「やらないとダメなのは分かってるけど、どうしても英語学習を先延ばしにしてしまう」
「今やるべきは英文法だと分かってるけど、気がつけば手を付けやすいものばかりやり散らかしてしまう」
そんなお悩みを解決する。今回は韓国で大ベストセラーになった「後回し」にしない技術という書籍を取り上げながら、英語学習に役に立つ内容にカスタマイズしてお届けする。「黒坂さん、先延ばしは性格だから変えようがないじゃないですか?自分は英語だけじゃなくて何もかも後回しにしてきた!これ以上後回しにするべきでないというのに。でもどうやっても変われない!なんとかして!もう来世に期待するしかない?」あなたはそう思っていないだろうか?No!あなたが先延ばしにしてしまう理由はシンプル、知識・技術が足りないから。人間は本来全員が先延ばしの達人だ。子供を見てくれ。みんな夏休みの宿題は8月31日までやらない。彼らこそ先延ばしを極めし者なり。ってストリートファイターの豪鬼かよw あなたはこれまでの人生で「先延ばしをやめる治療」を受けたことはあるだろうか?いや答えなくていい、ないのは分かってる。だから子供のまま大人になってる。この動画ではあなたが英語の勉強をずっと先延ばしにしてしまう理由を解説するだけでなく、どうすれば治療できるか?についても具体的に話していく。動画を見終えたら明日から、いや動画を見終わった3秒後から先延ばしとは永遠におさらばできたあなたに変身させることを約束する。先延ばしをフルボッコにしていく動画なのでぜひ最後まで見てくれ。
ちなみに英語学習の先延ばしをしなくなるだけでなく、ダイエット、タバコでもなんでも治療できるので知っておいて損はない。いや、絶対に見てほしい。「後で見る」ボタン押すな!言ってるそばから先延ばしにするな。ここまで見たんでしょ?最後まで見ていこう。動画を見る時間を使って損したとは絶対に言わせないように作ったので自信がある。永遠にさようなら、 Good bye forever先延ばしグセ。
今回の動画のお題目は次の通り。
後回し・先延ばしをやめたら英語で成功できる
決心・なぜ成功をイメージして成功できなかった?
実行・英語の勉強を二度と先延ばしにしない技術
維持・先延ばしぐせを完全に治療
では早速はじめよう。
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目次
後回し・先延ばしをやめたら英語で成功できる
まずはこの本で言われている「後回し、先延ばしをやめたら英語で人生成功できる理由」について語っていきたい。「もったいぶるな。今すぐ答えだけ教えろ。いつもみたいに結論からいえよ!3秒以内で」。おっと、焦らないで。具体的に技術と知識だけ渡してもダメなんだ。まずは後回しにしないことでどれほどあなたの人生は劇的に変わるか?本当に人生が成功してしまう理由を理解しないとあなたの心はイマイチ真剣になれない。ムダな時間を使わせるつもりはないのでまあ聞いてくれ。
成功する人は何が違うか?知能が違う?才能が違う?DNAが違う?いやいや、結論、行動が違うんだよ。ヘレン・ケラー、マザーテレサ、スティーブ・ジョブズ、ビル・ゲイツ。アイデアで成功した?知性だけで成功した?ビル・ゲイツがWindowsを出す前にXerox社のアイデアを参考にしていた。iPhoneが出る前にはノキア社のタッチパネルがあった。でも成功したのはゼロックス社、ノキア社ではなかった。そう競争力のある企業は、世界の誰も思いつかないアイデア力があるのではなく実践力のある企業なんだ。
正確な日本地図を作った伊能忠敬。14年間をかけて日本全国を歩いた。日本人が長寿になったのは戦後から。江戸時代の平均寿命は32歳〜44歳。そんな時代に彼は55歳から測量や地図作製を始めたので「老後の第二の人生での成功者」と言われている。彼はどうやってものすごく正確な地図を作れたのか?測量の才能があったから?実はこっそりスマホのGPSを使っていた?いや、14年間かけて地道に歩いたから。「日本地図は歩けば作れる。歴史に名を残せる!」と当時の江戸時代の他の人も絶対同じことを考えていたはず。でも、実行したのは伊能忠敬だった。結局、アイデアとか才能とかではなく人生の成功は「やるか?やらないか?」だけの話。
