今回は英語の勉強の強いマインドを作る! 東大メンタル ドラゴン桜に学ぶ やりたくないことでも結果を出す技術に付いて解説していく。ドラゴン桜ってドラマ、漫画人気だよな。自分もかなり好きでドラマは2005年度版、2021年度版両方見た。物語もめちゃめちゃ面白いけど、随所に英語学習に役に立つ勉強法の話、魂震えるような名言、メンタルの話もたくさん入ってる。さて、この動画では西岡 壱誠(にしおか・いっせい)さんが書かれた東大メンタルという本の中から、英語学習者に役に立つ話をしていく。動画を最後まで見たあなたは、勝てるメンタルの作り方が全部わかり、結果として英語学習を継続できるようになるのでぜひ最後まで見て行ってくれ。今回は次の内容でお届けする。
1章 英語の勉強は知力ではなくメンタルゲーム
2章 英語学習に勝つ東大メンタル
ではいく。
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>>>東大メンタル 「ドラゴン桜」に学ぶ やりたくないことでも結果を出す技術 著:西岡 壱誠さん
目次
1章 英語の勉強は知力ではなくメンタルゲーム
さて、1章では英語の勉強は知力ではなくメンタルゲームという話をしていく。っていうと絶対に「うそー?やっぱ賢くないと無理でしょ?」「努力するのも結局才能じゃん」って反発が返ってくる。気持ちは分かる。自分も昔はそう思ってた。確かに英語の勉強をする上で、暗記や理解の要素はしっかりある。同じ条件、同じ勉強法、同じテキストと教師、理科の実験室みたいにすべてを同じ条件に揃えて検証すればそりゃ記憶力、理解力がある人が勝つと思う。その事実は否定しない。ほら、やっぱり結局知能じゃん。才能じゃんって考えると思う。それでも自分は違うと断言する。成功に必要な要素は、知力や才能以上にメンタルの比重の方が断然大きいんだ。これだけ言われてもえーそうかなあと全然しっくり来ないと思うのでここから論理的に証明していく。
ここからの話は生まれた時からGoogle検索を使いこなす若きキッズには想像もつかないと思うけど、今から30年くらい前の1990年代、この頃日本人がちょんまげをやめたタイミングなんだけど、英語の勉強は課金ゲー的な要素が強かった。英会話をしたいと思ったら語学留学にいくか、駅前留学で新車が変えるほど軍資金が必要だった。勉強法を知りたければ、書店か図書館で本で調べるしかない。しかもその勉強法は本当に正しいかどうかなんてやってみないとわからない。だって書籍レビューもないし、解説系YouTuberもいないですもの。洗濯機を使う代わりに、ガンジス川で洗濯をするしかないレベルにむちゃくちゃ学習環境が悪かった。
でも今はどうだろう?すでに世の中にたくさんの勉強方やツール、技術が無料で誰でも使える状態になってる。あなたもこの動画をスマホかPCで見ていると思うけど、それができている時点で全員条件は同じ。ここでスマホの普及率を見てみよう。最新の2023年版の内閣府の消費動向調査によると、日本の総世帯におけるスマートフォン普及率は89.9%。持っていない10.1%の人も家族に使わせてもらったり図書館の無料PCコーナーで使える。インターネットにアクセスできる環境は実質ほぼ100%。ということは?そう、日本に住んでる人はハンディなし。ということは、理論上その気になれば全員英語力をゲットできるチャンスがあるってこと。教えるのがむちゃくちゃ上手な英語講師から動画や記事の解説を受け、本当にその指導法が正しいかはコメント欄やレビューでチェックできる。英語を独学するためのツールや教材も無料でいくらでも使い放題。
近年、誰がどう見ても学習環境がむちゃくちゃ整った。じゃあ当然、日本人の英語力は伸びたよね?否、伸びてない。むしろ低下した。うっそー、そんなのありえる?あり得るんだよ。信頼のできるデータがある。国際語学教育機関「EFエデュケーション・ファースト」の2023年調査によると、英語を母語としない113カ国・地域のうち、日本人の英語力は87位。毎年、調査対象国が増えるに連れてどんどん下落していく。ということは相対比較で他国が英語力を伸ばして日本は英語力が落ちたということになる。
画像引用元:https://www.nippon.com/ja/japan-data/h01843/
