「こんにちは!黒坂岳央(くろさか たけを)です。
※Twitterアカウントはこちら→@takeokurosaka
あなたは英文法が好きですか?
人によっては、「英文法」と聞くだけでジンマシンを発症するレベルに嫌う場合もありますw
私も英語多読をやる前は「英文法」と聞くだけで
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「英文法?? うわっ、あのクッソつまらんヤツだろ? 悪いがあっちへいってくれ。 関わりたくない…」
と、「お前英文法に親を殺されたんか?」
ってくらいいうくらい嫌っていましたw
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「やる夫も英文法苦手だお…無味乾燥で本を開くだけで寝てしまうお…。」
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「逆に聞きたいんだが、やる夫は得意なものはあるのか?」
しかし、それは大いなる誤解です。
文法はあなたの敵ではなく、味方です。
文法なくして英語は成り立ちません。
今回は多くの人が誤解する、英文法についての正しい姿をご紹介します!
目次
誤解1.英文法なんていらない。英会話だけで上達を目指す!
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▲英文法を避けまくって英会話だけで成功するぜ!安全第一だ!
最も多い誤解はこれです。
ズバリ、「英文法なんかしなくても、英会話をたくさんやれば英語は使えるようになる」です。
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「オイラこれだお…。うぐぅ…。」
(しっ!お前はもう黙っておけ…。)
これは英会話スクールや、留学エージェントが
楽しげな英会話イメージを広告で植え付け、
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「英語はたくさん使ってナンボ! つまらない勉強なんてやめちまえ~♪」
と脳内お花畑でスキップな主張をしているから、このようなアホな誤解が生まれるのです。
まあ、机に座って英文法の勉強をするイメージより、
華やかな英会話をするシーンを見せる方が受けがいいですからね…。
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「そうだそうだ!面倒くさいことはやりたくない。できるだけ楽をしたい」
ということばかり考えている人には、そういう売り方の方がお金になりますからね…。
でも、これは完全なる誤解です。
「英語をやればやるほど力がつく」
というのは、「英文法力が備わっている人だけが得られる効果効用」なのです。
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「いやいや、ネイティブや帰国子女は英文法なんて学んでないのに、英語できるお! やる夫はだまされないお!」
と誤解する人がいます。
まあ、その主張をしているのは大抵、英会話スクールなんですがw
確かにこの理屈は一見、通っているように思えます。
確かにアメリカ人の7歳の子供は、文法なんて勉強していないのに、
英語をちゃんとしゃべっています。
でもそれは尋常じゃない時間を英語の環境に触れているから、
という事実があることを見落としてはいけません。
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ここで厳密に計算をして、論破しようじゃないですか。
仮にアメリカ人の7歳の子供をモデルにしましょう。
子供ですから一日8時間ぐっすり寝て、16時間起きて活動をしているとしましょう。
彼/彼女には両親のどちらか、もしくはベビーシッターなどがそばにいる状態です。
一日16時間英語に浴び続けていて、
それを365日続けて、7年間を過ごしています。
16時間×365日×7年間=40,880時間
これだけの時間、ひたすら英語を話したり聞いたりしています。
4万時間ですからね4万時間。
難関資格の合格に必要な期間が1,000時間と言われていますから、
その40倍もの時間を、若くて柔軟な頭を持った時期に英語に触れ続けていれば、
そりゃあどんな子供でも英語が使えるようになりますよね。
さらに間違った英語は、両親やシッターによってその場で即修正されます。
どんなに親切な英会話講師も真っ青なマンツーマンすぎるレッスンですよね?
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じゃあ、あなたが一日1時間、1年365日英会話をやるとしましょう。
すると1年で英語に触れる事ができる時間は、
たったの365時間しかありません。
これを頑張って4万時間積み上げようとすると、109年必要になります。
分かりますか?このムリゲーっぷりw
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「英文法なんてやらずに、英会話だけで英語力を身に着けたい」
というのは途方もないムダで非効率な時間を山のように積み上げて
身につけようという学習法です。
ムリじゃないですかこれ?
109年修行とか、自分なら諦めますわw
なので、私は「英文法を勉強して数ヶ月で済ませようぜ?」という道をあなたに勧めます。
素直に勉強した方がいいですって間違いなく。
誤解2.英文法はつまらない
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これもものすごく多い誤解です。
英文法がつまらないんじゃありません。
そうではなく、あなたに英文法を教えた人がつまらない教え方をしたせいです。
つまりは「学校の先生」ということですね。
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その科目を好きになるかどうかって、
ひとえに先生にかかっていると思いません?