行動。生まれ持った才能、子供の頃は秀才。おとなになって凡人になる。子供の頃は強制的に勉強というゲームに参加、大人になったら自ら能力を磨いて発表する必要がある。社会人になるとみんな勉強をしなくなる。誰にも強制されない。特に英語は先延ばしにされがち。
英語の勉強の成功した時の価値はみんな分かってる。勉強の方法も環境も整ってる。やれば成功するし、やらないなら永遠に手に入らない。あなたはやる?やりたいよね?でもなんでやらないの?その理由は「英語は重要性が高いけど緊急性が低いから」。重要性が高くて緊急性も高いものは、たとえば取引先の社長のクレーム。先方の社長がブチ切れている。「お前なにさらしてケツかんどんねん!速攻で焼き土下座でわびにこんかいワレェ!」。これはヤバい。ちょっとやそっとじゃ許してくれそうにないぞ。「あー、ちょっと待って。このステージクリアしたらお詫びしにいくから」とかいってたら契約切られるだろ?でも英語に緊急性はない。今すぐ英語ができなくてもあなたは今日も明日もあさってもとりあえず困らない。でも重要度は高くて身につけたら人生は変わる。まじで変わる。すげーほしいスキルだけど、今すぐじゃなくてもっと後でもいいや、という気持ちがあるよな?それが英語を先送りにさせてしまう。つまり、今すぐやれる人だけが成功するそれが英語。はい、今の話でわかったと思うがこの件について著者の見解を聞いてみよう。成功の秘訣はこれ。
成果=力量×実行力
成果=力量×実行力
力量=アイデア、才能、知識
実行力は技術である。
あなたにはすでに力量はある。後は実行力。これがないから成功できない。行動できないことは意思が弱い?行動力という才能がない?いえ、実行するための力、技術や知識不足。大丈夫、この動画で全部出す。飛ばし見せず後で見るのではなく今すぐこのまま見ていこう。
実行力=決心、実行、維持の3段階に分けられる。本書ではそれぞれの段階を解説しているし、この動画でも同じ構成にした。
著者は天才ではなく、心理学者。心理学者とは心の技術者。教えてくれる。それからあなたは貴重な時間を使って見る以上、受け身の姿勢はやめろ。これまで本や動画を見ても人生が変わらなかった人は態度が受け身だった。ここで今すぐ変えよう。動画や本は具体的に問題解決をするためのもの。あなたは今、先延ばしについしてしまう病にかかっている。この動画ではその治療法をお伝えしている。だから治療が完了するまで何度も見てほしい。話を聞くからには必ず実践してほしい。見ても聞いてもやらないと意味がない。成功したいか?わかった。いつしたい?今だな。わかった。じゃあこのまま見て今すぐ成功しよう。
2章・決心:なぜ成功をイメージして成功できなかった?
多くの英語講師はこういう。「皆さん、英語で叶えたい夢をイメージして下さい。自分が流暢に英語を使いこなしている姿をイメージして下さい」と。生徒はそれを聞いてよだれを垂らしている。あなたも絶対に過去の人生で言われて妄想させられていたはず。じゃあ尋ねるが、あなたは成功できただろうか?
1.「夢を願えば叶う」は間違い
「願えば夢は叶う」「イメージ力が大事」。昔から言われてきた。でもハッキリいう。これはウソだった。心理学者のリエン・ファムは大学生グループに「毎日、中華テストで高い点数を取った姿をイメージして」2グループにわけた。結果は、イメージしなかった学生。イメージした学生は勉強時間は少なく、成績も低かった。その理由をプリンストン大学のダニエル・カーネマン名誉教授は「自信過剰になって計画誤信(Planning Fallacy)」を引き起こした。楽観的な考えを持つと目標達成までの困難を予測してかえって実践力が落ちる。バラ色の未来をイメージする人ほど、成功を手にする前に簡単に挫折してしまう。イメージの世界へ逃げ込む。「いつかビッグになるぜ」夢を追い続けることが目的化したバンドマンは、自分が昔いたコールセンターにはたくさんいた。誰一人ビッグになれなかった。「具体的にどうやってビッグになるの?」そう聞いても答えられない。「とにかく成功するんだ」としか言わない。心理学者の先生、一攫千金を夢見て身を滅ぼしたギャンブラー、バラ色の幻想をいだいて財産を食いつぶした事業化。彼らは夢を生き生きとイメージしつづけ、そのまま人生を終えた。ゴールの妄想がゴールになってしまっている。なにがダメだったのか?