「じ、じゃあ日本人は知能が低いからダメなの?」というとそうじゃない。むしろその逆で日本人は非常に賢い。フィンランドの研究Most Intelligent Countries in the World in 2024によると、最新の調査結果で100ヵ国以上の人々の知能を測定した結果、日本人が世界で最もIQが高いというデータを発表した。このWorldwide IQ Testは信頼性が高いことでも知られている。
1位日本、2位ハンガリー、3位台湾、4位イタリア、5位韓国と続いていく。
引用元:https://www.worldwide-iq-test.com/iq-tests
日本人は世界で最も平均的な知能が高い。学習環境もめちゃめちゃ整ってハンディがなくなった。でもなぜか英語力がダダ下がり。おかしい。硝煙反応が出ない。名探偵コナンもこの矛盾に頭を抱えている。黒坂が教えている英語多読だって奇策や裏ワザは何もない。明治時代の日本人もやってた記録もある。
はい、ここまでの話でわかったと思う。要は英語の勉強はやるか?やらないか?だけであり、知能指数は関係がない。数々のデータや統計を使って論理的に証明できたはず。でも考えてみれば、日本人全員がそうかというとそうではない。英語が苦手と評される日本人の中にもきっちりやりきって英語力をつけた人もいる。じゃあできた人とできなかった人の差って知能や学習環境の差じゃないなら一体何なの?その答えこそがメンタルだ。
そもそも、頭がいい人とそうでない人の決定的な差。論理的思考、記憶力という人は多いけど、これらはすべて生まれた後に獲得する後天的な能力だ。赤ん坊で生まれながら持ってる人は誰もいない。おぎゃーおぎゃー、「人間はうんこをする」「ソクラテスは人間である」故に「ソクラテスはうんこをする」、おぎゃーおぎゃーいやそうはならんでしょ。赤ちゃんにできるのは一日で何おぎゃーで母親の気を引けるかゲームくらい。で、一般人の能力に多少の差はあっても、一部の天才以外はどんぐりの背比べ。つまり、知能や才能がどのくらい優れているかを考えるだけ時間のムダ。なぜなら英語ができない本質的、あくまで本質的な理由と何の関係もないから。
さて著者によると、勉強が得意な東大生には次の共通点があるという。
・能動的に勉強する。
・本やネットの書き込み、人の話を鵜呑みにしない。
・書いたり話す時は独りよがりにならず、話を聞く相手の理解を意識する。
今いったこと、能動的に学ぶ、相手の立場にたつ、型を意識する。これは知能指数ではなく、心つまりメンタルの問題だと分かる。頭の良し悪しに関係なく、学ぶことが楽しければ必死に学ぶし、思考停止せず自分の頭で考えようとするし、話を伝えようとする時は相手の気持ちを想像しながら書いたり話たりすることはできる。つまり、東大に合格する一番の能力は学力ではなく、メンタル。東大受験はメンタルのゲームなので、たとえ気乗りしない、本当は楽しくないやりたくないことでもちゃんと結果を出す力があるってこと。ダイエットと勉強は似ている。そう、両方メンタルゲームってこと。ダイエットの成功に高い知能指数や才能は要らない。シンプルに消費カロリーを摂取カロリーより大きくするだけ。やるべきことは明確。食べ過ぎをやめて適度な運動。これだけ。頭ではみんなわかっている。だけどやりたくないからダイエットできない。今いったことは英語の勉強もまったく同じ。力のつく正しい勉強法にたどり着いても、やり方を理解してもできない。このYouTube動画を見て、完全独学で英検準1級、1級、TOEIC900点以上取ったと連絡くれる人がいる。ありがたい。でも、90%以上の人は同じ動画を見て、同じテキストを使っているはずなのに身につけられない。この差は何?メンタル以外にはあり得ない。
やる人はどんなに逆境でもやるし、やらない人はどれだけお膳立てされても絶対にやらない。やる人とやらない人の差、それが後天的なスキルであるメンタルなんだ。ここまでの話であなたにメンタルの重要性、そしてあなたにはその肝心なメンタルの理解がかけていたことが理由で英語の勉強に苦労していることがわかった。じゃあ次にいこう。
2章 英語学習に勝つ東大メンタル
では2章では英語学習に勝つ東大メンタルについて解説していく。ここからの話が一番重要になるので、ぜひ集中して聞いてくれ。
1.なぜ勉強をやりたくないと思うのか?