私はそう思うんですよ。
私は経済や金融という分野が死ぬほど好きで、
好きが高じて投資家になりました。
そして投資にハマりすぎて資産数十億、数百億円を保有する資産家のインナーサークルに入り、
そこで投資家に講演をする立場に立っています。
これはすべて、「経済や金融が好きで好きでたまらないから」ということから来ています。
私が経済や金融を好きになったのは、教えてくれた先生が
とても魅力的な教え方をしてくれたからです。
大学の先生、それからネットラジオですね。
↓(過去記事。おすすめの経済番組を紹介します)
ぶっちゃけ、大学の先生やネットラジオに出会わなければ
私は投資家をやっていたかどうか分かりません。
そのくらい、教わる先生って大事なんですよね。
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英文法だって同じです。
あなたがもしも英文法に対して「つまらない」と思っているなら
英文法を憎まず、教えてくれた人がつまらない教え方をしたのだと理解してください。
誤解3.英文法は難しい
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これも大いなる誤解です。
英文法は難しくありません。
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「語学の勉強に終わりはない(どやあ、ええこというた!)」
っていう言葉がありますよね?
確かに言葉を極めようとすると際限がありません。
英単語だっていくらでも言葉はありますし、
英文読解、英会話力だって上限なく上達できるものです。
しかし、こと英文法については学ぶべき項目は、はじめから終わりが見えています。
効率的に学ぶことで、わずか数ヶ月間という短期間にして、
一生英語を使っていく上で必要な分野をマスターすることが出来ます。
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たった数ヶ月でマスター出来てしまう分野を「難しい」とは言わないでしょ?
よって、「英文法は難しくない」というわけです。
英文法は難しいのではなく、単にとっつきにくいというだけなのです。
それにあなたが「英文法は難しい」という先入観を持ってしまうと、
どうしても手を出しにくくなって学習効率も悪くなります。
「たった数ヶ月やれば、二度と学ばなくてもいい」
というラクショーすぎる分野だと理解しましょう!
誤解4.英文法は重要ではない
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「英文法なんて重要じゃないよ!」って思い込んでいる人は少なくないですよね。
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「英文法なんてカリカリやってバカすww とにかく英会話だお!」
って人は「文法がないと文字通り何も話にならない」ということを理解していません。
例えばこのブログの記事は、正しい文法に則って書かれています。
もしも、この事を、
「則ってブログの文法に例えば正しい書かれて」
って書いたらイミフじゃないですか?
こんなイカれた文章ばかり書かれていたら、
私の愛する読者さんはみんなどこかへ行ってしまいます。
ですので「読みやすい」、「分かりやすい」文章を意識して書いているわけです。
文法を理解できなければ、
永遠に英語は上達しないと思ってください。
そのくらい超重要な要素ですので、
「文法なんて必要ないぜ」って思っている人は
ここで認識を改めましょう!
誤解5.文法は解くもの
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「文法は解く対象である」という誤解をしてしまうのは、
日本人にとって英文法の問題を解いてきたからという事情があります。
文法は問題として解く対象ではありません!
そうではなく「反応」するものです。
「この、りんごは、食べる明日」
こんな文章があったらすごい違和感じゃないですか?
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「、が多すぎるお!それから”明日”と”食べる”の位置が逆だお!」
とすぐに気づきますよね?
このように文法というのは本来、反応するものためのものです。
私だってこのブログ記事を書いた後、読み直して
違和感がある箇所は修正した後にリリースするのに、日本語の文法力を活用しています。
英語も日本語と同じ言葉ですから、
間違いに反応できるような力をつけること、
これを最終目標と考えてください。
誤解6.文法は暗記
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「英文法は暗記だ」というのは大間違いです。
記憶力に頼るのではなく、「理解の深さ」で決まると考えてください。
これは英語に限らず、どんなことにでも言えるのですが
理解していないことを覚えるのは、ものすごく脳に負担がかかりますし、
そもそも役に立つことはありません。
例えばお経を考えてみましょう。
私はお経をヒトカケラも理解していません。
お葬式の度に(といっても、お葬式はおじいちゃんとおばあちゃんの2回しか経験してないけどw)
聞くのですが何をいっているのか全く理解できませんし、
何回聞いても覚えられる自信がありません。
また、よしんば覚えたとしても、お経ワードを適切に使うこなすことは出来ないでしょう。
なぜならまったく内容を理解していないからです。
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英文法だって同じです。
表面的なことだけを丸暗記しようとしても
ストレスが大嫌いな脳はつまらないと感じたら頭に入りませんし、
そもそも丸暗記したところで使えなければ無意味じゃないですか?
