オレだ。
あなたが英語多読で英語力を伸ばす上で、
鬼のように重要になってくるのが
「努力の質と量への正しい考え方」だ。
オレはこれまでたくさんの受講生を見てきた。
短期間で大きく伸びる人の共通点に
「質と量の考え方について理解している」
というものがあると感じているんだ。
あなたがおそらく持っているであろう、
「ぶっちゃけ、質と量どっちが大事? 両方、ってのはなしで答えて!」
という疑問への答えの結論を出す。受け取ってくれ。
オレからの結論はこれだ。受け取ってくれ。
↓
英語学習に限らず、努力の質と量は両方大事。
だけど、あえてどちらがより重要化を語るなら「質」だと思う。量なき高い質も実現不可能。だけど質を意識せず、頭空っぽで手だけ動いても成長なんてしない。
成長につながる数ゲイコには、必ず質を高める意識が存在するからね。
— 黒坂 岳央@本業:主夫|趣味:仕事とゲーム (@takeokurosaka) March 4, 2021
目次
この記事の信頼性
人は実績のないやつの言うことは聞かねえ。
だからオレは自分の実績を晒す。
コレを見て、オレの話が信用に足るかどうかを判断してくれ。
↓
オレは英語を多読することで、独学で英語力を身に着けた。
TOEIC985点、英検1級を取得。
米国の大学に会計学専攻で留学し、複数の外資系企業で英語を使って働いていた。
今も英語教育ビジネス、英語ビジネスジャーナリストという仕事をしている。
オレは最小の努力で、最大の結果を出すことを常に意識してきた。
努力することは大事だけど「ムダな努力」は大嫌いだぜw
だから、高学歴で能力の高いエリートにしかできないような
勉強法を教えるつもりはない。
英語を勉強を教える上では、科学的根拠に基づく
再現性の高い方法を指導させてもらっているぜ。
「このオッサンの話を聞く価値ありそうだ」
と感じたら、ぜひこのまま読み進めてくれ。
「量質転化の法則」は万能なのか?
英語に限らず、あらゆる挑戦をする上では
「量質転化の法則」
を理解することがメチャ重要になってくる。
量質転化とは、簡単にいえば
「ゴタクを並べず、まずはバカみたいに量をこなせ。そうすれば質が高まる」
って話なんだ。
この話の代表例として、
自転車に乗る練習があげられる。
あなたも子供の頃、自転車に乗ってはコケ、乗ってはコケ…を繰り返して
最後には乗れるようになったはずなんだ。
自転車に乗れるようになるには、
1回1回を時間をかけてあれこれ乗り方を考えたり、失敗を分析するより
何も考えずに10回、20回とサドルにまたがる方が手っ取り早いと思うんだ。
英語学習もこれと似たところがある。
勉強法の要領を掴むためには考えすぎず、
とにかく数ゲイコをこなして、
体で覚えようぜという要素はゼロではないんだ。
「なーんだw それじゃ量をこなせば質が伴うなら、もうあれこれ考えるのはやめればいいのかw」
「おk、頭空っぽでガツガツやればエエんやな?」
そう考える人も出てくるだろう。
けどな、そう単純な話では終わらないんだ。
<参考>過去記事で「量質転化の法則」をガッツリ解説しているんで、こちらも見ておいてくれ。
↓
「量質転化の法則」が崩れる時
「ただただ、頭空っぽでやればいつかは質が高まる」
そう考える人は割といる。
特にオレは「英語のリーディングを反復しなさい」と言っているから、
5回より10回、10回より20回読めばやった分だけ、
「無条件に(ここ重要)」努力が報われると考えてしまいがちなんだ。
確かにリーディングを反復し、努力して数ゲイコをこなせば実力が伴ってくるのは間違いない。
けどな、忘れないでくれ。
それには「質を高める」という意識が絶対的に大事ということを。
Aさん「英語テキストを10回反復。質のことなんて意識しない。ただ反復回数の数字を10回にすることだけ。頭の中は”あー、ツマンネ。早く終わらないかな”で埋め尽くされている」
Bさん「英語テキストを10回反復。常に質の向上を意識。反復する中ですでに覚えたところはスピーディーに進めて、うろ覚え箇所はじっくり読む。反復読みだけで頭に入らないものは、Google画像検索や、例文帳を駆使して暗記」
そばで見ていると、AさんとBさんのやっていることは、
両者とも「テキストを10回反復よみ」という点で全く同じだよな。
…違いがあるとすれば、質を高めることへの意識があるかどうかなんだ。
でも、この意識の有無が成功、失敗をわける決定的な差になっちまう。
<参考>英単語を効率的に暗記するノウハウは、下記の記事で手に入る。よかったらこっちも見ておいてくれ。
↓
イチロー氏の素振りに学ぶ、質と量の考え方
改善や成長への意欲がない数ゲイコをしても、高い効果は得られない。
今モーレツに努力している人にはショッキングは話かもしれない。
…けどな、これは考えてみれば当たり前の話なんだ。
野球の天才・イチロー氏は、子供の頃から他の選手が練習を終えて休んだ後も、
一人で淡々と素振りをしていたと言っている。
じゃあ、他の人が彼の真似をして練習時間外に
同じ時間素振りをしたら、全員がイチロー氏のようにはなるだろうか?
