こんにちは!黒坂岳央(くろさか たけを)です。
※Twitterアカウントはこちら→@takeokurosaka
「海外は若いうちに行っておいた方がいいよ!」
そんなセリフがありますよね?
海外に行く目的が仕事であれ、留学であれ、旅行であれ、
とにかくは海の向こうには若いうちに行っておけよというものです。
この主張に対して多くの人は
「なるほど、そうねそうね!やっぱり若いうちじゃなきゃね!」
「感性も行動力も衰えるもんね!」
と同調し合ったりするものですが、
そんなふわっとした主張であなたは本当に納得できますか?
少なくとも昔の私はあまり納得できませんでした。
「いやいや人間は年をとってもそんなすぐに性格は変わらんでしょ!?
年をとっても楽しいものは楽しいし、年齢は関係ないでしょ!」
と「海外は若いうちにいけ」という主張に対して、
「そんなことはないでしょ!」と青筋を立てて怒っていたものです。
しかし、私もいい具合に年をとってきたことで、
「いや、やっぱり海外は若いうちに行っておけ…!」
と思うようになってきました。
今回はなぜ、若いうちに海外に行っておくべきか?
という理由をお届けしたいと思います。
目次
理由1.まとまって休みが取れなくなる
これはどんな人にでも言えることでしょう。
一番多いパターンは仕事です。
会社員になると、なかなかまとまった休みが取れません。
GW、シルバーウィーク、年末年始、お盆…
まあ確かに日本の連休制度を利用すれば休めなくもないでしょう。
しかし、これらはみんなが一斉に休みを取るので、
ものすごく混雑する上に費用もバカ高くなります。
シーズンオフと比べて10万、20万も高くなることを考えると、
どうしてもそのお金がムダに思えてしまうものです。
そんなお金があるなら、あなたもiPhone Xとか、最新タブレットに使いたいと思いませんか?
(ほしいよねw iPhone X)
でもね…ちょっと自慢になってしまうのですが
「なるほど、こういうケースもあるのか」
ということを理解してもらいたいので、あえていいますね。
私は起業したことで、休みを自由にコントロールできるようになりました!
こういうとあなたは
「なんだお!自慢かお!」
とピキッと来るかもしれませんね(すいません)。
繁忙期はさすがに休めませんが、基本的にお盆とお正月以外は私は好きに休めます。
最近の10月や11月といったシーズンは仕事が落ち着いていて、
本業の対応を従業員におまかせしているので、
その気になれば1ヶ月間、2ヶ月間仕事をしなくても平気です。
でも好き勝手に海外へなんてとてもいけません!
なぜなら子供がいるから(白目)。
…年齢を重ねると自分ひとり身ではなくなります。
「好きな時に好きなことを」
そりゃあ理想的ですが、子供がいるとそれも叶いません。
20代中盤でアメリカの大学に留学しておいて本当に良かったと思います。
今はそれなりにお金はありますが、留学とか海外に遊びに行くための時間がありません(T_T)。
理由2.若い人の輪に入れない
ワーキングホリデー、語学留学、交換留学、正規留学など海外に勉強に行くと
そこにいるのは若い方ばっかりなんですよね。
周囲は全員、10代とか20代ばっかりの中へ
30代半ばとか、40代のガチのオサーンが入っていくのはかなり気後れするものです。
私は23で大学に入ったのですが、周囲は全員18歳。
彼らから「オッサン」とか「課長」とか不名誉なあだ名をつけられて
とブチ切れた経験が何回かあります(笑)。
向こうからすると親しみを持って「オッサン」と呼んでくれているのかもしれませんが、
こちらからすると結構ぐさっと来るんですよね…
(いや、でも冷静に考えると23ってオッサンじゃないよねw 絶対ww)。
海外へ勉強にいくと若い人ばかりで盛り上がっている。
その中へ30半ば、40が入っていくのはものすごい心理的抵抗です。
これは若い人からはなかなか分からない感覚だと思います。
「向こうは自分に気を使ってくれているのではないか?実は疎まれているのでは?」
と思うのは繊細な人にとっては結構辛いことですよね。
そして周囲の若い人が自分よりはるかに英語が上手だと、
それはもうかなり辛いものがあります(笑)。
やっぱり同じ年代同士が楽に感じるものです。
気にしない人はいいかもしれませんが、
繊細は人にはなかなか大きな問題です…。
理由3.年取るとムダを楽しめなくなる
年をとるほど誰もが即物的な考えになっていきます。
ムダを楽しめないというか、
即手に入って即役に立つモノ以外に否定的な考えになってしまうものです。
若い頃は知らないことばかり。
自分の知らないことのひとつひとつに感動できる心を持つことが出来ます。
時間的な余裕があるので、
アメリカ横断などじっくりと時間をかけて楽しむ旅行もできます。
若さの素晴らしさとは、ムダなプロセスもひっくるめて何もかも楽しめる点にあります。
若い感受性は年とともに失われていく…
忘れもしない留学最終日の前日、
私はアメリカで出来たたくさんの友達と夕方から夜遅くまで一緒に過ごしました。
「今日はTakeoの最後の夜だ。みんなで彼を徹底的に盛り上がろう!」
とパーティーのように騒いでくれ、夜景の美しい公園でいつまでもじっくりと語り合ったものです。
その後、特に仲のいい友人と二人、バーでピザを食べながら
「俺ら将来はこんな事で夢を叶えたいよな!!」
みたいなことを肩を組み合って話し合いました。
…やばい、書いててなんだかうるっと来るくらいの美しい時間ですね…。
自分のためにたくさんの友人が集まり、自分のために時間を過ごしてくれる…。
人生で数少ない体験で一生忘れられない夜になりました。
上に貼った写真は最後に友達と過ごした公園で撮ったものです。
今の年齢でこの体験をしても、
当時感じたほどの感動はなかったかもしれませんね。
この体験は直接的に人生の何かに役に立ったわけではありませんが、
アメリカ留学の締めくくりが最高の夜になったということは
本当にその後の心の糧になりました。
でも、年をとるとどうしても感受性は失われていきます。
今の自分がお誘いを受けたら
「夜更かしをして体内時計が狂うのを防止したい」
とか考え、20時前には早々に家に帰ってしまいそうです(笑)。
そうしていたらあの夜の体験は味わえなかったことになりますね。
年をとると即役に立たないものを敬遠してしまう
海外へ留学したり、働く経験は長い目で見ればものすごく有益になる部分があります。
私も思い切ってアメリカの大学へいって本当に良かったと思っています。
でも、年をとるとそれが難しくなります。
アメリカの大学へ留学することで、
「補ってあまりあるメリット」
が用意されていないと腰を上げることができなくなるのです。
そのメリットとは、多くの場合は経済的なメリットを指すものです。
「この先5年後、10年後にきっと役に立つから」
と勧められても、
「いや、自分はいますぐ役に立つものが欲しい!」
とついつい思ってしまいませんか?
それこそが即物的な考えになっている何よりの証拠なのです。
年をとると、留学や英語の勉強など海外へ踏み出す事に躊躇してしまうのは
投資した時間やお金を上回るリターンが得られる保証がないことに対して、
臆病になってしまうのかもしれませんね…。
以上、3パターンをご紹介しました。
少しでもあなたにとって有益な気づきになればと思います!
なんか、かんがえが貧しいな
あじぽんさん
コメントありがとうございます!
まあ理想と現実の違いってヤツッスねw
黒坂