2.やりたくないことで結果を出す方法
3.自らマインドコントロールをかけろ
4.勝者の言い訳と敗者の言い訳
5.狂気になれ
6.自分の頭で考えるな
7.満腹感ではなく飢餓感を作れ
8.目標は2つ立てろ
9.漠然と考えるな
数が多くて時間が限られているのでサクサク解説する。
1.なぜ勉強をやりたくないと思うのか?
1つ目、なぜ人間は勉強をやりたくないと思うのか?この謎を考えていこう。「そんなのあたり前田のクラッカー」と1960年代生まれの人は今思ったはず。でも、本来は勉強は誰にとっても楽しいもののはずだ。勉強は本来楽しい。人間は母親のお腹の中にいる時から、耳を通じて外界からの情報を積極的に得ている。国語を学ぶことで、世の中にあるたくさんの文章を読んで理解できる。英語を学ぶことで世界中の人とコミュニケーションが取れる。経済を学ぶことで政治やお金の動きがわかる。誰しも本来は成長意欲を持っている。後退するより前進する人生の方が間違いなく楽しい。でも、勉強は辛い、しんどい、できればやりたくないという。黒坂の動画を見て英語の勉強を始めたけど、「すんまへん、しぇんしぇい! 辛いからやっぱりやめたい」という人から連絡をもらうことがある。不思議、自分でやりたいと始めたのになぜやりたくなくなるのか?
答えは簡単。そういう人は「受け身」だから。結論キタコレ。あなたは受け身でやってません?あったわー、めっちゃあったわー。でも考えてみればやったほうがいいこと、やるべきことって勉強以外にもたくさんあるのに、勉強が面倒で続かない人もできていることってたくさんある。毎日会社で仕事をする。言うことを聞いてくれない我が子の世話をする育児。毎日同じ作業の繰り返しである家事。世の中にはやりたくないけど、やるべきことで溢れかえっている。なぜ仕事や家事、育児はできるのに勉強はできないのか?その最大の違いはリターンの有無。会社にいけば給料がもらえる。オシメ交換をすると赤ちゃんはすやすや寝てくれる。掃除をするときれいになるし、料理をすると栄養豊富な食事ができる。でも英語は今すぐリターンはないんだよ。なるほどよくわかった。ということは?そう、英語の勉強は今すぐリターンが得られないという点は変えようがないけど、受け身という姿勢は今すぐ変えることができる。そう、それは主体的に頑張るということ。あれ?でも元々英語の勉強って自分が好きだから始めたのに主体的ではなく受け身でやるってどういうことー?意味わかんなーい。英語の勉強、自らやりたくてはじめるのに姿勢がとっても受け身な人がまあ多いこと。懇切丁寧に教えてくれたら勉強してあげてもいいよ。やる気が出なくなったらまるで赤ちゃんを湯船で洗うように丁寧に対応しくてくれるなら学んであげていいよ。ほらキビキビ動けよ、早くしないと僕ちゃんのやる気なくなっちゃうよホラホラ…って何様ですか?あのー、審査員さまですか?美味しんぼの海原雄山ですか?お客様は神様ですか?
