【挫折者の9割が努力不足】英語を失敗する人は全員、英語学習を舐めている

オレだ。

世の中を見渡してみると、あまりにも英語学習挫折者が多すぎるために、

「英語の勉強って本当に難しい！」

とそう思われている。そしてそれと同じくらい、

「海外に住めば英語は楽して身につく」

「英語は数ヶ月やれば、ある日突然ペラペラ話せる」

という舐めた認識も広がっていると思ってる。

「英語は難しい。若くて才能がある人しか成功しない」

「英語は簡単で短期間で手軽に身につく」

この両極端とも言える、英語学習についての勘違いが

日本でパンデミックが発生中って話なんだ。

オレは英語を多読することで、独学で英語力を身に着けた。

TOEIC985点、英検1級を取得。

米国の大学に会計学専攻で留学し、複数の外資系企業で英語を使って働いていた。

今も英語教育ビジネス、英語ビジネスジャーナリストという仕事をしている。

今回の記事は、テキトーにググって出てきたいい加減な情報じゃない。

フワッとした個人の感想ではなく、

データを出しながらキッチリ論理的に話をしていくので説得力があるはずだ。

そして、あなたが今回の話を理解することで、英語学習の挫折を追い出すことができる。

そういう意味でこの記事は読む価値があるんじゃねえかな。

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「私はいつになったら英語ができるようになるの？」
「こんなに頑張っているのに、まだできないなんて…」

そう嘆いているあなたの気持ちはハゲるほど分かる。
オレもそうだった。

あなたを英語ペラペラにするのは、語学留学や英会話スクールではなく、

「英語多読」だ。
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大半の学習者は英語の努力の基準値を間違っている

「公認会計士とか、弁護士になるためには大量の努力を長期間続けることが必要」

このことは誰もが知ってる事実だよな？

また、東大に合格するためには、

「テキストの内容を音声化したものを、家事の合間に聞き流すだけでOK」

「東大生に混じって授業を受けるだけで自然に合格する力が付く」

といった、お花畑でスキップ状態のことは誰も言わない。

地味でコツコツ長期間努力を積み上げることしか、

試験には突破できないって誰もが分かってる。

だけど、英語学習については、勘違いする人が日本人の内ざっくり3億人くらいはいるって話だ。

「聞き流すだけで自然に口から英語が出てくる」

「語学留学や、海外インターンで海外に住むだけで努力せずに英語が身につく」

「赤ちゃんが言葉を覚えるように、文法や単語帳を捨ててとにかく絵本を多読すればOK」

このようなデタラメばかりが並べ立てられ、

「おお！　そうだったのか！」

と目を輝かせて勘違いした学習者に、

まったく力がつかない、ゴミのような無価値な教材を

売りつけようとする業者がワンサカいるんだ。

大手コンビニの底上げ弁当レベルに英語教材の肝心の中身がスッカスカでも、

広告とコピーライティングの力を使えば、ゴリ押しでも売れてしまうのが、

このクソッタレな世の中だ。

誇大広告と誇張表現を重ねて、荒稼ぎした結果、

景品表示法違反でしょっぴかれている、悪質な業者もできているみたいだけどなｗ

「努力しないでOK」

「短期間でサクッと身につく」

「辞書や文法書はいらない」

「基礎とかリーディングじゃなくて、英会話実践訓練が大事」

日本人英語学習者は、このような

「英語は手軽に短期間で手に入る」という

耳障りのいいキレイゴト100%な

フレーズを聞かされすぎた。

結果的に勘違いした人が爆増したって話なんだ。

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「こんなに頑張っているのに、まだできないなんて…」

そう嘆いているあなたの気持ちはハゲるほど分かる。
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英語力がつかない、お手軽な学習メソッドほど売れる闇

