努力しても英語力が伸びない学習者がやりがちな行動4選【改善方法も教える】

オレだ。

英語多読のオンラインスクールで受講生さんを100万人くらい見てきて、

「この人、この行動をやめないと絶対にそれ以上伸びないな」

みたいな感じで、伸びない人がやりがちな行動がはっきりとわかってきた。

オレはこれまで、たくさん英語学習者さんを指導してきたおかげで、

今では伸びる人、伸びない人は彼らの行動を見たらすぐ分かるようになった。

今回は伸びない人がやりがちな行動を紹介したい。

オレは英語を多読することで、独学で英語力を身に着けた。

TOEIC985点、英検1級を取得。

米国の大学に会計学専攻で留学し、複数の外資系企業で英語を使って働いていた。

今も英語教育ビジネス、英語ビジネスジャーナリストという仕事をしている。

この記事は実際に英語学習者をそれなりの数、指導してきたオレ自身が

実際に伸びる人、伸びない人を自分の目で見てきた一次情報のオンパレードだ。

・これらの行動に当てはまる人が伸びない論理的な理由

・当てはまってしまった人はどうすれば改善できるのか？

こうしたことをすべて語っていく。さらに、

・英語力の伸び悩みで「自分の何が悪いのか？」と原因を知りたい

・少しでも英語力が伸びるヒントを得たい。

あなたがこれに当てはまるなら、

必ず心に残る話があるので、必ず最後まで見てほしい。

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そう嘆いているあなたの気持ちはハゲるほど分かる。
オレもそうだった。