勉強は贅沢品だよ、主体的に頑張る気がないならとっとと勉強をやめて働き者にでもなれ。その方が世の中の役に立つ。で、あえていいたい。英語の勉強を受け身でやって続かない人に聞きたい。あなたにやりたいことって他にあるの?興味関心がもりもりあるはずの英語の勉強すら受身の姿勢だったら、じゃあ一体他に何がやりたいの?ないよね?いやあ、もう何もかもが面倒くさい。人生のすべてが面倒くさい。息をするのも面倒くさい。そんな面倒くさいことだらけの人生って何が楽しいの?英語の勉強は一体、誰のための勉強なの?自分のためでしょ?自分でやると決めたんでしょ?だったらもっと主体的になろうよ。目を覚ませよ。甘えるな、世間はお前らの母親ではない。byトネガワ。自分で掴み取らないと何一つ手に入らないんだよ。
2.やりたくないことで結果を出す方法
東大が他の大学入試と違う点、それはどの科目もまんべんなく得点する必要があるってこと。数学だけずば抜けて点数が高くても弱点が足を引っ張ると合格は難しい。つまり、これは東大が弱点を放置せず、きちんと改善を試みて克服する力のある人材を求めているってこと。でも現実問題、すべての教科で興味関心のある人なんていない。やっぱり苦手な教科、つまりやりたくない教科でも結果を出す力が東大合格者は持っているということ。
多くの人はやりたくない→やらない、やれないと思い込んでいるけどそうじゃない。あなたもやりたくないことをちゃんとできている。たとえばカーナビ。ナビで目的地をセットして運転を開始したら、後は運転すればするほど100%目的地に近づくということになる。「なんかこの道はいやだわー。理由はよくわからんけどいやだわー今日の運転はここまでにするか。さて、今日はこの公園のタコ滑り台の中で寝るか」とか思わないよな。ねーよ。多少、運転に疲れても休みながらでも運転手は目的地まで運転を頑張れる。理由はシンプル、やりたくないことでも運転という努力が実を結ぶ確信があれば人が頑張れるんだ。勤務先の仕事大嫌い、上司も同僚もクソ人間ばっかり。一秒でも早く会社やめたいベーシックインカムはよと言いながらでも、10年、20年、そして30年以上会社員ができるのはお給料という努力に対するリターンが出るから。やりたくなくてもちゃんと成果を出せている。これ宝くじの引換券、1億円が当選してるけどあいにく今日は大雪、電車も止まってるから歩いて1時間かけて隣町にいかないといかないけど、期日は後3時間なり。どうする?いかない?いや、行くよね?今すぐいくよね?どんだけ怠け者でもいくわそれは。そういうこと。
じゃあなぜ、英語でそれができないか?それはリターンがちゃんと想像できてないから。英語の勉強をしてくれたら時給4000円出します、となれば誰でもやる。どんなものぐさでもやる。ドラマ、ドラゴン桜の第4話で「東大の生涯年収から計算すると、時給4000円だ。つまり目先勉強を頑張れば時給4000円で働ける仕事をつかめるのと同じだ」という台詞がある。黒坂がコールセンター派遣をしていた時は年収200万円前後だった。英語力を活用して外資系の専門職につけば年収はその3-4倍はザラ、人によっては年収1000万円だって到達できる。リターンを明確にすることで主体的に頑張れるんだ。
リターンはお金だけじゃない。この本の著者は高校までいじめられっ子だったといっている。いじめられたくないから東大にいくと。確かに。東大には釘バットとか肩にトゲトゲついたパットとか装備したヤツなんていない。「おはようございます」っていいながら鎖をビュンビュンいわせて振り回すやつとかいない。普通に話せば平和的にまともな対話ができる、そういった人間がいる。自分も高校生までは環境がひどかった。今日から俺はでいうところの開久高校みたいな工業高校で、世紀末覇者達もびっくりな殴り合いによる会話、いわゆる肉体言語でしかコミュニケーションが取れない奴らしかいなかったのでマジで嫌すぎた。だから勉強を頑張った。そうしたらアメリカの大学に留学したりまっとうな会社で働いてまともに会話が通じることの喜びに打ち震えたね。
