オレだ。
過去の記事で「使わなければ、英語力はゴリゴリ錆びついていきまっせ」という話をした。
たとえるなら英語力は下りエスカレーター、
ドンドン下がり続ける英語力に抗って逆走しようぜって話。
<参考>使わないと英語はエグいほど落ちるって記事。こっちを先に読んで。
↓
オレからこの記事で伝えたい結論を受け取ってくれ。
↓
英語は使わないと衰える。対策として、
・洋楽聞く
・スマホの言語を英語設定
・TOEIC受験これらを提案する人もいるが非現実的。
個人的には英語力使う仕事をするか、新聞を英字新聞に変えるなど英語で情報収集する方法を提案したい。
これなら毎日、必要性に駆られて英語を使うことになる。
— 黒坂 岳央@本業:主夫|趣味:仕事とゲーム (@takeokurosaka) August 27, 2021
オレは英語を多読することで、独学で英語力を身に着けた。
TOEIC985点、英検1級を取得。
米国の大学に会計学専攻で留学し、複数の外資系企業で英語を使って働いていた。
今も英語教育ビジネス、英語ビジネスジャーナリストという仕事をしている。
この記事でオレが話したい内容は、
・英語力を衰えさせない方法にはどんなものがある?
・英語力キープの重要なポイントってなに?
こうしたことをすべて語っていく。さらに、
・なぜ、英語力維持の方法に「仕事」「情報収集」がベストなのか?
・机上の空論ではなく、実際に維持できるの?
こういう話もガンガンしていく。
この記事はネットでテキトーにググって出てきた情報を寄せ集めたのではなく、
オレ自身が現役英語ユーザーとして体験談やデータを交えた一次情報なので割と有益だと思うよ。
目次
「洋楽やTOEICを受験する」でキープできるのか?
この記事を書くにあたり、オレは参考にするために手当り次第ググってみた。そうすると、
「自分はこんな方法で英語力キープをしているよ!」
ってブログが3億記事くらい出てきた。
全部は紹介しきれないので5つほど取り上げると、
・なるべく洋楽を聞く
・スマホの言語設定を英語にする
・訪日外国人観光客に話しかける
・時々、TOEICを受験してみる
・オンライン英会話スクールを受講する
こんな感じだった。
結論から言えば、こうしたものでは全然無理だと思ってる。
これらすべての提案に欠けているポイントは、
「必要性」と「継続性」なんだ。
思いつきとかノリで英語を使うってだけじゃ、
英語力アップはもとより、キープすることすら無理ゲーだろう。
特に「外国人に英語で話しかけてみましょう」なんてまったく現実的じゃないよなw
限られた日本の滞在時間を楽しんでいる観光客にとっては、
ひたすらクッソ迷惑なだけなんでやめとけ。
英語を使う鍵は
「毎日使う」
「必要性のある環境」
を作れるかどうかなんだ。
思いついたように英会話やってみたり、場当たり的にTOEIC受験しても
その瞬間だけはカッと脳内の英語言語野が燃え上がるかもしれない。
だけど、毎日できるわけじゃない。
さらに「毎日英語の勉強」という目的が「いつか使う英語力維持のため」というのは
目先の必要性を感じられず、あまりにも動機が弱すぎで、
90%以上の人には現実的な提案じゃないんだ。
「いつか宇宙戦争が起こるのに備えて、日本政府は予算を投じてガンダムを本気で開発するべきだ」
ってのと同じレベルの動機。無理に決まってるだろ。
…いや、個人的にはガンダム作って欲しいけど。
「いつか英語を使うために頑張ろう」
これだけで毎日熱心に英語の勉強ができるなら、
日本人は英語力に困っていないはずだよなw
この状況証拠こそが、これらの提案の非現実的さを物語っていると思う。
それではここからは具体的に英語力を維持するための、方法論について語っていく。
英語は仕事で使うのが一番いい
オレからの結論として、英語は仕事で使うのが一番なんだ。
昔は外資系企業で英語を使って会計の専門家として働いていたんだけど、
ビジネスを起業して今は田舎でひっそり生きてる。
そんなオレは日々、英語で仕事をガリガリ使っている。具体的には、
・英語多読のオンラインスクールで受講生に英語を教える。
・海外企業から英語の仕事案件をもらう。
・ビジネス講演をする際に、海外の情報を元に資料を作る。
・海外情報をソース元にビジネス記事を執筆する。
こんな感じ。家の外はムササビが飛んでいるようなド田舎暮らし中だけど
この4つのどれかは、1年365日毎日必ず携わっているんだ。
代金を支払ってくれているお客さんや取引先の相手に満足してもらうためには、
仕事は手を抜かず真剣に取り組まないといけない。
知らない英単語があった場合は、
「調べるのメンドクサ…ま、スルーすればええかw」
とポテチ食いながらハナホジな姿勢ではなく、
ちゃんと正確な意味を調べて理解しないといけない。
なんせお金をもらって仕事をしているので、
自分で勉強をする時以上にフルコミットで英語に向き合うことになるんだ。
英語で仕事をすれば、毎日継続できるし、真剣に取り組む必要性も生まれる。
ぶっちゃけ、最強すぎる。サビつくこととはまったく無縁でいられるんだ。
<参考>「英語で仕事って具体的に何したらええのん?」って人はこれ見ておいて。
↓
情報収集を英語でしよう
現代社会を生きていれば、情報収集は誰もがやっているだろう。
ちなみに、田舎だと隣の田中さん家の今夜の献立まで情報収集をしている感じだ。
あなたも日々、新聞やネットニュースを読んでいるはず。
そんな毎日、必要性に駆られて行う情報収集を英語で行う提案をしたい。
・毎日読んでいる新聞を、英字新聞に変える。
・海外のネットニュースを読む。
・自分の仕事の専門分野のスキルについて、英語で調べる。
オレはこんな感じ。
まあ、自分がビジネスジャーナリストの仕事をしているので、
仕事の一環で海外情報を読む必要性があるわけだけど、
あなたも日本国内のニュースを取り扱う、国内英字新聞を購読するだけでも
強制的に英語で情報収集することになるだろう。
記事を読んだ感想や気づきを、SNSで英語で発信すれば
完全独学で英語力を毎日ガリガリ使うことができる。
英語力維持は100%自己責任
「英語力維持は難しい」
「日本に住んでいると英語を使わないから錆びつく」
みたいな甘えた意見も聞かれるけど、オレはこれに反対。
ぶっちゃけ、海外に住んでもあなたが思うほど
英語は使わなくても生活できてしまうんだ。
その証拠に、オレのオンラインスクールには現役の海外在住者受講生は何人もいる。
過去にも、海外に何年も住んでみたけど
まったく英語力が伸びなかった、と相談してくれる人もいた。
その逆に、日本に住んでいても英語漬けの生活なんて工夫すれば余裕でできる。
PCのシステム、社内資料、メール、会議のすべてが英語、という英語の使用比率が高い会社で働けばいい。
夢の中でも英語を話す状態待ったなしだ。
また、オレみたいにフリーな立場でも、今は自宅の中で英語の仕事はいくらでもできる。
結論、日本にいながらでも英語漬けな生活環境は完全に自分次第ってこと。
「誰か自分に英語を使う環境をくれ」
口開けて勝手にメシが放り込まれるのを期待するような受け身の姿勢はやめて、
自分で英語の必要性を作っていこう。
そのためには、英語で仕事をするか、
英語で情報収集をする環境を作ればいい。
嫌でも英語をやらざるを得ないからな。
参考になれば幸い。
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