2.イメージするべきは夢や目標ではなくプロセス
イメージするべきは成功ではなく、成功するためのプロセスだった。これをルート探索(Pathway seeking)という。目標達成には何が必要か?壁にぶつかった時はどう解決するか?成功までの現実的、リアルなプロセスをイメージすること。プロセスの視覚化(process-oriented visualization)。
成功する人は何が違うか?目標達成のためのプロセスが見えている。「オレは英語で成功するんだ!」これを学校の裏山に100万回叫んでも成功できない。よだれ垂らして妄想しても実現しない。プロセスをイメージしろ。それもめちゃめちゃ色濃くイメージする。「英語で成功するには4技能全部身につける必要がある。書く・話すのアウトプットはインプットができないと無理なのでまずはインプットをしっかりする。インプットをするには基礎力が必要だ。英単語を知らないと話にならない。まずは語彙力を効率的に身につけよう」これだろ?あなたの身の回りで英語学習で成功した人がいたら、聞いてみてほしい。「どうやって実現した?」「成功するイメージを妄想したら成功できた」とは言わないはず。「この勉強法でやり込んだ」「このテキストをボロボロになるまでやり込んだ」こういう具体的なプロセスの答えが返ってくる。あなたは英語学習で成功したいと思っている。そんなあなたにお尋ねしよう。今やってるそれは何のためにやっているの?それが終わったら次は何をする?それはどういう理由でどういう優先順位でやってる?答えられる?答えられなかったらあなたはプロセスが不透明のまま走っているから、そのままやっても成功できない。
ここまでの話で成功したければ、成功した自分をイメージするのではなく成功するためのプロセスをイメージできるまで勉強法を勉強することの重要性を理解できたはず。では次はプロセスをイメージすることのメリットを語っていこう。成功するためのプロセスを理解できれば、ある方法で失敗しても次の方法を試すだけでいいと割り切れる。いちいち落ち込まない。「毎日3時間やろうと思っていたけど、ぶっ通しでは集中力が続かなかった。じゃあ、1時間ずつ時間帯を分けてやろう」といった具合に、目標は同じでも人に合うプロセスは違うことを知っているので、様々な方法を常に探し続ける。
3.二種類のモチベーション
モチベーションには2種類ある。スタートモチベーションと持続モチベーション。成功を妄想することはスタートモチベーションには効く。よしやるぞ!という決意が生まれる。だけどこのモチベーションの弱点は持続時間がウルトラマンの活動時間レベルに短いということ。3分しか持たない。でも英語の勉強には努力を継続する必要がある。それには「持続モチベーション」が必要。この持続モチベーションはどうやったら作れるか?結論、目標達成までのプロセスが見えれば作られる。「英語力を手に入れたいけど、何からやっていいか分からない。どのテキストを使ってどのくらいの時間をかければいいか分からない」こういう状態では、「いつかビッグになるぜ」という気持ちで走り始めても続かない。マラソンを走れるのはゴールま明確だから。アマゾンのジャングルの奥地からスタートして、マチュピチュ遺跡がゴールだったら走りきれない。どこをどう走ればいいか?どのくらい距離があるか?も全然わからないから3分走った後に「で、ゴールはどこ?」となる。
4.If-thenプランニング
ちなみに本書では成功するためには楽観的態度だけでなく、悲観的な態度も併せ持つことの重要性も語られている。英語は願うだけで手に入るほど甘くない。当然、困難や壁も想定しておいて、いざその困難がやってきたら具体的な対策を立てることではじめて成功できる。そして実行力に優れる人たちは複数のシナリオを持っている。両面的思考Double think。デートをする時に人気店でランチをしようと待ち合わせしたけど、1時間待ちと言われて断念。次のプランを用意してないから空腹のまま長時間店を探すことになった。これは萎える、劇萎え。英語の勉強でも「毎日5時間やれます」という人がいるけど、大体そういう時間はMAXの値であることが多く、このベストなコンディションを想定すると思わぬ残業や育児のトラブルなどで思ったとおりに進まなかったら絶望して放り出す。だからあらゆるトラブルを想定して、「でもどんな状況でもこのくらいの時間は必ず確保できる」という時間を想定して始めるべき。今の話は過去動画にIf-thenプランニングの技術を使って深掘り解説しているので複数のシナリオを持つ力を得たい人は見ておいてくれ。
5.成功のコツは真似ること
