オレだ。
「英語長文を通じて自然に英単語を覚えたいけどおすすめのテキストある?」
「速読速聴英単語シリーズってすごく人気でおすすめという声も多いけど、種類が多くてどれ買えばいいかよくわからない」
「オイジジイ。とりま、おすすめの英単語テキスト教えろ3秒以内で」
喜べ、この動画はそんなあなたの気持ちに答える内容になっている。超人気のベストセラーの速読速聴英単語シリーズは、どの英語レベルの人がどれを買えばいいか?英検やTOEIC対策でどう使うか?リーディング力、リスニング力がアップする効果的な使い方や勉強法などガッツリと解説しよう。あなたがこの動画を見て勉強法を理解して実践することで、英語力アップに役立ててもらうことができるようになってる。さらにそもそも、リーディング力やリスニング力を高める方法もわかるようになっているのでぜひ最後まで切らずに動画を見ていってくれ。
今回の動画は次の通りとなっている。
速読速聴英単語・レベル別テキストの特徴やメリットを解説
速読速聴英単語・効果的な使い方と勉強法
速読速聴英単語・アプリの使い方解説
でははじめていこう。
目次
速読速聴英単語・レベル別テキストの特徴やメリットを解説
まずはこの速読速聴英単語シリーズについて、「なにそれおいしいの?」ってレベルに何も知らない人も多いと思うので解説する。
速読速聴英単語シリーズの特徴
速読速聴英単語シリーズはZ会から発売されたテキストで、CoreやAdvancedレベルは「速読、速聴、単語、熟語、時事知識が同時に身につく!一石五鳥のテキスト」が謳い文句になっている。言い方を変えると、リーディング、リスニング、英単語、英熟語、時事知識が手に入るということ。
「大げさに言いやがって!世の中にそんなうまい話があるかドアホ!」と思った人もいるかもしれないが、一石五鳥というのは決して誇張でもなんでもなく本当なんだ。
画像引用元:Amazonサンプル画像 速読速聴・英単語 Core 1900 ver.4
もっとわかりやすくするとこんな感じ。
↓
画像引用元:Amazonサンプル画像 速読速聴・英単語 Core 1900 ver.4
こんな感じで、1ページに「英語長文、日本語訳(英語順・意訳)、英単語・英熟語解説・時事知識解説」がつけられている。同じZ会の速読英単語、速読英熟語もそれぞれリーディング、リスニング、英単語、英熟語を学べる点で共通しているけど、英文が海外のニュース記事や雑誌などの時事ネタを題材にしていることと、日本語訳が2パターンつけられていること、さらに時事知識の解説まで入れてくれている点で優れている。これは数ある英単語帳の中でもかなり学習者に使いやすく行き届いた作りになっていると思う。心からおすすめしたいテキストだ。
さて、次は速読速聴シリーズの種類について解説しよう。結論、次のような種類がある。
ではここからはこれらのテキストの特徴やレベル感を話していこう。それを見た上でどのテキストを買うのかを決めてくれればいい。
速読速聴・英単語 Basic 2400
速読速聴・英単語 Basic 2400は単語1900語、熟語500語、合わせて2400語が掲載されており、レベルは英検3級〜準2級、TOEICでいうと500点前後の人向けのテキストだ。内容は中学英語を一通り終えた人向けのレベルとなってる。少し中を覗いてみよう。
画像引用元:Amazonサンプル画像 速読速聴・英単語 Basic 2400 ver.3
見てもらってわかると思うけど、日常会話調でのやり取りが中心で、使われる英単語も簡単なものばかり。でもしっかり時事知識の解説はつけてあって、たとえば「インターネットで調べるのはlook on the Internet。internetの前にtheを伴う」といった解説がある。これはめちゃめちゃわかりやすいし親切で勉強しやすいと感じる。
速読速聴・英単語 Daily1500
速読速聴・英単語 Daily1500は単語1200語、熟語300語、合わせて1500語が掲載されており、レベルは英検2級、TOEIC500-700点前後の内容となってる。
画像引用元:Amazonサンプル画像 速読速聴・英単語Daily1500 ver.3
見ての通り、Basicよりも長文化していて印象としては英検2級レベルの内容を学ぶことになる。Dailyとタイトルにある通り、日常会話レベルの英文が使われているのでとっつきにくいこともなく、内容をしっかり理解しながら学んでいける。