ですので、
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「考えるのは面倒くさい。とにかく丸暗記で突破しよう」
ってオランウータンみたいな思考はやめましょう。
そうではなく、大事なのは理解の深さなのです。
今回、英文法にまつわる誤解をご紹介しました。
あなたも誤解していなかったですか?
もしも1つでも当てはまったら、
今回の記事をもう一度読み直してしっかりと誤解を解くようにしてくださいね!
黒坂さん、おはようございます。
ちゃちゃみです。
この前はご返信をありがとうございました。
現在単語を攻略している最中での質問なのですが、日本語の文章の順番と英語の文章の順番違いで短いものなら『私は 食べる りんごを』はすぐにわかるのですが、これかが『私は 食べる りんごを 送られてきた 友人から 長野に住む』のように段々長くなると最初の方を忘れて、もう一度単語を見てしまいます。これが会話の中だと見返すことができないのでその時は何度も聞き返す事になってしまいそうです。
黒坂さんが日本語文章の感覚と英語の文章の感覚の切り替えがスムーズに出来る様になったのは、単語をかなり覚えた頃でしたか?
学生時代の時はただの勉強として英語をこなしていたので、これから使うツールとして向き合った時、自分が長い文章を理解できる英語脳になれるのかどうか心配です。
黒坂さんの経験を伺いたくて質問しました。お手隙の時でもお答えいただけると嬉しいです。
ブログを読んでこれからの英語の必要性を確認し、多読をしています。
これからも宜しくお願いします(^ ^)。
ちゃちゃみ さん
ご質問ありがとうございます!
>返り読み
なるほど、ご心配の気持ちはよく分かります。
「こんな調子じゃ、ずっと英語をそのままサラサラっとは読めないよな…」
と不安になりますよね。
これを打開する方法があります。それは
英単語
英文法
慣れ
この力をつけるようにしてください。
英単語がわからなければ、そもそも意味が理解できないので言うまでもないとして、
問題は英文法です。
英文法と英単語があれば、英文はそのまま頭からスーッと読むことができます。
これから英文法の力をつけて行くことで、返り読みをせずにスムーズなリーディングがデキるようになります。
そして最後は慣れですね。
やっぱり大量の英文を読む訓練というのはどうしても必要になりますから、
焦らず、じっくりと英単語と英文法をたくさん蓄積して
その上で慣れていただくことでスムーズに読めますよ!
>感覚の切り替え
そうですね。
自分は速読英単語を繰り返し読みをするところからスタートして、
その次に英文法を極めたので
「日本語で理解→英語で解釈」
というプロセスは経なかったです。
>長い文章を理解できる英語脳
心配な気持ちはよく理解できます。
が、そこは誰もが通る道であり、
力がつく学習をすることで
間違いなくできるようになりますので、
どうかご安心くださいね!
また困ったら相談してくださいませ!
黒坂
黒坂様
質問に対し、いつも内容の有るご返信をありがとうございます。
まだ初めて数日ですが、今回の私の質問も成果を早く欲しがる気持ちが根底にあるからだと思いました。黒坂さんが最初に一年と提示しているのに、気が急いてしまいました。なのにきちんと回答を頂き、読んでいてそうだよねと思いました。
(プロセスを経ていないはスゴイと思う。私もそうなればいいな)
ただ性格上正直焦りたくなりますが(^◇^;)、いい意味でのじっくりを心掛けたいと思います。
アドバイスをありがとうございました。
今後とも宜しくお願いいたします。
ちゃちゃみ さん
いえいえ!
こちらこそ、いつも丁寧にありがとうございます!
ご認識の通り、成果は急ぎすぎない方がいいかもしれませんね!
英語は長期戦ですから、焦らずじっくり進んでいきましょう!
着実に成果の出る努力を積み上げれば必ず成功できますので!
応援しております。
よろしくお願いいたします!!
黒坂