ビル・ゲイツ氏はビジネスの成功のコツを「成功者のよい習慣を真似しなさい」といった。ウォーレン・バフェット氏はお金持ちになるコツを「成功者の習慣を真似しなさい」といった。まったく同じ。これを取り入れよう。あなたが英語で成功したければ、成功者の英語の習慣を真似よう。真似る、というと子どもじみた話に聞こえるけど、別の言葉でいうと「ベンチマーキング」という。ベンチマーキングは企業が他社のビジネスを参考にする意味合いで使われる言葉だが、個人でもこれは取り入れるべき。成功の講師になりたければ、最高の講師を真似る。黒坂はしゃべりをベンチマーキングしてる。動画や読書をする中で引き込まれる引力を感じたら、「自分は今この語りのどこn引き込まれたのか?」をすぐにメモしてYouTube動画のトークに反映させてる。初期の2020年頃の動画を今みるとトークがしょぼいと自分でもわかる。いいものはドンドン吸収する。だから英語学習であなたが成功者の真似をするべきは「思考と行動」。外見だけ真似して成功者がモヒカンヘアーだからといって、自分もモヒカンヘアーにしてもダメ。真似するべきは思い。どういう思いを持って取り組んだら、途中で挫折しなかったのか?なぜここでくじけなかったのか?そういう話があったら心がけや行動を真似するべき。
6.同じ失敗を繰り返してはいけない
この本の著者は心理学者で、過去に3度離婚した女性が相談にやってきた。結婚相手はみんなイケメンばかりだが全員酒癖が悪かった。経済力がないダメ男ばかりだったという。この世の男はすべて信じられないと著者にいった。こういう話はよく聞くよな?ここで冷静に考えよう。この女性のいうとおり、この世の男性全てが悪いのだろうか?否、著者によると悪いのは彼女の方だという。ええ?でも彼女は被害者じゃないの?そう思ったと思う。じゃあ、著者の意見を聞いてみよう。彼女をよくよく診断してみたところ、この女性は大の酒好きでとても面食いということがわかった。つまり、根本的な原因は男という性別に欠陥を追求するべきではなく、イケメンという外見とお酒という自分の趣味に合うという理由だけで相手を選んでいた彼女の方だった。つまり、彼女は3回離婚という失敗をしながら原因を理解せず同じ失敗を繰り返していたということ。ここを改善しないと4回目の出会いも同じような男を捕まえてしまうことになる。
「英語力を手に入れたいけど、何度やってもうまくいかない」。あなたが抱えているこの問題について今の話を使って考えてみよう。問題を解決できない多くの理由は、問題が大きいからではない。そうではなく、自分がどんな問題を抱えているのかを理解しないまま行動しているので、以前と全く同じ失敗を繰り返してしまうことにある。著者のおすすめとしては次の3ステップで考えるといいという。
1.問題の存在を認める
2.問題の正体を理解する
3.有効な解決の手段を探す
1つずつ解説する。
1.問題の存在を認める
英語学習で成功しない人は、自分ではなく教師の指導や周囲の理解がないことに理由を求めがち。そうじゃない。問題は常にあなた自身が作り出している。人のせい、社会のせいにする他責思考の人は成功できない。なぜなら、他人や社会は変えられないから。変えられないことに1秒たりとも使うべきではない。
2.問題の正体を理解する
韓国の言葉「かゆくない方の足をかく」問題の本質を見誤り、価値のないことを問題と思ってしまうことだ。あなたは無関係の問題を解決しようとしてないか?英会話がやりたいから英会話スクールにいく。でもこのスクールはよくなかったので別のもっといいスクールを見つけよう。ということに時間を使うな。そもそも、あなたが今するべきは英会話練習ではなく、まずは基礎を固めることだ。
3.有効な解決の手段を探す
「勉強が続かない」という人ほど気合や根性だけで成功しようとする。でもそれを過去に何度もやって失敗が続いたなら、他の方法を探す必要がある。「やる気任せでやってきたから成功しなかった。習慣化の力を使おう」といったこれまでやったことがない方法を1つずつ試していけばその中に当たりを引くことになる。ちなみに今話した習慣化の力を使う話は別の動画で解説している。
7.スケジュールは逆から立てろ
目の前のことを一生懸命やっていれば、いつか夢が叶うと信じて勉強する人は多い。でも叶う人、叶わない人がいる。この違いはゴールから逆算できているか?だと著者はいう。ほとんどの人は順行スケジューリング(forward scheduling)で考えるけど、正しくは逆算スケジューリング(backward scheduluing)で考えるべきだ。ここからはその違いを取り上げよう。