速読速聴・英単語 Core1900
速読速聴・英単語 Core1900は単語1400語、熟語500語、合わせて1900語が掲載されており、レベルは英検2級~準1級、TOEIC600〜800点前後の内容となってる。
画像引用元:Amazonサンプル画像 速読速聴・英単語 Core 1900 ver.4
正直、購入を検討するのはこの先のレベルからでいいと思ってる。BasicやDailyはたしかにわかりやすくて使いやすいんだけど、必ずしもこのシリーズで勉強する必要はないと思う。個人的には速読英単語と速読英熟語をマスターしてもらえば、BasicとDailyレベルはしっかり網羅できるからな。参考までに速読英熟語シリーズについては過去動画解説しているのでよかったらこちらも見ていってくれ。
話をcoreに戻す。先ほど見てもらったサンプルの通り、このレベルから一石五鳥のメリットの恩恵を受けられるようになる。自分も古いバージョンのcoreを書店で買って使ったことがあるけど、英検準1級を目指して頑張ってる人がすでに勉強した知識を別のテキストを使って定着させる上では役に立つと思う。でもまあ、英検準1級の英単語対策については、文単、パス単、過去問で完成するからやっぱりcoreがないと合格できない、というわけでもないと自分は思う。あくまで「文単やパス単はやったけど、さらに総仕上げをしたい」と感じる人だけ検討してもらえばいい。参考までに英検準1級、TOEIC600-800点を目指したい人向けのテキストはこちらの過去動画を参照してくれ。
速読速聴・英単語 Opinion1100
速読速聴・英単語 Opinion1100はキーフレーズ250、単熟語850語が掲載されており、レベルは英検2級~準1級、TOEIC600〜800点前後の内容でcoreとほぼ同じ。coreとの違いは、opinionは英語で自分の意見を述べる英語表現を学べる。
画像引用元:Amazonサンプル画像 速読速聴・英単語 Opinion1100 ver.2
このサンプルでは「紙の書籍より電子書籍が良いか?」となっていて、他のページでも物事に結論の白黒はっきりつけられず、個人によって意見が分かれるテーマが中心となっている。つまり、このopinionを使って勉強することで、英作文やスピーキング、英語でのプレゼン準備につながるという位置づけ。でも黒坂個人的には、英作文は英作文を、プレゼンはプレゼンの勉強を直接したほうがいいと思うのでこれも絶対買わないとどうにもならないってことはないと思う。
速読速聴・英単語 Business 1200
速読速聴・英単語 Business 1200は単語1120語、熟語80語、合わせて1200語が掲載されており、レベルは英検準1級~1級、TOEIC700〜900点前後の内容となってる。
画像引用元:Amazonサンプル画像 速読速聴・英単語 Business 1200
サンプルを見てもらうとわかると思うけど、内容がビジネスに特化した記事となっている。coreやopinionに比べて一段上の難易度になっていて、Advancedに次いで2番目に難しい。「すでに英検準1級に合格済だけど、1級にはまだ着手してない。レベルに大きな開きがあるので、その中間くらいのテキストが欲しい」かつ「英語力をビジネスの分野で活用したい。将来的に外資系企業やグローバル企業で働きたい」という人向けのテキストだ。
速読速聴・英単語 Advanced 1100
速読速聴・英単語 Advanced 1100は単語950語、熟語150語、合わせて1100語が掲載されており、レベルは英検1級、TOEIC900点前後の内容となってる。
画像引用元:Amazonサンプル画像 速読速聴・英単語 Advanced 1100 ver.5
サンプルを見てもらうとわかるけど、これは完全に英検1級を取りに行く人向けの内容となってる。一応、TOEIC換算で900点としているけど正直な話、英単語がかなり難しいのでTOEIC900点以上ある人でも難しいと感じるはず。内容は海外のニュースや雑誌レベルのものが掲載されているので、このテキストをボロボロになるまで使い倒せば間違いなく実力アップになる。英語原文の海外ニュースや雑誌、洋書を読む上でも強力な武器になってくれるはず。参考までに黒坂の過去のスクール受講生で英検1級に合格した方もこのテキストを使って力をつけたと言われていた。詳しくは過去動画を参考にしてくれ。