3.自らマインドコントロールをかけろ
自分にマインドコントロールをかけろ。本書によると、東大生の勉強法と詐欺師がマインドコントロールからの売り込みには共通点が多いという。詐欺師のマインドコントロールの手口。
詐欺の手口1.現状把握
詐欺師はまず、相手が抱えている現状の不満を言語化するところから始まる。「あなたお金が足りなくて悩んでいませんか?人間関係で悩んでいませんか?」。ドキーン、はい実は悩んでおります。
詐欺の手口2.理想描写
「もしも今口座に1億円くらいあればウハウハだよね。素敵な恋人がいれば毎日バラ色の人生だよね」と想像させる。苦しくて不安だらけの現状とバラ色の理想をセットにしてそのギャップで相手の悩みと願望をしっかり認識させる。
詐欺の手口3.理論提供
「実はこの成功者のコンサルを受ければあなたはケツふく紙にしてもおしくないレベルにお金がジャラジャラ入ってくる」
「この水晶玉を買えばかわいい彼女が磁石で吸い寄せられるように向こうから寄ってくる」
肩にそっと手を置き、その詐欺詐欺ハンチョーは柔和な笑みを浮かべてこういった。フフフ……へただなあ、カイジくん。へたっぴ、欲望の解放のさせ方がへた。カイジくんが本当に欲しいのは師匠のコンサルと水晶玉だよな。カイジくん、贅沢ってやつはさ小出しじゃダメなんだ。やる時はきっちりやった方がいい。それでこそ次の節制の励みになるってもんさ。違うかい。うわああ、ほしいほしい。買います!リボ払いで100億ペリカで買います!よだれびちゃびちゃに撒き散らしながら喜んで買っていく。はい!カイジ君、師匠のコンサルと水晶玉お買い上げ!「勝ったな、ああ。」
いや、何やってるんですか。てか何の話ですか。実は今の話、東大生はこのマインドコントロールを自分で自分にやってる。まずは己の現在地を知るために共通テスト、旧センター試験の過去問を解く。これは現状把握。そうすると東大合格という理想とのギャップが分かる。自分にはあと何点必要か?そうしたらギャップを埋めるための勉強法という具体的な手段をリサーチして実践するだけ。そうすれば?あら不思議、なんと目の前のタスクをやるだけで東大というでかすぎるリターンが確実に手に入ってしまう。迷いもブレもなく、後はやればやるほど合格率が高まる。じゃあやるしかないよね?今すぐ頑張ろう。こうやって自分を洗脳して自主的に頑張っているんだ。
4.勝者の言い訳と敗者の言い訳
「言い訳はダメなもの」といわれる。確かにそう。でもドラゴン桜では、勉強やビジネスで成功する人は上手な言い訳ができる人という。こうし”たら”うまくいったはず。ああなってくれ”れば”成功したのに。たらればを改善と次の行動につなげる。バスケのシュートを外した。勢いをつけすぎた。もう少し力が抜れば入っていたのに。じゃあどうする?ボールが手から離れる瞬間に脱力しよう。よし、次ははいった。これだな。エジソンは「失敗ではない。うまくいかない方法を見つけた」という。うまくいかないやり方から学んで上手に言い訳をしよう。英語の勉強を始めてもすぐに眠くなって気がついたら夢の向こうへ行ってる。悔しい。寝なければ全部終わっていたはずなのに。食事抜きをすれば居眠りに負けずに済む。でもこのタイミングで食べないと日中何も食べないからかえって1日のパフォーマンスが落ちる。そうだ、ランチタイムだけでも血糖値が高くなる炭水化物を減らしてみよう。たらればは逃げではなく、次回につなげれば敗者の言い訳ではなく勝者の言い訳になる。
5.狂気になれ