世の中には待ち合わせ時間、会議など何事も必ず遅刻する人がいる。自分は時間に非常にうるさいので理解できなかった。でも著者はその答えを教えてくれた。それはまさしく、順行スケジューリングをしていたから。こういう人は遅刻でチャンスを逃すだけでなく、そもそも時間の使い方が壊滅的に下手くそで、そのせいで自分では気づかないけど人生を大きく損をしている可能性が非常に高い。特に優秀な人ほど相手をすぐ見限る。失望や関係を切る時は感情を表に出さずに静かに去る。でも本人は気づかないままずっと失敗し続ける。やめよう。チャンスを溝に捨て続けるのはあまりにももったいない。さて、そろそろ何が問題なのかを話していこう。順行スケジューリングがダメなのは、どうでもいい想定外に躓き続ける。だけど逆算して考えれば選択肢は絞られる。目標と無関係のことを無視できるようになるしストレスも減る。「間に合うためには朝9時に出社しよう。そのためには朝8時の電車に乗る必要がある。そのためには7時40分に家を出る。そのためには7時に食事を終える必要がある。だから朝は6時半に起きる必要がある。」こんな具合。順行スケジューリングをする人は9時に出社するというゴールを見ず、起きてからとにかく慌ただしく動くけどどうでもいいたとえば油汚れを落とし始めたり、アルバムが目についたら写真の整理をはじめて「それ今必要?」みたいな行動ばかりして遅刻する。でも7時40分に家を出ないと間に合わないなら、優先度の高いものだけに集中してどうでもいいことは後回しにできる。英語学習でもこれをやろう。
著者からの結論は、「一生懸命やれば夢は叶う」これは間違いで「ゴールから逆算して必要なことをすれば夢は叶う」こそが正しいと言っている。そのためには、
1.目標を決める
2.達成プロセスと小目標を決める
3.ゴールをにらみながら最初の仕事に手を付ける
「英語力欲しいからいきなり海外移住だ!」じゃなくて、「今年中にTOEIC800点とったら外資系にいこう。そのためには半年後にはまず英検を取り、3ヶ月後には英検対策に着手する。今やることは…」という具合に逆算をしよう。
8.偉大な成功者ほど慎重
偉大なる成功者や歴史上の人物は、大胆でリスクを感じる回路がぶっ壊れていると思うかもしれない。でも違う。フランス皇帝の英雄ナポレオンは「作戦を立てる時、私ほど怖がりはいない」といい、ドイツの天才的政治家・ビスマルクは「政治交渉の前はプランAだけでなく、常にプランBも持って挑んだ」といっている。そう、成功者ほど慎重であらゆるリスクを想定したからこそ、想定外のトラブルでも冷静になれた。最悪を覚悟して最善を尽くす。英語学習ですぐ諦める人ほど「想定外のトラブル」で投げ出す。でもそれは単なるリサーチ不足。「1ヶ月でこのテキストを終わらせるぞ」というけど、終わらなかった時の想定をしないから「やっぱ自分アホすぎワラタ鬱だ死のう」で放り出す。事前に想定しよう。
ちなみに黒坂は前回YouTubeLiveをやった翌日に、個別メッセージを7-8通ほどもらったけど、その中の一人から「よくアドリブで生放送で1時間半も流暢に話せますね!」と言われた。違う。ぶっつけ本番じゃない。Liveはミニセミナー、質問コーナー、締めの話という構成にしてるけど、話を外したときとか時間が想定以上に早く終わり過ぎた時のためにバックアップ話を必ず2-3個用意してるし、トークも事前に3回くらいは練習してる。なぜってぶっつけ本番で失敗してうまく立ち振る舞える自信がないから。黒坂もすごく慎重にやってる。あなたも慎重になろう。
9.変われないのは強く望んでないから
著者はこういう「あなたが変われないのは、望んでないから」。「いやいやバカ言っちゃダメだよ黒坂さん。めちゃめちゃ英語ほしいって!この気持ちを疑うのか?オイテメエ!表でやがれ!」ちょっと待ってくれ。確かにあなたは英語がほしいと思っているのは分かってる。そうじゃないと絶対ここまで動画を見てない。わかる。英語を望んでいるのは知ってる。だけど、その気持ち、めちゃめちゃ強いか?ぐぬぬとなったら聞いて。人が変われない理由は、今の状況が耐えられないほどの苦痛ではないからだ。なぜか?それはあなたが変わるためには何か価値のあるものを捨てる必要があるから。今から世界70億人の中で黒坂しか知らない大事な話をする。とっておきのシークレットなので誰にも言わないでほしい。だから気持ち、小声で話してる。いいか?それはな…時間は使うと減る。トレードオフという言葉がある。英語はタダでは手に入らない。あなたに趣味を減らしてもらう。飲み会を欠席してもらう。それでも手に入れたいか?「いや手放したくない」。ハイ失格ー!あなたに英語を手に入れる資格はない。え?ムカついた?いやなめてるのはあなたの方だ。タダで価値あるものが手に入るか?舐めるな、甘えるな。変わるってことは現状の何かを差し出すことだ。英語をタダで手に入れられるなんておこがましいんだよ。出せよ。時間を!労力を!
