オレだ。あなたは「人工知能の英語力の真の実力」を正しく理解しているだろうか?
「もう英語学習がダルいお! どうせ人工知能(AI)が発達すれば、英語の勉強なんて必要なくなるお!」
「そもそも、英語に費やす時間と労力がムダだったお! 今後は英語の勉強の時間を他のスキルアップに使う方が効率的だお!」
「やっぱり”働かないで生きていく”をやる夫は目指すお!(キリッ)」
「オイ! 黒坂テメエ! ”これからは英語が必要だ”とか散々抜かしておいて、今さら”AIがあるから英語はイラネw”とか許さねーぞコラ!」
「やっぱ最後まで頼れるのは、英語力じゃなくて火炎放射器だけだったぜ…」
「いや、そうはいってもまだまだAI翻訳マンセーな時代は程遠いだろ…常識的に考えて…。翻訳家が一斉に解雇されたという話は聞かないぞ?」
まあ、このようなウワサは
アチコチに出ているよな?
オレもこのブログ読者から
「AIがあるから、今後英語学習は不要になりますか?」
と不安そうに相談されることが時々ある。
英語の勉強が辛いとついつい
「どうせ人工知能が出るから、もう英語の勉強止めるお!」
と「逃げ」の理由に使っていないか?
もしくはその逆に、次のように不安になっている人もいるんじゃないかなと思う。
「こんなに勉強しているのだから、人工知能なんかが出てきたらこれまでの努力が全て消えちゃうお…。それはいやだお!」
分かる。あなたの周囲の人で、この疑問に答えてくれる人はあまりいないだろう。
なんせ、人工知能を実用レベルで使っている人はほとんどいない。
だが喜べ。オレはこの答えを持っているし、あなたにガッツリ渡したい。
ゴタク抜きで最初に結論を言うからな。
AIがどれだけ進化しても、英語学習の必要性は永遠になくならない。
「英語不要論」を唱えるヤツらはフルシカトしろ。
安心してくれ。
だが、AIがまったく不要だというわけじゃない。
AIはあなたにとってPCやスマホと同じような位置づけになっていくんだ。
だからあなたは今後、「AI」を活用しつつ、
英語力を活かしてビジネスをするという意識を持ってくれ。
わかってもらえたな?
まずは「英語学習がなくなることは永遠にない」ということは安心してくれ。
だが、同時に
「AIを活用して英語を使っていく」
ということが必須になった。
これは「これからのIT時代はPCが使えないと仕事にならない」
というのと同じなんだ。受け入れてくれ。
目次
この記事の信憑性
さて、ネットを徘徊すればみんな好き勝手言っているよな?
「今後は…というよりもともと英語自体不要。日本人は英語が使える必要性がない」
「人工知能はスゴい!なんでもできる。
将来働かなくても良くなるから、英語どころか労働すらいらねえぜ!」
なるほど、こんな好き勝手言われたら、
いったい誰の主張を信じていいか分からねえよなw
まあ、あなたからすればオレもその一人だろう。
「オレの話を信じるに値するかどうか」は未知数だよなw
分かる。ぶっちゃけあなたからすると、
オレの意見も信じていいか疑わしいだろう。
そう感じる気持ちは当然だぜ。
だからオレの今回の話を信じるに値するかは、
この実績をみてあなたが判断してくれ。
↓
オレは独学で英語を身に着けたタダのオッサンだ。
頑張った結果、英検1級とTOEIC985点をポロリと取れた。
それから自慢じゃないが、プロの引きこもりでもある。
仕事は奥さんの専属マッサージ師と、料理人、清掃員なんかをやっている。
趣味はゲームだ。ああ、察してくれ。笑えるほどの陰キャだw
より詳細なオレ情報はプロフィールを見てくれ。
人工知能については、これまで様々な日本・海外の論文を研究し、
また自身でもビジネスで活用していて、何度か講演で登壇して話をしてきた。
↓
また、オレはビジネス誌・プレジデントで海外の論文、
メディアを分析して記事を書いている。
その際もAIを用いて英語の翻訳に活用しているよ。
>>>参考までにこれまで書いてきたプレジデントの記事はこちら
オレは現在進行系でAIを活用している日英翻訳ユーザーだし、
会社員時代は翻訳・通訳の仕事をしたこともあるぜ。
とはいえオレはAIの開発なんて大層な真似はできねえし、
しょせん、普通のオッサンに毛が生えたレベルにすぎない。
けど、AI翻訳は知識も経験もそこそこあるんじゃねえかな。