ぶっちゃけ、英語力がつかない英語学習法ほど、世の中でウケる闇があるんだ。

そらそうだよな、気持ちはわかる。

本音ではみんな本当は

地味な努力なんてしたくないんだ。

楽しくない地味なことなんてやりたくないよな？

面倒なことなんて大嫌い。言っておくがオレも同じだよ。

英語学習だって、できるだけ楽しいことだけやって

辛いことは何もやらずに、それでいてあっという間に

身につけられるならそうしたいと思うのが人間心理だ。

だけどな、そんな方法なんてないんだよ。それが現実だ。

YouTubeとかブログで

「ネイティブの赤ちゃんが身につけるプロセスで英語を学ぼう」

「辞書無しで絵本を使って英語多読で成功する」

「とにかく海外に行けば英語が身につかないわけがない」

みたいな努力を感じさせず、お手軽さ全開ゴリゴリでプッシュする

記事や動画に大量に称賛のコメントがついているのをみる。

「自分はこれまで間違った学習法をやってました！」

「昭和のスポ根は時代遅れ！　やっぱり楽しくないとダメですよね！」

「ネイティブは文法を学ばなくても喋れてるよね」

こんな感じ。ハッキリ言う。それマーケティングに騙されてるだけだ。

＜参考＞ちなみに海外に住んでも英語力伸びないって話と、絵本を100億時間多読してもムダって話はこれを見てくれ。

↓

「海外にいけば使わざるを得ないでしょ？」と語学留学いっても英語力は伸びません

2018年11月15日

【みんな間違いすぎ！】間違った英語多読をやると、ムダに金と時間を失うって話【絵本は効果なし】

2019年5月10日

【初心者向け】「英語多読の教材」としてスマホアプリや絵本で乱読リーディングをしてもカスほど効果がない理由【デメリットも語る】

2020年3月30日

…オイ、もういい加減目を覚ましてくれ。

これまでの人生でできなかったことができるようになるには、

全部じゃなくても部分的には地味で単調な努力は絶対に避けられない。

誰しもどんな取り組みでも、

やりたくないこともやらないといけない瞬間はあるんだ。これが現実。

ベートーヴェンやモーツァルトのピアノ・ソナタに憧れてピアノを始めた人も、

上達したければ、指を動かす練習であるハノンをやらないといけない。

幻想即興曲や、フランツ・リストの超絶技巧練習曲を地味な訓練なしで弾けることはありえない。

野球がうまくなりたければ、バットを振るだけじゃなくて

苦しいランニングもしないとダメだ。

体力を付けて、体を絞るには筋トレが必要だけど、

重量のあるダンベルをブチ上げる努力は必須だよな。

英語力を身に着けるのもこれと同じで、

最初から最後まで徹頭徹尾、

楽で面白いと感じる道だけを歩める、と考える方がおかしいんだよな。

「キラキラしてて楽しい海外生活を送って自然に英語力を手に入れる」

「辞書を使わず、文法を意識せずにとにかくたくさん英会話しよう」

こういった美辞麗句は、商品サービスを売る以外に使われることはない。

英語力がほしければ、舐めてかからないでくれ。

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英語を特別視する日本人学習者

世の中に東大合格とか、公認会計士試験とか、司法試験をなめる人はいない。

弁護士を目指したり、東大に合格するには

勉強の時間を積み上げる必要があることはみんな知っていることなんだ。

でもな、広告に騙されて英語学習になると、

途端になめて掛かる人が多い。いや多すぎる。

現役東大生の見積りによると、東大合格にかかる時間は4,400時間くらいはかかるらしい。

一日4時間勉強した場合、1年で1,460時間だから3年ちょっとかかる計算になる。

公認会計士試験は、3,500時間ほど。東大合格ほどじゃないけど、途方も無い勉強量が必須となるんだ。

司法試験は1万時間、ここまでいくとヤバいとわかるｗ

そして米国国務省の機関・FSIが出したデータによると、

英語取得にかかる時間は3,000-4,000時間と言われている。

ちなみにオレはこの数字には懐疑的で、効率的な勉強法をして、

まったくのムダな努力をしなければもっと時間の短縮は可能だと思ってる。

それでも、時間はかかるぞ？

オレの英語多読の受講生さんは、1-2年間くらいで学習過程を終えているので、

英語学習にはまとまった時間がかかるのは間違いないんだ。