10.成功必要なのは「切迫と切実」
韓国のテレビで「勉強の神様」がインタビューに答えていた。「嫌々ながらでも一生懸命勉強するより、楽しく勉強する人のほうが成功する。だが、もっと成功する人がいる。それは切羽詰まっている人」。わかるー!ダイエットは切羽詰まらないと成功できない。黒坂は何度となく失敗してきた。でも、黒坂にダイエットの切実さを与えてくれたものは何か?それはYouTube視聴者から「太った?」と指摘されたこと。オッサンのツラなんて誰も見てないだろw 体型とか見てないだろw いや、人は意外なほど見てる。指摘された。だからもうYouTuber止めない限り黒坂は二度と太れない。本当は食べたい時もある。だけど、そんな時に、YouTubeを思い出す。それ以上食べられなくなる。この切実な事情はどんなダイエットよりも破壊力があった。
哲学者ニーチェは「目標達成すべき切羽詰まった人なら、それを実現する方法も探し出す」といった。あなたは英語力がほしければ、切実な理由が必要だ。これを派生効果(Derrivative effect)という。発明王エジソンは白熱電球を作った。失敗し続けたけど諦めなかった。エジソンは派生効果ノートを書いて文章に整理した。失敗の中でエジソンが夢を諦めなかったのはなぜか?「マジでグッジョブ!エジソン!しかし、ただ光らせるためのものによく頑張れたな」とあなたは思うかもしれない。否、エジソンは全然違う世界を見ていた。白熱電球を発明すれば、アメリカ中の家庭、工場、事務室、建物、農場の石油ランプやガス灯は交換されることになる。そうなれば世の中にたくさん電気が必要になる。そうしたら自社の発電機をもっと販売できる。電気が普及すれば労働生産性が高まり効率的になる、もっともっとエジソンは製品を世界中に販売できる。ビジネスチャンスが広がる。オイ、これやばくね?
英語ができるようになれば、人生はどう変わるか?あなたはその真の価値がわかってない。外国人と会話できる?否、そんなものにとどまる訳がない。上手にビジネスに活用すれば収入は10倍になる。世界中のアッパー層と会話できる。日本語の10倍の情報に触れられる。海外に販売できる。海外から仕事取れる。そして死ぬほど自信がつく。英語を身に着けた人間が、人生変わらないわけがない。
3章・実行:英語の勉強を二度と先延ばしにしない技術
第2章までの話で、決心の重要性を理解できたはず。ここからはいよいよ「実行」するために必要な技術を全出ししていく。
1.ベストタイミングは常に今
新年の決意は3日しか続かない。「年末までは慌ただしいからきりよく元旦からやろう」「落ち着いたらやろう」はい、100%絶対確実間違いなくあなたはやらない。それは今すぐやりたくないから。「明日からダイエットする」という人は、「今日は腹いっぱい食べてもいい最後の晩餐」と思ってる。つまり、表向き口ではそういってるけど、内心では望んでいない。結局、明日体重計に乗って激太りに絶望して「もうどうにでもなーれ」と明日もヤケ食いする。したことあるよね?