「ああ、このオッサンの話聞いてもいいかな」
って人だけでいい。ぜひ、このまま読み進めてくれ。
AIの英語翻訳技術の向上により、すべて人力で翻訳している人もワークスタイルのパラダイムシフトが起きた。
AI:英語翻訳
人間:AI翻訳をチェック飛行機のパイロットも操縦時間は短く、空の自動化は進んだ。が、悪天候などの判断は人間がする。
それと同じで翻訳家はAIの管理が仕事になっていく。
— 黒坂 岳央@本業:主夫|趣味:仕事とゲーム (@takeokurosaka) April 24, 2020
2018年3月、AIの英語翻訳力は人間を超えた
アメリカのマイクロソフトは2018年3月、
「AIが人間を超えた」と雄叫びを上げた。
↓
「はいはいw またいつもの”まだAIが将棋で人間に勝ったー!””囲碁で勝利したー!”とかそういう話だお! そんな煽りは聞かねえおw もう聞き飽きたお!」
今、あなたは思っただろう?
そう思っただろう?
違うんだ。聞いてくれ。
今回は「人工知能の”中国語→英語の翻訳技術”が人間の翻訳家水準に達した」
という話なんだ。
その仕上がり具合は、複数の機関や専門家がしっかりチェック、
AIとプロの翻訳家のデキと比較して「遜色ないレベル」というんだ。
どや?この話はあなたにとって
脅威に感じたんじゃねえかな?
「やる夫のこれまでの英語学習の努力はまるごとムダ…。詰んだお…。」
とな。
焦るな。大丈夫。
あなたはそのまま英語の勉強を続けてくれ。
別に英語の必要性がなくなったわけじゃない。
でもな。1つ確定的になったことがある。それは…
「あなたがビジネスで
英語を使っていくなら、
AIの活用も必須になった」
という事実だ。
コンピューターと翻訳の歴史はとても古く、
これまで様々な取り組みがなされてきた。
どっかの権威のある人「いやそう簡単に機械に翻訳任せられねえよw」
でもこんな感じで、AIの英語翻訳技術はカタツムリレベルに遅かったんだ。
だが、これはディープラーニングと、
ニューラルネットワークの技術革新によって大きく変わった。
かつては
「機械に翻訳させた結果が、にせウルトラマンレベルに狂気じみてて草生えるわww」
みたいに「AI機械翻訳は使えねえww」と言われていた時代もあった。
▲「にせウルトラマン」とは、ウルトラマン第18話の「遊星から来た兄弟」に登場した敵キャラである。まるで中国のパクリキャラみたいだが、れっきとした国産モノ。どうでもいい話だが、本物のウルトラマンにチョップされ、にせウルトラマンは演技ではなく素で痛がっていたというエピソードは有名。これには本気で草生えたw
オイオイ、これ分かるよな?
AI機械翻訳がガチでクッッッッソ
実用的なレベルになっちまったっつー話よ。
これはヤベエ。
もはやAI抜きにして、今後のグローバルビジネスは考えられなくなった。
ああそうだ。
いつの間にか、あなたの想像の100倍以上AIは進化していたんだ。
人工知能の英語力はTOEIC960点
国産の翻訳エンジンを提供する「みらい翻訳」によると、
同社の英文和訳でTOEIC960点
の水準を達成したという。
>>>(参考)TOEIC960 点レベルの機械翻訳サービスが、 国内クラウド機械翻訳で初の ISO27017 認証取得
「オワタ…オワタ…。TOEIC960点レベルになったというなら、それ以上点数が取れない人は、全員が即刻英語の勉強を止めたほうがいいんだお…!」
「確かにクチが悪いよなw」
まあ、そんな投げやりな
気持ちになる人もいるだろうw
だが待て。
確かにAI英語翻訳は
すさまじいレベルに達している。
でも、だからといってすべてを
AIに任せられるって話じゃないんだ。
NICT(情報通信研究機構)の隅田氏によると、
「AI翻訳は天気予報みたいなもの」
と評しているんだ。
これはとてもいい表現で「せやな」とオレも心から思った。
天気予報は大体当たる。けど、100%過信することはあなたはないはずだ。
「降水確率10%って言ってたけど、黒い雲がマジパネェお…。念の為に傘持ってっとくお…」
ってことは絶対あると思うんだ。
特に旅行先とかだとそうだよな。
AIの英語翻訳はかなり正確で、
これはお昼12時にグーと鳴るオレの腹時計レベルと言える。
だけど外す時はガチでクッッッッソ外すからな?