TOEIC(R) TEST 速読速聴・英単語 STANDARD 1800
TOEIC(R) TEST 速読速聴・英単語 STANDARD 1800は単語950語、熟語150語、合わせて1800語が掲載されており、レベルはTOEIC500〜700点前後の内容となってる。
画像引用元:Amazonサンプル画像 TOEIC(R) TEST 速読速聴・英単語 STANDARD 1800 ver.2
このようにTOEIC試験でスコアアップすることを前提に学べる構成になってる。英語音声もアメリカ人、カナダ人、イギリス人、オーストラリア人による収録であるのに加えて、「TOEIC Tips」という、TOEICの試験やビジネスにも役立つミニ情報が盛り込まれている。ここでも一石五鳥の精神が生きているんだ。とはいえ、他のTOEIC本のようにTOEICフルコミットで作成されているわけではなく、あくまで英語力アップをして結果的にTOEICスコアアップをしようというコンセプトに近いと感じる。そのため、もしもあなたがとりま目先のTOEICスコアをアップさせたいということなら、この書籍ではなくTOEIC公式過去問題集を買った方がいいと思う。
TOEIC(R) TEST 速読速聴・英単語 GLOBAL 900
TOEIC(R) TEST 速読速聴・英単語 GLOBAL 900は単語700語、熟語200語、合わせて900語が掲載されており、レベルはTOEIC800点前後の内容となってる。
画像引用元:Amazonサンプル画像 TOEIC(R) TEST 速読速聴・英単語 GLOBAL 900
本質的にはStandardとあまり変わらない。迷ったらこっちを買っておいた方がコスパは高いはず。
ここまで説明を受けたことで「いやいや黒坂さん。テメエのプレゼンを聞いたせいで、どれもこれも魅力的に思えるから余計に迷うわ。結局どれ買ったらええのん?」って人が500万人は生まれたと思う。こういう時、他の人は「解説は以上となります。みなさんの英語レベルに応じて最適な一冊を探してください。アディオス!」で選択肢だけぶん投げてトンズラする。でもそれは困る。なんせ人間にとって「最適な一冊を選ぶ」というのが一番の苦痛だから。主婦は料理を作るのがしんどいんじゃなくて、栄養や食材の在庫を考慮して料理の内容を選ぶのが一番しんどいのよ。よっしゃ、オレに任せろ。あなたの代わりにどの本を買うべきか?を選んでサクッと一言で結論を言う。結論、Advanced1100を買え、他はイラン。簡単に理由を言う。まずBasic、Daily、Coreは速読英単語、速読英熟語で代わりが務まる。そしてOpinionとBusinessは英検準1級の過去問、文単、パス単で代わりが務まる。そしてTOEICのStandardとGlobalは英検準1級、1級取れれば使わなくても800点は超えるのでわざわざ買ってやらなくでいい。以上の理由からAdvanced1100だけを買って、ぼろぼろになるまでやり込むというのが答え。ただし、初心者はまだ待て。Advanced1100を使っていいのは少なくとも英検準1級に合格済で、現在1級に挑戦している人とさせてくれ。
今の話をサポートする関連動画をまとめておいておいた。時間を作って見ていただくことを勧めたい。
速読速聴英単語・効果的な使い方と勉強法
それでは次にこの速読速聴英単語シリーズを最大限活用できる、効果的な使い方と勉強法を解説していく。結論を先にいうと、次のステップで勉強に取り組んでほしい。ちなみに先ほどおすすめしたAdvanced1100を前提に解説する。
1.【開拓】まずはテキストを読んで分からない英単語、熟語、表現があったら右側の日本語訳の空白に書き込む。これを開拓と呼ぶ。
2.【精読】最後の章まで開拓作業をしたら、次は丁寧に精読をする。不明点は面倒がらず1つずつ調べて書き込む。
3.【反復リーディング&リスニング】最後の章まで何度も精読したら、次はリスニングをしながら黙読リーディングをする。10-20周くらいやる。
4.【シャドウイング】リスニング&黙読リーディングに慣れたら最後にシャドウイングをして英文を完全に頭に叩き込む。
この4ステップで進んでいこう。具体的に解説する。
1.開拓