著者によると、人生を一番破壊する単語は「あとで」。まだ準備が完全ではない、はいそういうしょうもない言い訳はもうやめよう。完璧なタイミングはいつか?はい、答えて?いつ?もう分かるよね?「今でしょ」。古いけどw あなたが考える「ベスト」はやる前には不可能。ベストな状態は、ベターを積み重ねた後にしか絶対に生まれない。
2.すぐ始めるには小さくスタート
あなたはなぜ、いつまでも英語の勉強を始められないのか?英単語の勉強が終わったら、すぐさま英文法に取り掛かるべきなのにグダグダ理由を言って始めないのか?それはデカく始めようとしているから。アフリカでは「ゾウを食べる時は一口ずつ」という言葉がある。人間、いきなりでかいことはできない。「さあ、今日から英単語2万語暗記だー!」無理でしょw だから細分化する。小さく始める。まずは10個覚えよう。最初の一歩を作れば、後は自動的に進む。「300ページを暗記する」じゃなくて、「今日1ページやる」でしょ。
「まだ準備ができてない」は言い訳。やる気がでないから始められない、ではなく始めないからやる気が出ない。これは脳科学的に証明されている。人間は行動すると脳の側坐核(そくざかく)が興奮し、徐々に没頭できるようになる。だからやる気に関係なくまずやる。そうすると作業興奮work excitementが起きる。人間の脳は体が動くと止めるにもエネルギーを消耗する。だから集中してノッてきたらやめるのはストレスになり、続ける方が合理的な状態になる。著者はこういう。「スタートできたら半分終わってるよ」と。
手紙の返事を書くのがしんどいか?それなら「お元気にお過ごしですか?」だけ頑張って書こう。その後の言葉は自然に続く。最初の一歩を作るにはどうするか?コストをかければいい。「勉強をスタート!」がきついなら、「図書館へ移動」にしよう。図書館についたら勉強するしかなくなっているので、自然にテキストを開くという行動につながっていく。黒坂は自室でウォーキングをしているけど、部屋の中で歩くというクソつまらない作業を継続できている理由は、「ウォーキング中はニンテンドースイッチをしていい」というルールにしてるから。ゲームに夢中になるとそれ以上歩くのは苦痛ではなくなる。
3.締切を2つ作れ
韓国で「三日坊主の原因」についてのアンケートをとったところ回答者の43%が「明日からしようと先延ばしにした」と答えた。先延ばしの死神にやられているのは日本人だけではなかった!子どもたちの夏休みの宿題はいつやる?もう分かるよね?8月31日だ。大学生が試験勉強をするのは?試験前日。著者はこの現象を学生シンドローム(Student Syndrome)」といっている。否、学生だけじゃない。プレゼンを準備するビジネスマンは常に「後1日あれば」という。ほとんどの人は締め切りしか立てない。だからお尻に火がつかないと行動しない。ということは?締切に人生を支配されているという意味になる。どうすれば解決するか?それは「開始の締切Starting deadlineを作れ」だ。
成功者は2つの締切を持っている。デッドラインとは英語で締め切りのこと。新聞や雑誌の原稿の締め切りもデッドラインという。ニュースメディアは速報を遅らせたらニュースの生命が終わる、デッドする。だから締切日は何があっても過ぎてはいけない。自分もビジネス記事を書いてニュースサイトに載る立場だからすごくわかる。でもこの締切、実は敵ではなく味方だった。締切が人間を緊張させる。必死にさせる。人間の脳は何が何でも間に合わせるため、エンドルフィンを分泌し、エネルギーを集中させ、筋肉を緊張させて一つのことに没頭させる。もしもあなたの家が火事になったらどうする?「今忙しいので明日消化します」にはならないよね?人間を最高に有能にするのは締切だ。スーパーの見切り品。他の人に取られるから必死になる。定価の時にはぼんやりしていた買い物客も、おつとめ品が出たら獲物を狙うハンターの目になる。締切の力すごすぎワラタ。
4.勉強前に余計な雑用に逃げるな
大事な仕事や勉強の前に雑用をやってしまう。ウォーミングアップは要らない。それなのに、勉強しない人は「片付いてないと効率が悪い」と無理やり理由をして始める。なんでも先延ばしにする人ほど準備期間が長い。価値の低い仕事を一生懸命やっても意味がない。成功しない人はやりたいことをする。面倒くさい英文法を避ける。成功する人はこの逆をやる。みんなと同じことをしても成功しない。
4章・維持:先延ばしぐせを完全に治療
ここまでの話で、先延ばしにしないための技術を話してきた。最後の章では身につけた先延ばしにしない技術を維持する方法について話す。禁煙は簡単。今だけやめればいい。難しいのは明日もあさっても続けること。治療して終わりではなく、効果を維持するための方法を語っていこう。
1.人間はセルフイメージの通りになる
人はセルフイメージ通りになる。クリエイティブな人は自分をクリエイティブだと思っている。コミュ障と考える人はコミュ障が治療できないと思い込む。人間の考えが行動を作り、行動が未来を作る。ということは、「私は英語ができない人間だ」と思い込むと、本当にできなくなる。ここを変えていこう。