人間ではハナホジレベルに
簡単なことも、
AIは分からなかったりする。
だから最後は絶対に人間じゃないとダメなんだ。
オレに言わせれば、AI英語翻訳は
「飛行機の自動操縦(オートパイロット)」
みたいなものかなと思う。
米・メディア大手のCNNは
「操縦士が手動で飛行機を飛ばすのは平均すると10分未満」というんだ。
これってほぼほぼ、離陸と着陸以外は
自動で操縦しているという話だ。スゲエよな。
だけど、空のコンディションは刻一刻と変わっていく。
時には乱気流や雷雨も起きるよな。
そうなったらAI任せじゃなくて、
パイロットが判断を余儀なくされるシーンもあるんだ。
AI英語翻訳でいえば、今後は
AI:翻訳を担当
人間:AIが仕上げた翻訳をチェックする
こんな役割分担になるわけだな。
訪日外国人向けインバウンドに音声翻訳機「ポケトーク」を使う
あなたはソースネクストが開発した「ポケトーク」をご存知だろうか?
まあオレがグダグダ語るより、
サクッと動画を見てくれた方が理解は早い。
とりま、これを見てくれ。
↓
…ああ、これはスゲエな。
74言語に対応しているAI翻訳機で、
60万台も出荷されている。
訪日外国人向けの接客をする日本人が
積極活用しているみたいなんだ。
▲ベトナムからの観光客を接客するのにポケトークを活用(写真はBloomberg記事より引用)
東京がオリンピック開催地に選ばれ、
またインバウンドマーケティングが大成功した。
これによって、鬼のように外国人が押し寄せる日本でビジネスチャンスを掴むため、
英語が不得手な人がポケトークを使い倒しているんだ。
これもAI英語翻訳が、実用的なレベルに達したことの何よりの証拠だろう。
AIと英語学習者の棲み分け
どうだ?オレの話をここまで聞いてあなたは今、どんな気持ちだろうか?
「ええい! うっとうしいお! お前らいい加減にするお!」
いやいやw オレそんな煽らねえよw
とりあえず、あなたの想像以上に
AIは実用レベルになっているのは事実だ。
ニューラルネットワークの機械翻訳は、
使えば使うほど進化していく。
だから今後も時が経つほど、ドンドン精度を高めていくだろう。
昔はひと目見て「これヅラやろww」とバレていたカツラも、
今ではメチャ自然でバレにくくなったっつー話と似ている気がする。
オレもいつかはカツラにお世話になる日が来るだろう。
さて、そうなるとあなたのような英語学習をして、英語が使えるユーザーと
AIは上手に棲み分けをしなくちゃいけなくなるんだ。
AIができることはAIに任せる。
でも、AIができないこと、
苦手なことは人間が判断する。
ジッサイ、オレも一部の業務でこの方法を取り入れている部分もあるんだ。
でもな。最終的にはやっぱり英語は、「勉強して身に付ける必要」はあるよ絶対。
英語力が身に付けば、翻訳を通すのは逆に非効率なことも多い。
だから「英語で稼ぐ」という水準に行きたい人は、
今後もサボらず、コレまで通り努力して英語を身に着けてくれ。
また別の記事で詳しく述べるけど、AIがどれだけ優れていても、
絶対に人間に代替できない部分は残る。
これはどれだけAIが進歩しても変わることはないんだ。
次の記事を楽しみにしておいてくれ。
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