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報連相の「相」しかしない人

オレの考え方としては、英語とビジネスで

成功する要素はかなり共通点が多いと思っているんだ。

・長期的に取り組む姿勢

・短期的な結果を求めすぎない

・感情ではなく論理的な思考が重要

・生まれ持った才能より、勉強して知識を付ける方が有利

こんな感じでカマキリとバッタくらい似てる。

だから、「英語ができる人は、ビジネスもできる」と思ってる。

そしてビジネスの世界には「報告・連絡・相談」という

小学校の必修科目になってるコミュニケーション術があるわけだけど、

伸びない英語学習者ほど

「報・連・相」の内、「相談」

しかできない人が多いと感じてる。

どういうことかというと、勉強をする上で困った時に

「ここうまくいかないですが、どうやったらいいでしょうか？」

と学習相談をしてくれるんだ。

わからないことをきちんと聞いてくれるのは、

オレも頼られて嬉しいと感じるし、

精一杯フォローをさせてもらってる。

オンラインスクールの受講生さんは、とっくにご存知だと思うけど、

毎回質問には長文でしっかり返しているし、

時には動画化して講義にして回答することもある。

けど、問題はその後でこちらが返信を出した後なんだ。

こちらが返事を出して、その後うまくいったかどうかサッパリわからない。

こちらが心配になって「生きてる？」って聞きたいのを我慢して、

「その後、大丈夫でした？」と尋ねることもあるけどそれでも返事がない。

何ヶ月してこちらが完全に忘れてしまった頃に、

ほとんど同じ内容の質問をまた送ってきて

そこで初めて

「ああ、うまくいかなかったのか」

って明らかになる人もいるんだ。

勘違いしないでほしいのは、オレは別に

「お礼の返事をよこせ。　感謝の印にとらやの羊羹を冷凍便で送ってこい」

と言っているわけじゃないぞｗ

そら、お礼を言われたら嬉しいけど、強要なんてしない。

相手はお金を払っているお客様だし、

基本的に人に考えを押し付けるのは好きじゃないからな。好きにしてくれ。

オレは仕事として英語を教える立場なんで、

分かるまで何回でも質問してくれればいい。

だけどあえて厳しい事を言う。

自分が困った時だけ質問をして

後は知らんぷり…。

これは非常に自己中だと思うし、

シンプルにそういう行動を

する人は英語力が伸びない。

ビジネスの職場で想像してくれ。

あなたが上司で、部下が問題が発生していると相談して来たとしよう。

質問に答えた後、

部下が何も言わずに連絡が

途絶えたらどう感じるだろうか？

心配になって様子を見に行ったら、

部下はわからないままその場に立ち尽くして300年が経過していたり、

勘違いしたイケてないやり方で、せっせと穴をほってひたすら穴を埋める

みたいなムダな仕事をしていたりするよな？

逆に伸びる学習者ほど、質問をしてくれた後に、

「おかげでうまくいきました！」とか

「こうやってみたのですが、やっぱりうまくいきませんでした…」

と報告の連絡をくれるんだ。

状況を教えてくれれば、こちらもうまくいった人には

「おう、よかったな！」っていうし、

うまく行かなかった人にも、

「それはこれが原因では？」とか

「その後、悩みを解決につながりそうな動画を撮った。よかったら見てもらえる？」

こんな感じで相手の状況を把握して

追加アドバイスができるんだ。

困った時には頼ってくれればいい。

だけど、自分が満足したら後は知らんぷりというのは

「自分勝手」と思われて信用を失うし、

勘違いしたまま進めてシンプルに英語学習上で損をすると思うよ。

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複数の学習法を掛け持ち学習する人

オレは英語多読を教えていて、

「英語多読やるなら、他の学習法は見ずとにかく多読に集中して」

と伝えてる。

だけど、受講生さんの中にはとにかく浮気が大好きな人がいて、

入会して「まずは速読英単語を開拓しましょう」と言っているのに、

「英語日記が効果があると聞き、それもはじめました」とか

「英会話のオンラインスクールも安かったので、入会して併用しています」という具合なんだ。

「この人は日本中にある英語スクールを受講をコンプリートするのが目的のポケモンマスターなのか？」

と思わされる人がたまにいる。

こちらのカリキュラムを全課程終えて、

成果が出てその上で暇だからやってみるとか、

自分は英語力が身につかなくても構わない。

あくまで言語研究者として、色んな学習メソッドを

ひたすら研究することそのものが娯楽であり、目的だというなら好きにしてくれ。

でも、ぶっちゃけ、

英語多読を頑張る人の99%は

「英語力を伸ばす」が目的だろう。

それなら浮気して色々なスクールに手を出すと伸びないのでおすすめしない。

また、英語多読のカリキュラムはやることが多いので、

やり始めたらほとんどの人は忙しくて多読学習にかかりきりになるはず。

それなのに初期の段階から、あれこれと浮気してしまうのは

要するにそこまで覚悟と真剣さが足りないということ。

間違いなく成功しない理由が2つある。

1つ目は人の時間には限りがあるということ。

世の中の9割以上の人は毎日、忙しく生きてるはず。

英語学習に持っている時間のすべてをつぎ込めたら理想的だけど、

このブログのほとんどの読者は仕事や家庭がメインで、

なんとか空き時間を作り出して頑張ってるというのが現実の話。

ただでさえ時間制限が厳しいのに、

あれこれ手を出すとどれも中途半端になって

結局どれも身につかなくなるだろう。

もう1つは英語学習の流派を浮気すると、それぞれが足を引っ張るということ。

黒坂の英語学習メソッドは、リーディングをする時間が9割を占める。

だけど、英会話実践訓練を重視するスクールに入ると、

今度は英会話の練習が9割を占めることになる。

黒坂は「もっとリーディングをしろ」と言っているのに、

他のスクールからは「もっと会話しましょう」と言われてしまう。

結局、あなたはどちらを

優先させるべきかがわからなくなり、