東大受験でも英語の勉強でも難関資格でも、偶然も奇跡もない。大きな成功をもたらす条件があるとすれば、それは圧倒的な狂気なんだ。狂気とはすなわち、狂っているということ。著者は東大の過去問を50年分解いて、過去問をみれば何年の問題か分かるといってる。正直、ここまでやり込むのは狂ってると思う。東大生で留まっているのはもったいない。東大合格予備校講師になっちゃえば?って思ってしまうレベルだと思う。英検でもTOEICでも試験会場にいくと、分厚い参考書とか問題集がボロボロになっているのを見ることがあると思う。普通に使っていたらあそこまでボロボロにならない。それだけトチ狂ったやりこみをしているということになる。
仕事でも勉強でもでかい結果を出しているプロフェッショナルは総じてイカれてる。黒坂は1週間で1-2本動画を出してるけど、最初の頃は毎日更新を宣言してひたすら1日1本動画を出し続けてた。もっとヤバい人だと1日で7本くらい動画を毎日更新するという人もいる。そこまでいくともう真似できるとかのレベルじゃない。完全にバグってる。狂ってる?それ褒め言葉ね。普通じゃない結果を出すためには、普通じゃない狂気が必要。24時間ぶっ通しで勉強する、とかじゃなくてもいい。たとえば普通のことを継続するのも十分イかれてる。英語の勉強を1年間、2年間というロングスパンで、毎日1時間、2時間勉強をコンスタントに続ける。これだけでも正気の沙汰じゃないレベル。普通の人にはできない。9割は3ヶ月以内に消える。英語の勉強を長期継続、まずはこの狂気を目指そう。
6.自分の頭で考えるな
勉強ででかい結果を出すなら、自分の頭では考えない。これがめちゃめちゃ大事なんだ。ええっ?せやかて、思考停止するな自分の頭で考えろ常識を疑え(キリッ)ってSNSではドヤる人をたくさん見るよ、まあ分かる。確かになんでもかんでも人任せ、答え探しはバカのすることだと思う。幸せな人生の生き方、結婚するかしないか、子供を持つか持たないか、こうした問いに答えはない。んなもん知るかいな。他人に聞くな。自分で考えて自分で答えを見つけろ。
でも勉強は違う。答えがある。英検なら合格、TOEICならハイスコアにつながる答えは存在する。それはスピーキングやライティングといったアウトプットも同じ。自分で考えて作文するな、英会話の練習するな。そうではなく、まず模範解答を見る。そこから今の自分に足りないものを洗い出して練習を重ねて模範解答のクオリティに近づけろ。いやどす、ワイは全部自分でオリジナリティ爆発させて考えるんやー!はい、そういう人は秒でお陀仏する。答えがない分野は自分で考えろ。答えがある分野は自分の意志やこだわりなんて燃えるゴミの日に捨てて答えの靴をペロペロ舐めて答えに自分をあわせにいけ。評価されない強いこだわりとかオリジナルティは全部ゴミ。勝てば官軍、負けたらゴミ。評価される力とは、いかに主観やこだわりを捨てて客観的スコアを積み上げられるかのゲームだ。戦い方を間違えるな。
7.満腹感ではなく飢餓感を作れ
人が成長するのは満腹感ではなく飢餓感。だから若い時期は満腹ではなく飢餓で苦しめ。満腹だとあっさり妥協する。まだ目標達成してないのに「今日はこのくらいでいいか。もうゴールしてもいいよね?」絶対に中途半端にやめる。毎日やらないといけないと思っていても、なんとなくやる気がない。でも飢餓感は違う。ほしいのに手に入らない。苦しい。だから頑張れる。あなたが飢餓感がなくて困っているなら簡単な解決方法を教えよう。それは必死に勉強している人を見ればいい。みんな頑張っているのに自分だけハナホジで出過ぎた腹を放置したまま寝転んでポテチかじれる?無理でしょ。自分も勉強やろうと思える。おすすめはSNS、Xで勉強垢を作る。みんな頑張っていたら自分も頑張れる。東大生は負けず嫌いが多い。でも決して最初からそういうわけじゃない。進学校に行ったことで周囲が脇芽もふらずに頑張っている様子を見続ける環境に身をおいたことで、途中から飢餓感を獲得した。
8.目標は2つ立てろ