人は自分を小さな箱に閉じ込めて鍵をかける。本来持っている能力より遥かに小さな世界で人生を終える。人間はみんな「自分は○○な人間だ」というセルフイメージを持っている。それを裏付ける証拠を探し出し、そのセルフイメージからズレないように生きる。これを自己一過性原理(Principle of self-consistency)という。心理学者である著者は、鬱病患者は気分が良くなって浮かれると罪悪感があるという。自分はうつ病なのだから人生を楽しんではいけないと。ゾウの足に長い間鎖を繋ぐと、鎖の代わりに紙でできた紐をつなぐだけで動けなくなる。奴隷解放宣言も同じ。もうあなたは奴隷ではない。自由に生きよといってもその場から動かない。セルフイメージ力を高めることで人生は変わる。
早起きできない理由は、自分は早起きできない人間だと決めつけているから。哲学者セネカは「できないのは難しいからではない。難しいと思いこんでいるからである」といった。英語を難しい、才能を必要とすると思い込むと本当にできなくなる。そして論理的に英語は難しくもなければ、特別な才能も要らない。正しい認識にアップデートしよう。
2.背水の陣の驚異的な力
著者はこういう。「自分をコントロールするな。環境をコントロールせよ」と。つまり「よしやるぞ」という意志の力はクソの役にも立たないということだ。あなたは英語力を身につけるための環境にアップデートしよう。その1つが背水の陣の力を使うこと。ナポレオンは歯を覚悟して戦うため、副官に命じて自分が渡ってきた橋を焼かせた。無敵の海賊バイキングは、陸地に到着したら自分たちの船に火を放った。退路を断つから必死になる。いや必死にならざるを得ない。自室で勉強できなければ、図書館にいけ。いってしまった以上は勉強するしかなくなる。怠け者の人は朝活に申し込みしたり、一限目の授業を履修すると早起き人間にならざるを得なくなる。自分を追い込め。理想的な英語環境を整えて鍵をかけて自分を閉じ込めろ。
3.効率と効果は違う
「頑張っているのに幸せになれない」「頑張っているのに英語が手に入らない」。こういう人の9割は頑張り方を間違えていると著者は言う。結論を先にいうと「ムダな頑張りで消耗する人は成果の出ないことを効率的に頑張っている」という。そうじゃない。効率の前に効果を考えろという。英単語の暗記をするために、必死にノートに書き写して覚えようとしても無意味。ノートテイキングの技術を得て、効率的にやっても意味がない。なぜなら効果がないことをやってしまっているから。黒坂は会計職を必死にやってもまったく成果を出せなかった。妻から「あなたには会計の才能はない。文章の世界へいけ」とアドバイスをもらったおかげで今ここにいる。大成できているわけではないけど、人生はめちゃめちゃ変わった。頑張るべき世界で効率化を目指そう。効果のないことを効率的にやっても意味がない。やるべきは高い効果を期待できることを効率的にやること。
4.簡単に諦めるな
アメリカのマーケティングリサーチ会社のダート社の調査結果によると、営業マンは一度断られたらあ決めるのは48%、二度目で諦めるのは25%、3度目で諦めるのは15%という。つまり、3回断られると88%の人が諦め、諦めない人はたったの12%ということ。成功するのは明らかに後者。世の中の人はみんな諦めが良すぎる。しつこくいこう。人間関係でしつこい人は嫌われるが、挑戦者は諦めが悪い必要がある。「まだやってるの?」と周囲から呆れられるくらいじゃないといけない。
5.臨界点を知る
水は99度まで物理的な変化が起きないが、100℃になった瞬間液体だった水が気体になる。これを臨界点という。英語の勉強にも臨界点があり、ある一点を超えると一気に伸びる。別の言葉ではブレイクスルーともいう。だからあなたはブレイクスルーが起きるまでは絶対に諦めずにやる。一度や二度の失敗で諦めてはいけない。失敗する度に実は一方ずつ進んでいる。ちなみに今のブレイクスルーの話は過去動画で解説しているので参考にどうぞ。
今回は以上だ。必要なことはすべて話し尽くした。いかがだっただろうか?今すぐやるというのはつまりは「時間を大事に」ということ。命に限りがある人間にとって、時間はお金よりも大事な資産。なぜなら時間=命とまったく同じだから。そんな命を使ってここまで長い動画を見てくれてアザス。ここまでの話を聞いて「自分はもう年を取りすぎた」なんて思わないでくれ。人生は常に今が一番若い。だから時間を大事にできる人は、人生を大事にできる人だ。もう先送りにしないよな?英語を後回しにできるほどあなたの人生は長くない。人が死ぬ時に最も後悔することの1つは「後回しにせずやりたいことをやればよかった」ということだ。後悔したくないよな?嫌だよな?でもあなたはタイムマシーンで未来から現代にやってきた。体も気力も死ぬ前に比べればめちゃめちゃ若い。さあ、もう二度と同じ失敗を繰り返すなよ。間違えるなよ。最後にもう一度聞く。英語をいつやる?さあ答えてくれ?はい、今でしょ! ほなまた。
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