このテキストは重要英単語、熟語は説明してくれているけど、それでもすべてについて解説されているわけじゃない。だから毎回、リーディングするたびに辞書を使って調べるのは手間と時間がかかるのでメモしておこうという話。その際、日本語訳の空白に書き込んでおいてくれ。左の英文と読んで意味を思い出せなかったら、すぐに右側の日本語訳のメモ書きを見て思い出すという感じだ。また、初見では難しくて理解できなかった文構造も、調べてわかった場合はその内容を書いておく。そうすれば次回見直した時に前回調べておいたことがムダにならずに済むだろう。
2.精読
1の開拓作業を全ページで行ったら、いよいよここから鬼の精読フェーズが始まる。精読とは文字通り、精密に読むという意味なので適当に「ここって多分こういう意味っしょ! 間違いない! ハハッワロスワロスww」こういうノリで読んではいけない。ゆっくり読めない箇所は絶対に早く読めない。だから精読をしてまずはゆっくりなら正しく読める、という状態を作っていく。そうすれば、何度も反復リーディングをする過程で徐々に速くそして正確に読めるようになる。そしてこの段階で初見では見落とした分からない部分などがあったら、きっちり調べて理解を確実にしていこう。
3.反復リーディング&リスニング
そして2が終わったら、ここからは鬼畜レベルの反復リーディングがスタートする。よく「2周、3周やったのになかなか覚えられません」という人がいるけど、努力の基準値が低すぎワロタwwとしか言いようがない。めちゃめちゃ記憶力がいい頭のいい人でも、7周とか10週は普通。記憶力に自信がないなら15周とか20周はするべき。ちなみに黒坂は要領が悪かったので20周以上まわした。2-3周で覚えられるのは記憶の達人だけ。一般人には無理だと理解しよう。
リスニングはリーディングより難しいので、いきなりやってはいけない。まずは反復リーディングで英文と英単語、英熟語がかなり頭に入れておき、その後から徐々にリスニングを取り入れる。耳だけで聴くのは難しいので、最初の方は黙読リーディングをしながら、耳でリスニングをするというのをやってもらいたい。これによって目と耳から英文をドタマに叩き込むことができる。
参考までにリーディングとリスニングの勉強法についても、過去動画できっちりゼロから解説しているのでこちらも一緒に見ていってくれ。
4.シャドウイング
最後にシャドウイングをしよう。とはいえ、ここに来た段階で黙読リーディング&リスニングがまったく問題なくついていける水準まで仕上げてからスタートしてくれ。その前に無理に始めても、口を動かすのに必死になって肝心の内容は1ミリも入らないから時間の無駄になる。シャドウイングに限らず、英語学習は自分が今見たり聞いたり話したりしている内容がちゃんと意味を理解してる状態じゃないとカスほど伸びないということを理解しておいてくれ。
シャドウイングについてはこれ以上話すとクソ長くなるので過去動画で見ておいて。
速読速聴英単語・アプリの使い方解説
最後に速読速聴英単語シリーズのアプリについて解説をしよう。どんなアプリかというと、スマホ向けに配信されている「mikan」という名称。英単語を知っていたら右へ、知らなかったら左へカードをめくる。これをすると、自分が覚えられていない英単語だけが繰り返し表示されるので効率よく覚えられる。そして勉強後に4択テストを実施して定着度を高められる。アプリの学習データから「苦手な単語」だけを出題することで効率的に勉強できるようになってる。
…けど、オレからの結論として、このアプリは書籍の代わりにはならないと思っている。効果的な使い方としては書籍の効果をさらに高めるものと考えてくれ。まずアプリではテキストに書き込みをする開拓作業がやりにくい。本気を出して工夫すればできなくはないけど、やっぱり英語のテキストを使って勉強するなら書籍の方が使いやすい。さらに英単語の暗記は生きた文脈の中で、何度も何度も触れることで自然に覚えてしまうという状態が理想。英単語だけクイズみたいに切り取って出題されるものばかり解いても、実際の文脈でどう使われるのかの学びになりにくく無味乾燥な暗記は精神的苦行にもなりやすい。だからこのアプリは、すでに本書をボロボロになるまで使い倒した後に、それでも一部の覚えづらい単語を英単語帳クイズで力技で仕上げる、みたいな活用法になる。結論として、無理に買わなくても書籍でも十分だと思うしオレはそうした。
今回は以上だ。結論としてAdvanced1100を買い、4つのステップで勉強すれば英検1級レベルの英語力アップにつながるだろう。参考になれば幸い。
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