めちゃめちゃあるあるなダメパターンとしては、勉強をやる前に到底達成不可能な非現実的スーパーハードな目標を立てて、それができない日が続いたら萎えて挫折。あなたも何度も繰り返してきたと思う。何度黒坂がベストを目指すな、ベターを積み重ねろといっても完璧主義という病を治療することは難しい。そこでおすすめしたいのは、目標を2個立てることだ。最低限目標と、理想的目標の2つ。「最低限目標:英単語最低5個覚える」、うん、これならできそう。「理想的目標:英単語を50個覚える」、かなり厳しいけど残業や飲み会がなくて早く帰れた日ならいけそう。そんなぬるま湯でええんですか?そう思うだろう。でも意味はある。それは最低限目標を達成し続けることで、「毎日ここまで頑張ったし今さらやめるのはもったいない」「ものぐさで継続できないダメやろうと思っていたけど意外と頑張れてる自分」そうやって段々自信が湧いてくる。この自分が次の一歩、また一歩、そして長期継続を作る。
9.漠然と考えるな
最後だ。英語ができない人の典型的な特徴はすべてが漠然としていることだ。「なんとなくだけど英語ができた方がいい気がする」「頑張っても伸びないと焦る」これらの思考がダメな点はすべてが抽象的なこと。抽象的だから「英語ができるようになりたい」に対して「いつまでにほしいの?具体的に求めるレベルは?どんな勉強法でやるの?英語力を取得した後はどう活用したいの?」何を聞いても答えられない。つまり、目標ではなくただの願望、いや妄想に近い。「ああ、お金持ちになりたいなあ。空から札束降ってこないかなあ。1億円くらい」って考えるのと同じくらい無意味。
それは学習者の質問にも現れる。「英語がわかりません。どうしたらいいですか?」と質問をしてしまう人は抽象的に考えているから、伸ばし方を教えてもふーん、で聞きながず。こちらのアドバイスを受け止めることもできないから伸びない。一方、伸びる人は質問も抽象的ではなく非常に具体的だ。「英語の長文問題で関係詞が複雑な場合に文意が取れずに困っています。反復読みを続けると自然に上達しますか?もしくはテクニカルな読みを取得した上で反復したほうがいいですか?」みたいに聞いてくる。こんな感じで聞いてもらえばこちらもピンポイントで相手の求めるものをズバンと豪速球ストレートで返せる。質問者も求める答えがストレートに返ってくるからメリットを享受できる。とにかくすべてを具体的に考えよう。
今回は以上だ。ドラゴン桜には数々の名言で溢れている。たとえば「子供の可能性を潰すのは親の否定だ」というセリフ。これは英語学習をスタートすると家族や友達が心配して「無謀な挑戦で自信を失うだけだからやめておけ」と助言するドリームキラーのことを言っている。それから「国は物事を深く考えないバカでいてほしいと思ってる。その方が馬車馬、つまり奴隷でいてくれるから」というセリフも、適度にご褒美を与えて小さく満足させ反乱を起こさせず、資本家、政治家にとっていつまでも便利なコマでいてもらいたいという本質をついている。また、「バカは東大にいけ」というのも、特別に人並み外れた才能がない人は、とりあえず勉強を攻略して東大という安全パイに乗ることで学歴が強力な錯覚資産となる。そうすれば本来の実力以上のメリットを享受できるという資本主義社会の不文律の構造について言っている。マインドとやる気を一緒に考えてしまう人がいるけどそれは間違い。マインドは土台、やる気は栄養ドリンク。黒坂は元々ふわふわパンケーキもびっくりするレベルのヘニャヘニャメンタルだったけど、英語の勉強をする過程で鋼のメンタルを手に入れる事ができた。そのおかげで、アメリカ大学留学、外資系企業転職、起業と次々挑戦することができた。モチベーションアップなんて栄養ドリンクはやってない。とにかく強いマインドを人工的に作った。それはあたかも強い土台の上にできたマンションが地震に強いのと同じ。あなたにはすでに鋼のメンタルの作り方は教えた。今日から早速コツコツと勉強を続ける過程でメンタルを育てていこう。ほなまた。
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