失敗するというパターンになる。

これは中学生や高校生の恋愛で考えると分かると思うんだけど、

本気の人は一人の異性に持っているすべてを注ぎ込んで恋愛をするから、

複数の人とデートはできないってことと同じ。

英語学習も恋愛も浮気はいかんぜ？

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文句しか言わない人

そして世の中には口を開けば、ひたすら文句しか言わない人がいる。

英語学習者の中にも「YouTube動画の解説がわかりにくい」とか

「教え方が悪い」とかクレームばかりを付ける人がいる。

黒坂は基本的に、ダメな部分を指摘してくれる意見はウェルカム。

顔面真っ赤にして反論とかするつもりはないし、

ダメだったお詫びと、教えてくれたお礼は必ず相手に伝えるようにしてる。

だけど、中には

「この人イチャモンを付けてくるのが目的じゃないの？　クレーマーレベル99のカンスト状態でワロタｗ」

と思うレベルの人もいる。

実際にいたのは、英語多読のオンラインスクールで

「動画講座で漢字の読み間違いをしていますよ。プロとして恥ずかしくないのですか？」

と指摘された。すげー焦って動画の内容をチェックしたけど、別に読み方は間違ってはいなかった。

その漢字は複数の読み方があるんだ。

国語辞典にも複数の読み方が載っている事実を、その人にやんわりと伝えたんだ。

「でも、普通こっちの読み方をしますよね？　間違っていることを素直に認めて下さい！」

と相手はそれでも引かなかったんだ。

あまりにしつこく言われるので、

「いえ、どちらかといえばこの読み方が一般的に使われている場面が多いですよ」

といったデータまで探して相手に出すことに発展した。

正しいものを、「間違っていました」とは言えないからな。オレウソつけないんだ。

その人はその後も何かとクレームが続き、

「サイトの色使いが嫌。男性は色に無頓着だから困る」とか

「声が不快」とか、こちらが対応のしようがないクレームがとにかくしつこかった。

特に「男性はこれだからダメなんだ」みたいな

全日本セクハラ防止委員会会長が激怒するレベルの発言はヤメトケ。

蝶ネクタイ型ボイスチェンジャーとか持ってないんで、

声がキモいと言われたらオレ生まれ変わるしかないじゃんｗ

もうこの人とは関わってもお互いに不幸になるなと思って、

「返金するからもう二度と連絡しないで」

と伝えたら、

「すいません、日常のイライラをぶつけてしまいました」

と相手はメチャメチャ焦ってお詫び、

その後は穏やかになった。

クレーマーの人が

なぜ成功しないかというと、

何を見ても悪い点しか

クローズアップされないということ。

物事には必ずいい面も悪い面もある。

唐揚げが好きな人は多いけど、

「でもカロリー高いよね？　鶏の命を奪っているよね？」

とかネガティブな面に目が行く人がいる。

でも別に間違いとは思わない。

要するにすべての物事には

色んな見方ができるってこと。

英語の勉強をしていても1ヶ月で英単語を1000語覚えたら、

「先月より大きく成長できてよかった！」という喜ぶ人もいるし、

「まだたったのこれだけ？いつになったら終わるのか…鬱だしのう」

と不満げな人もいる。

その人がどう感じるか自由だけど、

長丁場で努力をし続ける

英語学習をする場合は、

ポジティブに続ける方が

成功率が高いと思う。

悪いことを言い始めたらきりがない。

ずーっと不満ばかり言ってる人の末路がどうなるかを見たければ、

新橋駅前の飲み屋で会社や同僚の愚痴を100万年言い続けているオッサンを定点観測して、

彼らが成功しているかどうかを見れば、答えは出ているんじゃねえかな。

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イライラをテキストや講師にぶつける人

そして最後はイライラをテキストや講師にぶつける人。ぶっちゃけ、これは一番ダメ。

あまり軽々しく100%という言葉は使いたくないけど、

このタイプは100%成功しないし、

厳しいことをいえばむしろそんな人は成功してはいけないとすら思ってる。

過去に実際にいた人はその人が英語力の伸び悩みで、

イライラして使っている英文法書を放り投げ、

破けてセロテープだらけになってしまいましたという連絡をくれた人がいた。

はっきりいって意味不明すぎた。

まず、その連絡を時間をかけて

黒坂に伝える意味がわからないし、

キレてものにぶつけるという

思考がわからない。

うちの5歳の子供でも、保育園では自制心もって大人しくしているのに、

40過ぎた大人がイライラして物にあたるというのは、

ダサすぎワロタとしか言いようがない。

もちろん、英語力の伸び悩みで

イライラするというのはよく分かる。

けど、正直こういう胎児の頃から1つもレベルアップしなかった人とは

関わり合いになりたくない。

英語テキストは自分に英語力を授けてくれ、

人生を変えてくれるありがたい存在のはず。

本を書く人は

「これを読んだ人が英語力を

身に着きますように」

というアツい願いを込めてる。

黒坂は人生を変えてくれた、野口悠紀雄さんの

「超勉強法」の本は何度も抱いて寝たことがあるくらい尊敬してる。

そんなありがたい存在をリスペクトするどころか、

放り投げてボロボロにするなんて本当に信じられない。

英語学習の書籍を書いている立場の黒坂に対して、

悪びれることなくそんな話をしてくる無神経さもありえない。

同じボロボロにするなら、

投げつけるのではなく、

一生懸命使い倒して

ボロボロになぜしないのかと思うわ。

人生を救ってくれた相手に恩を仇で返す人がいたら、

「かわいそうに、この人はエクソシストに憑依されて頭が狂ってる」

という認識をするのが普通だと思うので、物にあたるのは止めておけ。

メチャメチャ厳しいことを言ったけど、

世の中には色んな人がいる。

「英語力がほしい」

と切なる願いはみんな同じなので

できるだけ伸ばす

手伝いはしたいと思う。

だけど、学習者にも作法は存在するので、今回紹介したイケてない行動をしているなら

今すぐ改善することを強くおすすめする。