答えはNOだ。
重要なのは「努力量だけ」では
ダメだということなんだ。
もちろん、努力は大事だし、努力をすることで、
他人ができないことが出来るようになるのも事実だ。
…けどな、努力をする時にも、質を高める意識は絶対に必要ということも忘れないでくれ。
イチロー氏は素振り1回1回から、
フォームの改善を意識していたことは明らかだろう。
オレはイチロー氏本人から話を聞いたわけじゃないけど間違いない。
そして、これこそが一般人と天才をわける差なのだとオレは思う。
そういう意味で、英語多読の修業をする時にも
分量をこなしつつ、質を高める意識は絶対に忘れてはいけないんだ。
英語ペラペラ、稼ぐ英語力なら「学習の質」が大事
なぜ、オレがうるさく質を高めろと言っているのか?
理由は簡単。
あなたが目指す、英語で
やりたいことの最終ゴールは
「質の高さ」
が求められるからなんだ。
オレの元には毎日、ブログやYouTubeを見た読者・視聴者さんから
英語で叶えたい夢についてお問い合わせや相談がそこそこ寄せられる。
オレは別にインフルエンサーじゃないから、何百という数ではないけど
「お問い合わせが1件もない日は、一日もない」という程度にはもらってるよ。
いつもアザス。全部読んでいるし、できるだけ返事を出すようにしているよ。
だからオレはこの記事を読んでいる
あなたの夢は、ほぼ正確に
把握できているつもりなんだ。
9割以上の英語学習者が英語を学ぶ理由は、
人生で得をしたいからだ。
・進学、就活や転職をする際に英語力で人生有利にしたい。
・TOEICでハイスコア、英検合格をして自信を持ちたい。英語力の証明書が欲しい。
・英語ペラペラになって、カッコよく話して周囲を見返したい。
日本人が英語を学ぶ動機はこんな感じだろう。
分かるよ。オレは全部、理解できている。
だけどな、これらを実現するには質の高い努力が必須なんだ。
あなたに高い年収をオファーする企業は、あなたの英語力はビジネスレベルを求めてくる。
当たり前だ。相手はあなたに高いお金を出すことになる。
しょうもないスラング英語、ブロークン英語力なんて求めてない。
英検の上位級、TOEICのハイスコアゲットには
語彙力や英語面接でハイレベルなものを求めてくる。
簡単には通してくれない。
そして英語ペラペラになるには、語彙力や英文法力などの基礎力に加えて、
英語多読をすることで、頑健なインプットをガッツリ脳内にブチ込む必要がある。
どや?
