「3ヶ月で英語が出来るようになりますか?」への私の答え

こんにちは!黒坂岳央(くろさか たけを)です。
英語本を出版し、英語学習ブログを立ち上げてから時々、お問い合わせを頂く事が増えてきました。相談頂く方の中に「3ヶ月あれば英会話をこなせるようになりますか?」と質問をくれる事があります。ここで無責任な人や、相手に何かを売りつけたい人は

「はい、必ず出来るようになります。自分の言うとおりにすれば…」

と何か商品を提示するでしょう。

私はこうした質問にこう答えています。

「可能か?不可能か?ということでしたら可能だと思います。ただし、3ヶ月でとなるとかなりの分量をこなしてもらう必要がありますが…」と正直に。

多くの人はこうした回答を求めていないかもしれません。悩んで悩んで…そして最後に背中を押してほしくて誰かに「3ヶ月あれば出来る?(出来るって言い切って!)」と心の中で叫んでいることでしょう。3ヶ月という期間は何か大きな事を成し遂げるのに、長い期間ではありませんから、その期間で英会話をこなせるようにとなると結構頑張らなければいけません。でも、それは何かを犠牲にするほど必要な努力でもない、ということも事実なのです。

私はウソは言いません。私がこのブログやその他活動を経て欲しいものは、「信用」ですから誠実さを貫くため、バカ正直に答えてみたいと思います。

 

人によって投下できる時間は異なる

英語は所詮、単なるツールに過ぎません。ツールですから、どれだけ運動音痴の人も自動車に乗る経験を詰めばいつかは乗ることが出来るのと同じで、英語だって必ず出来るようになります。才能とか、知能とか、年齢が壁になるような分野ではないのです。国際会議で同時通訳者になるなら話は別ですが、外資系企業に入社して、外国人役員にプレゼンテーションをする程度なら本当に誰にでも出来ます。

しかし、3ヶ月といった短い期間で、「英会話をこなせるように」と言われると少し話は変わってきます。なぜかというと、人によって使える時間は全然違うから。同じ3ヶ月でも、頑張れば5000語の英単語を脳みその長期記憶に刻むことは可能ですし、私も実際にそれをやりました。私が指導した弟なんかはもっともっと先へ行ったのです。でも、私が当時、フリーター派遣でしたし、弟はニートでしたから、投下出来る時間の分量が多かったというのもあるでしょう。

3ヶ月、本当にやればそれはものすごく力が付くのは間違いありません。私の本の書いてある通り、徹頭徹尾やって成果が出ないという人がいたら、逆に興味があります。じっくりお話を聞かせてもらって、もしも私のやり方に不備があるなら迷惑料を支払ってもいい。そのくらい学習ノウハウには自信があります。

ですが、人間ですからやっぱり機械のように動けません。人は冷たい金属でできているのではなく、温かい血肉通った動物です。感情ややる気に波があるのが普通ですから、学習の取り組み方にムラがあるものなのです。そのゆらぎは人によってあまりにも異なるので、「3ヶ月なら100%誰でも出来る」と私が言うならば、それはウソつきになってしまうのです。だから私は嘘を言いたくないので「誰でも。100%」と言った表現は避けます。でも本当に持てる時間を精一杯投下して、一生懸命やれば成果を出すことが出来るのに十分な期間、それは間違いないのです。

 

3ヶ月ではなく、一年間のロングスパンで取り組んで欲しい

英語学習の成果は二次曲線的に伸びる性質があります。最初の方はあまり伸びが大きくないけれども、ブレークポイントという部分を超えると、突然に大爆発を起こしたようにすごい伸びを見せるというアレです。

なぜこんな事が起こるのか?それは長くなるのでまた別の記事でお話をしたいのですが、とにかく短期で成果を出すということはなるべく考えないでほしいというのがホンネです。3ヶ月真剣にやれば成果が出る、それは間違いありません。でも3ヶ月で出来ることはどうしても限られます。ごくまれに、ものすごく要点を押さえるのが上手な人とか、とてつもなく記憶力が良いとか、完全無職で一日16時間勉強する人とか、そういう人は3ヶ月でとんでもないところに行きます。私の推奨する英語多読をやり、3ヶ月目に英字新聞を読み始めた超人がいました。でも、そんな変態的に賢い人のエピソードは知らない方がいいです。普通ではないのですから再現性はないですし、そんな話を聞いてもがっかりするだけですから。

多くの人は3ヶ月必死にやって出た成果を前に、少し失望するかもしれません。「あれだけやったのにこんなもの?」と。多くは英検3級、つまりは中卒レベルに達することでしょう。でも私からすれば英語力ゼロからたった3ヶ月で、しかも独学で中学3年分の実力を付けることは驚異的だと思います。しかし、「3ヶ月頑張るぞ!」と決意して頑張った人には結構しょぼく感じてしまうわけです。

 

一年頑張ればペラペラになれる

「3ヶ月あれば英会話が出来るようになりますか?」

この質問の裏側に隠されているのは、「3ヶ月やって成果が出ないなら、はじめからやらない」という気持ちです。「3ヶ月必死にやっても思うようにいかなかった」で、諦めるのは本当にもったいないですし、3ヶ月頑張れる根性と熱意があるなら、それを後9ヶ月頑張ってトータルで1年続ければ、それはもう必ずモノになると私は自信を持って言い切ります。

考えてみれば3ヶ月で大きなことは出来ないんですよね。英語に限らず、スポーツの世界でも、会社勤めも同じ。堂々と「自分は出来る!」と言い切れるのは1年くらいはかかりますよね?英語も同じです。所詮はツールで誰にでも出来る、とはいっても、あまりにもわずかな期間では出来ることは限られてしまいます。

一年間あれば途中で少し息切れしても、迷っても後で挽回するのに十分な期間です。私も英語力ゼロからビジネスの場で困らないくらいペラペラになれましたが、途中でずいぶんと遠回りをしてしまった局面がありました。しかし、最初からロングスパンで取り組むつもりでしたから、途中で寄り道しても最後にはたどり着くことが出来ました。

「3ヶ月で英会話が出来るようになるのか?」それは不可能なことではありません。しかし、無理に短期間で成果を出すことはないのです。英語力を付けることの鍵は「やめない」ということです。それは英語に限ったことではなく、世の中のあらゆる挑戦に言えることだと思っています。

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