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英語は簡単だけど、時間がかかるワケ

英語学習は「取得するのに年単位の努力が必要」という点で

公認会計士や弁護士試験、東大受験と共通しているけど、

それらとは本質的に違う点がある。

ズバリ、難易度だ。

東大受験や難関資格は1問1問が難しい。けど、英語は1つ1つは非常に簡単なんだ。

「apple=りんご」という具合に、英単語の暗記は子供でもできる。

英文法の理解に、高いIQを必要とする箇所はない。

英語は1つ1つはメチャメチャ簡単なんだけど、

それが膨大な分量をこなす必要があるから、どうしても時間がかかるんだ。

「英語学習は取得に時間がかかる。理由は分量が多いからで、決して難しいわけではない」

というのをしっかり頭に入れてもらいたい。

簡単な暗記と理解をたくさんこなすには、時間をかければいいだけ。

それを難しくしているのが、「英語学習を舐めてかかる」という態度なんだ。

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英語の成功者は全員努力している

あなたの知っている人の中に、英語を使えるようになった人たちがいるはずだ。

そうした人たちは、あまり泥臭いことは語ろうとしない。

そらそうだ。みんなすました顔をしてスマートに成功した自分を演出したいもんなｗ

けど、オレは現実を知っているし、ウソを言わない。

当たり前のことだけど、今英語を使えるようになった全員が努力しているし、

一時的には辛い期間も通り抜けた。

成功者と挫折者の違いは、そこで諦めたかどうかんなんだ。

オレはオンラインで英語多読を教えているけど、受講生さんの中で

英語力を身に着けた人はみんな同じようなことを言っている。

「辛い時もあったけど、途中からぐんぐん力がついてくるのが実感できてからはすごく楽しくなった」

「やる前は半信半疑だったけど、本当に自分が外資系企業で外国人とビジネス会話をしているのが信じられない」

といったような嬉しいお声をもらってる。

あなたが「合格体験記」とか「成功者インタビュー」とかで見るのは

成功した後の姿だけなんだ。

けど、オレは直接彼らを指導する立場だから、

困難を乗り越える途中も全部知ってる。

みんな普通の人が挫折するところを乗り越えているんだ。

でも、歯を食いしばって耐える、というより「最初から受け入れている」という感覚だな。

もう、英語についての幻想を捨ててくれ。

楽しいだけ、楽なだけの一切負荷がかからない努力で成果なんて出るわけがないんだ。

筋トレをして筋肉を付けたいなら、重いものを持たないといけないし、

苦しさを感じる瞬間もあるのが普通なんだ。

負荷をかけるからこそ、筋肉は成長する。外国語もそれは変わらない。

「楽して短期間で英語を身につける」

と望むのは、負荷をかけずにマッチョを目指すようなものなんだ。

もちろん、ムダな努力をする必要はない。

オレも受講生さんにムダな努力や作業をさせないように指導している。

けどな、最初から最後まで

まったく努力をしたくないなら、

英語なんてはじめからやめとけ。

その方が絶対に幸せになれる。

よしんば手を出して思い通りに行かず、自分の心を傷つけることになるからな。

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英語学習を舐めなければ勝てる

英語学習に挫折する人がこんなにも多い理由は、舐めてかかるからだとオレは言った。

ということは、舐めてかからず、

最初から長期戦のつもりで勝負すれば勝てるということなんだ。

それは、オレ自身が数多くの受講生さんを指導してきた実績からも断言していいと思ってる。

あなたが英語力が身につかずに挫折してきたなら答えは簡単、

広告では「英語はすぐペラペラになる」というウソっぱちを真に受けたために、

「英会話実践訓練」という成果につながらない努力を延々として来たか、

もしくはシンプルに努力が足りなさすぎるだけ。

「英語は簡単、でも分量が多いから舐めてかからず長期戦でコツコツ挑む」

この思考で挑めば誰だって英語力は身につく。

広告に騙されてきた人が少しでも減ればと願って、この記事を書いた。

あなたの目が覚めたら幸いだ。