全てが質の高い努力をしなければ、
どれも手に入らないものばかりだよな。
質の高い結果を出すには、質の高い努力が必要。
ま、当たり前の話よなw
間違っても、やらされ感が全開で
「あー、まだこんなにページ残ってるのかよ…クッソツマンネ。早く終わらねえかな…」
とか考えながら、形だけ反復する薄っぺらい質の低い努力を重ねてもダメってことなんだ。
「質の高い英語学習」の定義
「わかったよ。テメエの話を聞いて覚悟を決めたぜ。 で? 具体的に質の高い英語学習ってなんやねん?」
と疑問が湧いたことだと思う。
安心しろ。オレがここからそのエッセンスを語っていく。
いくつかあるからしっかり聞いてくれ。
本質を語るなら、「成長し続けられる努力」こそが質の高い学習と言える。
そのために直結するものは、すべて「質が高い」ということが出来るんだ。
1.正しい方法論で学ぶ
まずはなんといっても、正しい方法論の元に勉強をする必要があるよな。
英単語を覚える時に、英語長文を反復リーディングすることをオレは勧めているけど、
その一方で手で書いて覚えたり、英会話実践訓練だけで覚えようとする人もいる。
うまくやればわずか2ヶ月・3ヶ月で4000語は英単語を暗記できるはずなのに、
やり方をミスってしまったがために、
一年経っても1000語も覚えられないという状況はあり得る。
その差は記憶力といった
能力値によるものではなく、
方法論の違いでしかない。
恐ろしい話だ。ああ、怖いよな。
やり方をミスっただけで鬼のように成長する代わりに、
カタツムリレベルに成長が遅くなる。
あなたにはくれぐれもそうなってほしくない。
だからしっかり正確な勉強法を学び、丁寧に勉強してくれ。
2.集中力
それから集中力もイコール努力の質を決める要素になる。
当たり前だけど、英語の勉強をする時には、集中しないといけない。間違っても
「今日、会社の帰りに日高屋のチゲ味噌ラーメン食べて帰ろうかな」
とか考えながら勉強してもカスほど伸びることはないだろう。
まずは集中しろ。集中できないなら、集中できる環境を作るんだ。
<参考>集中力の作り方は、このあたりの過去記事が役に立つはず。
↓
3.改善・成長への意識
それから改善を続ける意識を持ってくれ。
同じやり方を延々繰り返してしまったら、努力の質は変わらない。
もちろん、努力を続ければいつかはゴールにたどり着ける。
だけど、途中で改善点を見つけたならバンバン取り入れて効率を高めていこう。
たとえば、オレの運営する英語多読のオンラインスクールの生徒さんの中に、
まさにバク伸びと言っていいほど、短期間で英単語を覚えた人がいたんだ。
その人がシェアしてくれたコツとしては、次のものなんだ。
1.速単テキストは1章から70章まである。反復すると「しっかり暗記完了」と「何度やっても覚えづらい章」にわかれる。
2.漫然と反復するのは効率が悪いから、単語の暗記度合いが、7割以下の章のページに付箋を張る。
3.付箋を張った章だけを反復。これなら、すでに覚えて反復の必要がない章はカットできき、早く進める。
こういうやり方をしたんだと。
こういう気付きは素晴らしいよな。
質を高める意識があるからこそ、生まれる改善意識だと思うんだ。
以上3つが努力の質を高める方法だ。ぜひ参考してみてくれ。
ただし、量をこなさない質は実現不可能
この記事では、オレは一貫して「質が大事やぞ」と述べた。
けどな、質の高さはお伝えしつつ、「大量の量をこなす」という
数ゲイコの重要性もまたあなたには理解してもらいたいんだ。
質を高めるための意識や知識は必須。これは間違いないよな。
だけど、「知っている」と「できる」の間には大きな大きな川が流れているんだ。
方法論や改善意識の
重要性を学んでも、
次の瞬間から使えるわけじゃない。
まだ「知っている」という状態に過ぎないんだ。
これを「できる」に変えるためには、絶対的に分量をこなさなくちゃいけない。
…ああ、上で語ったとおり「量質転化の法則」が効いてくるわけなんだ。
今回の話は以上だ。
「量と質はどちらが大事ですか?」という問いについて、
オレからの答えは「両方」ってのが本音。
でも「あえてどちらか1つだけ!」
と聞かれれば「質」と答えるだろう。
参考にしてくれれば幸い。最後まで読んでくれてアザス。
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