあるし、
ネイティブしか知らない英語フレーズとかもあんまり使わないようにしてる。
超高度な英語なんて使ってないけど、ありがたいことに見てくれる外国人はいる。
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でも気をつけてくれ。
「高すぎる英語力なんてイラネ」とは言ったが、
それでも「わかりやすい英語」は必要だから勘違いしないでくれ。
外国人の中にも、片言の日本語だけど面白い人がいれば、そういう人の周りには人が集まるよな?
けど、「ヤベえ、こいつ何言ってんのかさっぱりわからねえ」ってレベルになると、
さすがに貴重な時間を使ってまで、そいつの話を聞こうという人はいなくなる。
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英語という言語はメチャメチャ論理的で、わかりやすい主張の仕方は型が決まっているんだ。
オレも「結論→根拠→まとめ」という流れで動画を作っているけど、この主張の仕方は
英検の面接でも、外資系の採用面接でも、アメリカの大学のプレゼンでも同じやり方をしてきた。
YouTubeの発信でも問題なく通用したので、ぜひあなたも「伝わりやすい英語の型」を意識してくれ。
相手に伝わりやすい話し方や、わかりやすい英語を話す必要はある。
高すぎるレベルは求められてないけど、低すぎるとさすがに聞いてもらえないのでそこは注意をしてくれ。
3.気分を害さない話し方のマナー
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あなたは話をしていて気分が悪くなる人、というのはいるはずだ。
たとえば、差別的な発言を繰り返したり、
セクハラ発言や、「オレは昔、バス停を武器に一人で暴走族を全滅させたことがある」
みたいなオッサンの武勇伝なんかがコレにあたるだろう。
外国人とのトークにおいても、相手が気分を害する話し方ってのはあるんだよな。
相手の国の文化や政治、宗教を否定したり、人種や性別に差別的だと秒速でクソ認定を受ける。
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オレは動画の中で他国の抱える問題点をズバッと指摘する。
けど、一方的にダメ出しをするのではなく、
できるだけ相手が気分を害さないように
「こういう部分はよくないと思うけど、こうしたら良くなると思う」
「でも、ここは素晴らしいと思う」
みたいな感じでできるだけ多面的な視点を取り入れ、論理的に語るようにしている。
結果、低評価やネガティブなコメントは今のところ来たことはない。
「ZOOMでは下座と上座を意識しましょう」
みたいなケッタイなマナー講師の意見はフルシカトでおkだけど、
明らかに相手の気分を害するような話し方にはならないよう、
国際的なコミュニケーションマナーは意識するべきだと思う。
ネイティブが求める英語力はどのくらい?
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さて、次はネイティブがあなたに求める英語力がどのくらいのレベルなのかを語っていこう。
グダグダうるさい前置きはいらんって人が多いと思うので結論から。
「英検準1級合格、TOEIC700点前後」
これで十分すぎる。
すでに達成済の方は、いつまでも勉強ばかりせず、
ブログやYouTubeでガンガンあなたのコンテンツを発信しても、
十分通用するレベルだと胸を張ってくれ。
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ネイティブとのコミュニケーションに必要なのは、
「相手の話が理解できる」「わかりやすい英語を発信できる」が問われるんだ。
そのためには、それなりの語彙力が必要だし、
相手のコメントを正確に読み、返信したり、
動画でトークできるだけの英作文力が必須。
でもあなたが想像するほど高すぎるレベルは不要で、このくらいでおk。
英語力はどう作る?
![](https://takeokurosaka.com/english/wp-content/uploads/2021/03/1-11.jpg)
英検準1級合格、TOEIC700点をゲットして、外国人の友達を作る英語力はどうやって作ればよいのだろうか?
結論、次のステップで英語力を高めてくれ。
1.頻出の英単語を頭にブチ込む(速読英単語必修編・速読英熟語を覚える)
2.正確な英語の理解ができるよう、英文法を学ぶ(Evergreenの内容を理解)
3.合格水準に達するまで、英検2級の過去問を解く(この過程で1と2の知識定着化)
4.英検準1級レベルの英単語、英作文、二次試験対策を経て、合格レベルを目指す
(英検に合格できればTOEICも取れる)。
ざっくりこんな流れでやる。早い人だと一年でできる。
実際、オレのオンラインスクールの受講生の人は英語力ゼロレベルからスタートして、
1から4全部やってのけば人はいくらでもいる。
※ウソじゃねえぞw 実績はこちら。ページ中盤に証拠画像付きで掲載済
↓
※全過程はオレのYouTube動画のこの再生リストから動画見ていって。
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英検準1級合格、TOEIC700点取れたら、実際にTwitterやYouTube、ブログで
あなたの意見やコンテンツを英語で発信することに挑戦すればいい。
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料理が得意な人なら、英語でレシピを紹介しながらスマホで撮影すればいいし、
オレみたいに時事ネタで意見を持っているなら、カメラの前で話せばいい。
別に特殊機材なんていらねえ。
スマホがあれば誰でも即、空き時間で取り組めるだろう。
それをするのに、高い英語力なんていらねえ。
オレも動画はiPhoneで撮影してるだけだよ。
「自分の意見に共感してくれるネイティブのお友達ほしい」
って人でネットに繋がったスマホ持っている人はだれでもできる。
参考になれば幸い。
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